アジア石化市況 エチレン880ドルと前週並み

2022年12月13日

ベンゼン軟化継続、スチレンモノマーは大幅安に

 アジア地域の10月第4週の石化市況では、エチレンは前週並みの880ドル/tで取引された。MTO(メタノールt0オレフィン)設備が稼働調整に入ったことから、10月1週の835ドルを底に反転しており、前週まで45ドルの上昇となっていた。しかし、誘導品の需要が弱含んでいることもあり、ここにきて頭打ちとなっている。

 ナフサとのスプレッドも

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

米国PE輸出 9月は7ヵ月ぶりに90万t割れ

2022年12月9日

前年比はプラス基調を継続、中国向けは大幅増に

 貿易統計によると、米国の9月のポリエチレン(PE)輸出は、前年同月比27.8%増の87万4000tとなり、8ヵ月連続でプラスを継続した。ただ、前月までの勢いが弱まっており、7ヵ月ぶりに90万tを割り込んでいる。コロナ禍による物流の混乱が解消され、米国PEメーカーは世界各国に向けて輸出する動きを強めている。

 こうした中、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

塩ビ 12月のインド向け輸出、前月比80ドル安

,

2022年12月8日

モンスーン期明けで需要回復も、供給増で先安観

 塩ビ樹脂(PVC)の12月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比80ドル安の770ドル/t、中国その他向けが同55ドル安の725ドル/tで決着した。インド向けが

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

UBE CPL11月の契約価格、前月並みで決着

,

2022年11月30日

スプレッド改善も、旧正月明けまで反転見込めず

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、11月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月並みの1750ドル/tで決着した。7月の2190ドルをピークに、8~10月の3ヵ月で440ドルも下落していたが、ここにきてようやく下げ止まっている。

 スプレッドについても、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

アジア石化市況 国慶節休暇明けでエチレン反転

2022年11月29日

ブタジエン900ドル割れ、アジア市場の需給悪化

 アジア地域の10月第2週の石化市況では、エチレンは前週比30ドル高の865ドル/tで取引された。9月第1週以来、6週ぶりに上昇している。誘導品需要は

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

アジア石化市況 エチレン続落でスプレッドが悪化

2022年11月24日

国慶節休暇が影響、芳香族は原油高で大幅な上昇

 アジア地域の10月第1週の石化市況では、エチレンは前週比45ドル安の835ドル/tで取引された。中国が国慶節休暇に入る中、域内の設備が定修明けで稼働を再開したことや、安価な域外品が流入していることもあり、下げ幅を広げている。

 ナフサとのスプレッドも

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

エチレンセンター 1-9月平均稼働率90%割れ

,

2022年11月17日

内需低迷で稼働調整、アジア向け輸出も大幅減少

 石油化学工業協会の統計によると、わが国エチレンセンターは、1-9月期の平均稼働率が89.5%となり、景況の判断基準となる90%を下回った。

 今年は各社の定修が重なる定修年に当たるため、稼働率や

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

アジア石化市況 エチレンは海外市況下落で一段安

2022年11月8日

芳香族3製品は原油高で上昇、SM四週ぶり下落

 アジア地域の9月第4週の石化市況では、エチレンは前週比50ドル安の915ドル/tで取引された。海外のエチレン市況が急落したことで、アジア市場に輸入玉が増加するとの見方が強まり、一段安となっている。ナフサとのスプレッドも59ドル縮小の239ドルに悪化した。センター各社の定修が明けてくることもあり、市場に先安感も出てきている。

 プロピレンは

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

塩ビ樹脂 11月のインド向け輸出価格、前月比百ドル安

,

2022年11月4日

安価な米国品の流入が影響、中国品在庫も重荷に

 塩ビ樹脂(PVC)の11月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比100ドル安の850ドル/t、中国その他向けが同30ドル安の780ドル/tで決着した。インド向けが800ドル台、中国向けが700ドル台になるのは、2020年7月以来となる。10月は、輸出環境の悪化から両地域とも大幅に輸出価格が下がっていたが、その流れが止まらず、11月もさらに一段安の結果となった。

 台湾大手メーカーも、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について