アジア石化市況 エチレン4カ月ぶり900ドル/t割れ

2021年7月20日

ベンゼンは反発、スチレンモノマーは下落基調に

 アジア地域の6月第3週の石化市況では、エチレンは前週比60ドル安の865ドル/tでの取引となった。これで6週連続の下落となり、2月第3週以来約4カ月ぶりに900ドルを割り込んでいる。誘導品の需要減と新増設による供給増から需給バランスの悪化を見込み、市場に先安観が強まっている。スプレッドについても、

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アジア石化市況 エチレン一段安の925ドル/t

2021年7月13日

ブタジエンは上昇継続、芳香族は3製品とも反落

 アジア地域の6月第2週の石化市況では、エチレンは前週比60ドル安の925ドル/tでの取引となった。5月第1週は1125ドル/tを付けていたが、わずか5週の間に200ドルも下落したことになる。誘導品需要が弱含む中、アジア地域で新たな設備が立ち上がってくることもあり、需給バランスの軟化から先安観が強まっている。ナフサとのスプレッドも

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アジア石化市況 エチレン15週ぶり1000ドル割れ

2021年7月6日

ベンゼンは大きく反発、スチレンモノマーも上昇

 アジア地域の6月第1週の石化市況では、エチレンは前週比30ドル安の985ドル/tでの取引となった。これで4週連続の下落となり、2月第3週以来、15週ぶりに1000ドルを割り込んでいる。中国や韓国で新たな設備が稼働を開始してくることに加え、誘導品の需要が弱含んでいることもあり、需要家の購買意欲が減少していることが背景。スプレッドについても、

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ENEOS 7月のベンゼンACPは前月比70ドル高

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2021年7月2日

 ENEOSは1日、7月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を1040ドル/tで決着したと発表した。6月のアジアベンゼン市況は、原油価格の上昇と堅調な域内需要により後半にかけて大きく上昇した。こうした市場環境を反映し、7月のACPは前月比70ドル/t高で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は、120.5円/kgとなる。

塩ビ樹脂 7月のインド向け輸出、一段安の決着に

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2021年6月30日

モンスーンやコロナ影響で需要減、輸入品も増加

 塩ビ樹脂(PVC)の7月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比130~150ドル安のCFR1450ドル/t、中国・その他向けは同100ドル安の1240ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け “塩ビ樹脂 7月のインド向け輸出、一段安の決着に” の続きを読む

アジア石化市況 エチレンは2週間で100ドル下落

2021年6月29日

ベンゼンは弱含み、スチレンモノマーも大幅安に

 アジア地域の5月第4週の石化市況では、エチレンは前週比40ドル安の1015ドル/tでの取引となった。わずか2週間で100ドル安となっており、軟化傾向が続いている。各社の定修が明けてくることや、新規設備の稼働を控えており、市場に先安観が強まっていることが背景にある。

 ナフサが反転したことから、スプレッドは

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ウレタンMDI 4月以降はアジア市況が軟化傾向

2021年6月25日

買い控えで需給タイトが緩和、足元で下げ止まり

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、異常気象による設備停止などの影響で、3月にかけてアジアスポット市況が急騰していたが、4月以降は軟化傾向となっている。

 足元の市況は、モノメリック2400ドル、ポリメリック2100ドルとなっており、3月のピーク時から、モノメリックで1000ドル、ポリメリックで1200ドルも下落した。ベンゼンとのスプレッドについても、

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アジア石化市況 エチレン続落で1100ドル割れ

2021年6月22日

ベンゼンは軟化傾向、スチレンモノマーも小幅安

 アジア地域の5月第3週の石化市況では、エチレンは前週比60ドル安の1055ドル/tでの取引となった。誘導品需要が低迷したことで前週から調整局面となっていたが、原油・ナフサ価格が弱含んだこともあり、大幅な下落となっている。

 ナフサとのスプレッドも

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宇部興産 CPL6月契約価格、前月と同額で決着

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2021年6月18日

ベンゼン市況軟化も、需給タイトが価格を下支え

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、6月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月と同額の2070ドル/tで決着した。

 6月のベンゼンACPが前月比25ドル安の970ドル/tに弱含んだことに加え、主要な輸出先である台湾市場は長引いていた定修が終了し稼働が再開してきたこともあり、需要家の買い気配は以前に比べ強くない。しかし、域外品の流入も少なく需給タイトが継続していることから、ロールオーバーとなっている。スプレッドについても、

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塩ビ樹脂 今年2回目となる値上げ、早期決着図る

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2021年6月17日

川下の価格転嫁が進行中、交渉が長引く可能性も

 塩化ビニル樹脂(PVC)メーカー4社による原料高に対応した値上げが出揃い、早期決着に向けユーザーとの交渉が本格化している。各社は、5月下旬から6月初旬にかけて改定幅を「キロ10円/kg以上」または「12円/kg以上」で打ち出し、6月中旬から7月初旬の実施を目指している。しかし、PVCの値上げは今年に入り2回目となり、

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