三井化学 アクリルアマイドを値上げ、来年1月から実施

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2020年12月28日

 三井化学はこのほど、アクリルアマイド(固形換算)を来年1月15日出荷分から「16円/kg以上」値上げすると発表した。

 現在、同製品の原料であるアクリロニトリル価格の上昇に加え、副資材や用役費のコストアップ、物流費の値上がりが顕著となっている。同社としてはあらゆるコストダウンに取り組んでいるものの、自助努力だけではコスト上昇分を吸収することが困難と判断し、今回の価格改定実施を決めた。

クラレ PVA繊維2製品を値上げ、採算改善を図る

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2020年12月25日

 クラレは24日、ポリビニルアルコール(PVA)繊維である「ビニロン」と「クラロン K-Ⅱ」を、来年1月1日出荷分から国内外とも値上げすると発表した。改定幅は、現行価格から「10~20%アップ」。

 人手不足やコンテナ不足による物流費の高騰や、設備の維持・更新費用の増加などに伴い、製造コストが上昇しており、今後もこの傾向が続くと見込まれる。こうした中、同社は、これまで採算改善に取り組んできたが、これらのコスト上昇は自助努力による吸収の範囲を超えるものとなっており、安定供給を維持するために、今回の価格改定の実施を決定した。

旭化成 アクリル樹脂を1月15日出荷分から値上げ

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2020年12月25日

 旭化成は24日、アクリル樹脂を1月15日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、アクリル樹脂「デルペット」「デルパウダ」全品種で、改定幅は「30円/kg」。

 慢性的な人手不足を背景とした物流費高騰、老朽化設備の維持・更新費上昇に加え、化学品管理・環境規制強化に対応するためのコスト増などにより、事業遂行に必要な費用が増大している。こうした中、同社は、効率化や合理化に取り組んできたものの、これらのコスト増加は自助努力で吸収できる範囲を大きく超えており、顧客ニーズに応える研究開発や安定供給、事業継続のために今回の価格改定が不可避であると判断した。

塩ビ樹脂 1月のインド向け輸出は150ドル上昇

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2020年12月24日

世界的に需給タイト継続、玉確保の動きが強まる

 塩ビ樹脂(PVC)の1月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比140~150ドル高のCFR1450~1460ドル/t、中国・その他向けも同60ドル高の1160ドル/tで決着した。

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