宇部興産 CPLの9月契約価格、前月比30ドル安

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2021年10月4日

ベンゼン市況が軟化傾向、誘導品需要も弱含みに

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、9月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比30ドル安の2040ドル/tで決着した。前月まで4カ月連続でステイとなっていたが、2月以来7カ月ぶりの下落となっている。

 その背景として、高騰していた原料ベンゼンの市況が軟化してきたことや、アジア市場の需給バランスが緩和してきたことなどが挙げられる。

 スプレッドについては、

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ENEOS 10月のベンゼンACPは前月比5ドル高

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2021年10月4日

 ENEOSは1日、10月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を985ドル/tで決着したと発表した。

 9月のアジアベンゼン市況は、中旬にかけて中国のベンゼン在庫の低下と、原油価格の上昇を受けて、前月比堅調に推移。こうした市場環境を反映し、10月ACPは前月比5ドル/t高で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は、115.4円/kgとなる。

アクリロニトリル アジア市況は高値圏内で推移

2021年9月30日

誘導品需要が堅調さを維持、域外品の流入も減少

 ABS樹脂やアクリル繊維の原料であるアクリロニトリル(AN)は、アジア市況が2200ドル程度の高値圏内で推移している。大手メーカーの旭化成は第1四半期(4-6月期)の決算説明会の際に、第2四半期(7-9月期)の前提条件としてANを平均2100ドル、原料プロピレンとのスプレッドを同1100ドルとしたが、アジア市況は想定以上の水準で推移している状況だ。その背景として、世界経済の回復傾向が強まる中、誘導品の需要が堅調となっていることが挙げられる。中でもABS樹脂は、

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アジア石化市況 エチレン4週下落で940ドル

2021年9月28日

芳香族3製品は大幅安、原油・ナフサ安が背景に

 アジア地域の8月第3週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル安の940ドル/tでの取引となった。4週連続で下落基調が継続している。新規設備の立ち上げや停止していたプラントの再稼働により供給が増えてきたものの、誘導品需要に力強さが見られず、市場では静かな動きが続いている。スプレッドについては

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アジア石化市況 エチレンは先安観で3週連続下落

2021年9月22日

ベンゼンは前週並みに、スチレンモノマーは反発

 アジア地域の8月第2週の石化市況では、エチレンは前週比20ドル安の945ドル/tでの取引となった。これで3週連続の下落となっている。原油・ナフサ市況が弱含みとなっていることに加え、新規設備が立ち上がってきたことで供給増から市場に先安観が出ている。スプレッドについても

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ウレタンMDI スポット市況は高止まりで推移

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2021年9月16日

定修やトラブルで需給タイト、足元は軟化傾向に

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、アジア地域で大型プラントの定修が行われていたことに加え、欧米地域のトラブル要因などが重なったこともあり、市況が再び高値圏で推移している。

 足元の市況は、モノメリック2750ドル、ポリメリック2550ドルとなっており、6月上旬に比べモノメリックで350ドル程度、ポリメリックで450ドル程度も上昇している状況だ。ベンゼンとのスプレッドについても、

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アジア石化市況 エチレンは需要減で2週連続下落

2021年9月14日

ベンゼンは1000ドル割れ、SMも軟化傾向を継続

 アジア地域の8月第1週の石化市況では、エチレンは前週比20ドル安の965ドル/tでの取引となった。原油・ナフサ市況が下落する中、誘導品需要が弱含んだことで、2週連続の下落となっている。スプレッドは

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アジア石化市況 エチレンは5ドル安とやや軟化

2021年9月7日

ベンゼンは弱含み、スチレンモノマーも連れ安に

 アジア地域の7月第5週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル安の985ドル/tでの取引となった。ナフサ需要が堅調に推移する中、新規設備の立ち上げに加え、停止していた設備も再稼働の動きが見られたことから、ほぼ前週並みの動きとなっている。スプレッドは

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ENEOS 9月のベンゼンACPは前月比85ドル安

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2021年9月2日

 ENEOSは1日、9月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を980ドル/tで決着したと発表した。8月のアジアベンゼン市況は、原油価格の下落と北米向け輸出の低迷を受けて前月比低調に推移した。こうした市場環境を反映し、9月ACPは前月比85ドル/t安で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は、112.9円/kgとなる。

 

塩ビ樹脂 9月のインド向け輸出、1600ドル決着

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2021年9月1日

4カ月ぶりに反転、コンテナ不足で玉確保の動き

 塩ビ樹脂(PVC)の9月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比140~150ドル高のCFR1590~1600ドル/t、中国・その他向けは同60ドル高の1270ドル/tで決着した。台湾大手メーカーは、インド向け同80ドル高の1410ドル/t(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同60ドル高の1270ドル/t(同なし)で決着している。両地域ともこれまでと様相が一変し、4カ月ぶりに大きく反転する結果となった。

 PVCのアジア市場は、海外大手メーカーのトラブル解消により需給タイトが緩むとの見方が強まったことで、

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