アジア石化市況 エチレン下落に歯止めかからず

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2019年11月12日

芳香族は3製品とも下落、SMも900ドル/t割れに

 アジア地域の10月第3週の石化市況では、エチレンは下落傾向に歯止めがかからず、下値が50ドル/t安、上値が30ドル/t安と650~720ドル/tでの取引となった。これで5週続落となり、底値が見えない状況となっている。

 アジア地域で大型設備の稼働により供給が増加する中、中国経済の停滞から誘導品需要が低迷。需給バランスの悪化が意識され、需要家の様子見状態が続いていることが背景にある。

 スプレッドも、ナフサが

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JXTGエネルギー 11月のベンゼンACPは645ドルに

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2019年11月5日

 JXTGエネルギーは1日、11月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を645ドル/tで決着したと発表した。

 10月のアジア域内ベンゼン市況は、米国ベンゼン需給の緩和・市況低迷に連動して下落。こうした市場環境を反映し、11月契約価格は前月比85ドル安で決着した。なお、国内価格換算想定値は、75.4円/kg。

アジア石化市況 エチレンは4週続落の700ドル

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2019年11月5日

ベンゼンも下落基調、キシレンは3週ぶりに反発

 アジア地域の10月第2週の石化市況では、エチレンは下値、上値とも50ドル/t安と大幅に下落し、700~750ドル/tでの取引となった。これで4週続落となったが、その間で170ドル/tも下落したことになる。

 その要因として、アジア地域で大型設備が立ち上がり供給過剰による先安観が強まっていることや、国慶節休暇明けの中国需要が盛り上がらず在庫消化が遅れていることが挙げられる。スプレッドも、

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財務省 第3四半期の国産ナフサは4万200円、前期から大幅安

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2019年10月31日

 財務省が30日に発表した貿易統計によると、今年第3四半期(7-9月期)の国産ナフサ価格は4万200円/klとなり、2四半期ぶりに下落。前期(4-6月期)比で5000円を超える大幅安となった。ドルベースでは513.83ドル/t(同56.37ドル安)、平均為替レートは107.3円/ドルと、同3.1円/ドル円高に振れた。

 今年の国産ナフサ価格を月別に見ると、1月は4万2100円/klと、前年12月から8000円強急落する形で始まり、一段安となった

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塩ビ樹脂 11月のインド向け輸出は40ドル安に

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2019年10月31日

需要は堅調、域外品の流入で需給バランスが緩む

 塩ビ樹脂(PVC)の11月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比40ドル/t安のCFR920ドル/t、中国・その他向けが同30ドル/t安の830ドル/tで決着した。インド向けは3カ月ぶりに下落し、中国向けは2カ月連続で下落基調となっている。

 台湾大手メーカーも、インド向け

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