アジア石化市況 エチレン高値もスプレッド圧迫

2022年4月5日

ブタジエンは1100ドル回復、芳香族は強含みに

 アジア地域の2月第四週の石化市況では、エチレンは前週並みの1220ドル/tでの取引となった。原油・ナフサ高やエチレンセンター各社の減産などにより、前週までの4週間で270ドルも急騰していたことから、市場に一服感が見られている。ナフサとのスプレッドは

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ENEOS 4月のベンゼンACPは前月比95ドル高

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2022年4月4日

 ENEOSは1日、4月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を1195ドル/tで決着したと発表した。3月のアジアベンゼン市況は、原油価格に連動して乱高下したものの、後半にかけて底堅く推移した。こうした市場環境を反映し、4月ACPは前月比95ドル/t高で決着。1月以降、4ヵ月連続の上昇となった。

 なお国内価格換算想定値は、152.1円/kgとなる。

 

 

わが国エチレン輸出 昨年は68万t弱に減少

2022年3月31日

経済回復で内需が拡大、輸出割合も2年ぶり低下

 わが国の2021年(暦年)のエチレン輸出は、前年比4.4%減の67万9800tとなった。70万tを割り込むのは定修が多かった2018年(58万5800t)以来となる。

 昨年の国内エチレン生産は、

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アジア石化市況 エチレン1200ドル台を回復

2022年3月30日

ベンゼン軟化も、スチレンモノマーは上昇基調に

 アジア地域の2月第3週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル高の1220ドル/tでの取引となった。これで4週連続での上昇となり、2018年11月以降において、最高値を記録。ナフサとのスプレッドも

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宇部興産 CPLの3月契約価格、30ドル高で決着

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2022年3月28日

ベンゼン高でスプレッド悪化、先行きが不透明に

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、3月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比30ドル高の2150ドルで決着した。2ヵ月連続での値上げとなったが、

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アクリロニトリル アジア市況1800ドルに軟化

2022年3月24日

新設備稼働で供給増加も、需要の堅調さが下支え

 ABS樹脂やアクリル繊維の原料であるアクリロニトリル(AN)は、3月上旬のアジア市況が1800ドル程度となり、高水準を維持していた昨年から落ち着きつつある。中国市場において、設備トラブルの解消や新設備の稼働により、

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アジア石化市況 エチレン170ドル高と大幅上昇

2022年3月23日

スプレッドも300ドルを回復、芳香族は強含みに

 アジア地域の2月第2週の石化市況では、エチレンは前週比170ドル高の1185ドル/tでの取引となった。これで3週連続での上昇となり、10月末の水準(1190ドル)にまで一気に戻している。ナフサとのスプレッドも

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ウレタンMDI ポリメリック市況が上昇基調に

2022年3月16日

五輪明け需要回復を期待、良好な事業環境が継続

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、2月以降、断熱材などの用途で使用されるポリメリックの市況が上昇基調を強めている。

 2月下旬のスポット市況は

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アジア石化市況 エチレンは再びスプレッドが悪化

2022年3月15日

ナフサ高をカバーできず、芳香族は上昇基調継続

 アジア地域の2月第1週の石化市況では、エチレンは前週比10ドル高の1015ドル/tでの取引となり、2週連続で上昇した。ナフサ市況が強含んでいることでクラッカーの採算が大きく悪化。エチレンセンター各社が稼働を落とし始めたことで、需給バランスが引き締まりつつある。ただスプレッドは

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塩ビ 3月のインド向け輸出価格、4ヵ月ぶりに上昇

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2022年3月9日

市場に底打ち感、農業用パイプなどの需要が回復

 塩ビ樹脂(PVC)の3月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比90ドル高の1740ドル/t、中国その他向けは同50ドル高の1310ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、

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