三菱ケミカルG 無延伸共押出し多層フィルムなど値上げ

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2024年5月23日

 三菱ケミカルグループは22日、無延伸共押出し多層フィルム「ダイアミロンM」「ダイアミロンMF」、無延伸ナイロンフィルム「ダイアミロンC」を6月21日から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「現行価格に対し8%以上」。

 原材料価格のさらなる高騰に加え、物流費、副資材費などの諸経費も上昇しており、同社グループの事業収益を大きく圧迫している。こうした環境下、継続的なコスト削減に取り組んできたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、価格改定の実施を決めた。

 

旭化成 中計進捗、マテリアル環境変化で業績悪化

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2024年5月22日

石化の構造転換を前倒し、AN事業も改革が急務

 旭化成は20日、経営説明会を開催し、中期経営計画(2022~2024年度)の進捗状況について工藤幸四郎社長が説明した。

工藤社長

 中計策定時から経営環境が大きく変化し、全社の営業利益は中計目標に対して未達となっている。特に

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DIC フェノール樹脂と尿素メラミン樹脂を値上げ

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2024年5月22日

 DICは21日、子会社であるDIC北日本ポリマが、フェノール樹脂および尿素メラミン樹脂製品について、6月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、「フェノライト」「プライセット」シリーズで、改定幅は製品ごとに個別で設定し、顧客には個別で案内する。

 当該製品は2022年3月に価格改定を実施したが、その後も原料価格は高値圏で推移し、今春には原料であるフェノールを中心に上昇が続く。加えて「物流2024年問題」に伴い、配送、付帯作業、保管などのコストや、製造に関わる設備修繕費、労務費などのコストも増加している。

 同社は、コスト削減施策を講じ自助努力を続けてきたが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るために、価格改定が避けられないと判断した。

アジア石化市況 エチレン上値重く5週ぶりの下落

2024年5月21日

芳香族3製品は反落、前週上昇の反動で調整局面

 アジア地域の4月第2週の石化市況では、エチレンは前週比10ドル安の915ドル/tで取引された。4月初旬の中国の連休が明けても需要に力強さがなく、5週ぶりの下落となっている。スプレッドは12ドル縮小の209ドルに悪化。定修明けに

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