財務省 3Qの国産ナフサは3万200円/klと大幅上昇

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2020年10月30日

 コロナ禍も緩やかな市場回復受け、4Q一段高に

 財務省が29日に発表した貿易統計によると、3Q(7-9月期)の国産ナフサ価格は3万200円/klとなり3万円台を回復、2Q(4-6月期)の2万5000円から5200円高と大きく上昇した。

 新型コロナウイルスの世界的な感染症拡大により、世界経済の減速感が強まる中、3月上旬、原油価格は、ロシアを含めたOPECプラスによる協調減産協議が決裂したことで暴落。WTIは一気に下落基調となり、

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三菱ケミカル アクリル酸エチルを値上げ 物流費などが上昇

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2020年10月27日

 三菱ケミカルは26日、アクリル酸エチルについて価格改定を実施することとし取引先との交渉を開始したと発表した。改定幅は「10円/kg以上」で、改定時期は11月2日出荷分からとなっている。

 同製品の供給に関連する物流費などの販売関連費用が上昇している。こうした中、同社は継続的なコスト削減に努めてきたが、これらのコスト上昇分を自助努力で吸収することは極めて困難と判断し、今回の価格改定を決定した。

 

アジア石化市況 エチレンは3週連続で同水準に

2020年10月27日

ブタジエンは上昇基調、芳香族は3製品とも反発

 アジア地域の10月第2週の石化市況では、エチレンは下値上値ともステイの850~890ドル/tでの取引となった。中国の国慶節休暇が明けたばかりでもあり、前週に引き続き市場に大きな動きが見られなかった。ただ、市場にはこれまでのタイト感が解消してくるとの見方が出始めている。各社の定修が明けてくることに加え、域外品の流入が想定されていることが背景にある。

 スプレッドは

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