アジア石化市況 エチレン1000ドル台割れが目前

2022年8月2日

芳香族3製品は大幅反落、原油価格の急落が背景

 アジア地域の6月第3週の石化市況では、エチレンは前週比15ドル安の1005ドル/tでの取引となった。これで11週連続の下落となり、1000ドル割れが目前に迫っている。上海ロックダウン後も中国景気が回復せず、エチレン需要は低迷が続いている。ただ、スプレッドについては、

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塩ビ 8月インド向け輸出、前月比280ドル安

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2022年7月27日

2ヵ月連続で大幅下落、中国品攻勢が値下げ圧力

 塩ビ樹脂(PVC)の8月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比280ドル安の1050ドル/t、中国・その他向けは同190ドル安の930ドル/tとなり、前月に引き続き大幅安で決着した。台湾大手メーカーも、

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アジア石化市況 行動制限解除もエチレンは軟化

2022年7月26日

芳香族は上昇基調、ベンゼン誘導品の収益が悪化

 アジア地域の6月第2週の石化市況では、エチレンは前週比23ドル安の1020ドル/tでの取引となった。4月初旬の1375ドルをピークに、この10週間で350ドル以上も値が下がっている。ゼロコロナ政策により中国景気が悪化し、誘導品需要が低迷していることが背景。上海ロックダウンは解除されたものの、上流のエチレン需要の回復までには一定の時間がかかると見られる。スプレッドも

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UBE CPL7月の契約価格、前月並みで決着

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2022年7月22日

中国市況の下落が重荷、値下げ圧力で交渉が難航

 UBE(旧宇部興産)は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、7月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月並みの2190ドルで決着した。中国市況が弱含む中、ベンゼン市況も下落してきたことで値下げ圧力が強まったものの、粘り強く交渉したことによりステイで踏みとどまった。スプレッドについては、

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アジア石化市況 エチレン需要悪化でさらに下落 

2022年7月20日

芳香族三製品は続騰、SMスプレッドがマイナス 

  アジア地域の6月第1週の石化市況では、エチレンは前週比12ドル安の1043ドル/tでの取引となった。これで9週連続の下落となり、底打ちをする気配が見られていない。上海ロックダウンによる中国景気の悪化が石化製品の需要低迷につながっていることや、ナフサ価格が弱含んできたことが背景。各社のエチレンプラントの定修が明けてくることもあり、先安観が一段と強まっている。スプレッドは、

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アジア石化市況 エチレン2ヵ月間下落基調を継続

2022年7月12日

ベンゼンが世界的に高騰、SMのスプレッド圧縮

 アジア地域の5月第4週の石化市況では、エチレンは前週比20ドル安の1055ドル/tでの取引となった。4月以降、下落基調が続いており、2ヵ月間で300ドル以上も急落する結果となっている。上海ロックダウンが長期化した影響で中国市場の需給が悪化しており、底打ちが見えない状況だ。

  スプレッドについては、ナフサ価格が

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アジア石化市況 エチレンはスプレッドが大幅縮小

2022年7月5日

芳香族3製品は続騰、スチレンモノマーは弱含み

 アジア地域の5月第3週の石化市況では、エチレンは前週比73ドル安の1075ドル/tでの取引となった。これで7週連続の下落となり、約3ヵ月ぶりに1100ドルを下回っている。上海ロックダウンによる中国景気の悪化により、ポリエチレンをはじめ誘導品需要が冷え込んでいることが背景。ナフサとのスプレッドも

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アクリロニトリル アジア市況が軟化傾向を継続

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2022年7月4日

中国ロックダウンの影響拡大、誘導品需要が減少

 ABS樹脂やアクリル繊維の原料であるアクリロニトリル(AN)は、5月平均のアジア市況が1820ドル程度となっている。中国メーカーなどでは1700ドル台での取引も見られており、2000ドルを超える市況だった昨年から、上値が切り下がっている状況だ。

 2021年度は、

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ENEOS 7月のベンゼンACPは前月比15ドル安

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2022年7月4日

 ENEOSは1日、7月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を「1290ドル/t」で決着したと発表した。

  6月のアジアベンゼン市況は、アジア域内の複数の定修で供給が一段と絞られたことから、同月上旬に大幅に上昇したが、誘導品採算の悪化を背景に稼働調整が行われたことで月後半にかけて軟調に推移した。こうした市場環境を反映し、7月ACPは前月比15ドル/t安で決着した。

 なお国内価格換算想定値は、182.0円/kgとなる。