アジア石化市況 エチレンは急落し95ドル安

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2019年10月23日

芳香族3製品も下落、需要の悪化が下押し要因に

 アジア地域の9月第4週の石化市況では、エチレンは下値が95ドル/t安、上値が60ドル/t安と大幅に下落し、755~850ドル/tでの取引となった。下値は11週ぶりに800ドル/tを割り込んでいる。

 原油の供給不安が解消する中、世界景気の減速による需要の悪化が懸念されたことが大きな要因。また

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経産省 8月のエチレン換算輸出入、12万tの出超に

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2019年10月21日

 経済産業省が17日に発表したエチレン換算輸出入実績によると、8月は12万4000tの出超となった。エチレン換算輸出は前年同月比22.0%増の19万2200tとなり、11カ月連続でプラスとなった。

 輸出上位品目の塩化ビニルモノマーは

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経産省 9月のエチレン生産は7ヵ月連続でプラスに

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2019年10月21日

 経済産業省が17日に発表したエチレン生産速報によると、9月の生産量は前年同月比12.0%増の53万3400tとなり、7カ月連続で前年実績を上回った。前月比では3.2%減となり、3カ月ぶりにマイナスとなっている。

 前年同月は2プラントで定修を行っていたが、当月は定修を行っていたプラントがなかったため、2桁増になったとみられる。

宇部興産 カプロラクタムの10月価格は前月比30ドル高

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2019年10月17日

2カ月ぶり反発も、ベンゼン高をカバーできず

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、10月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比30ドル高のトン1480ドル/tで決着した。

 9月の大幅な落ち込みから反転したが、底を打ったというよりも、原料ベンゼン価格の高騰が主な要因。しかも、10月のACP(ベンゼンのアジア契約価格)は前月比50ドル/t高となっており、ベンゼン上昇分に届かない上昇幅となっている。

 そのためスプレッドは

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アジア石化市況 エチレン3週連続870ドル/t

2019年10月8日

 芳香族3製品とも下落、SM再び1000ドル/t台割れ

 アジア地域の9月第2週の石化市況では、エチレンは下値が3週連続のステイ、上値は10ドル安となり、870~890ドル/tでの取引となった。

 中国や韓国で新規エチレン設備が立ち上がってきたことで先安観が出始める中、トラブルや定修要因などもあり、需給バランスは大きく崩れていない。ただ下値は4週連続で900ドル/tを下回り、上値も7週ぶりに900ドル/t台を割っており、需要は盛り上がりに欠ける状況だ。

 スプレッドは、ナフサ高の影響もあり

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塩ビ樹脂 10月インド向け輸出価格は前月並みで決着

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2019年10月3日

モンスーン期明けで需要増、インフラ向けも堅調

 塩ビ樹脂(PVC)の10月分のアジア輸出価格は、インド向けがCFR960ドル/tと前月並み、中国・その他向けは同20ドル安の860ドル/tで決着した。

 台湾大手メーカーも、インド向け同ステイの910ドル/t(ボリュームディスカウント10ドル)、中国向け

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JXTGエネルギー 10月のベンゼンACPは730ドルに

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2019年10月2日

 JXTGエネルギーは1日、10月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を730ドル/tで決着したと発表した。

 9月のベンゼン市況は、誘導品の需要が堅調な中、域内ベンゼン装置定修に伴い上昇。こうした市場環境を反映し、10月契約価格は前月比50ドル/t高で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は、83.9円/kg。

アジア石化市況 エチレンは前週並みの870ドル

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2019年10月1日

ベンゼン上昇基調継続、SMも1000ドル台を回復

 アジア地域の9月第1週の石化市況では、エチレンは下値がステイ、上値が10ドル安となり、870~900ドル/tでの取引となった。

 新規エチレン設備が立ち上がってきているものの、アジア域内で設備トラブルが発生したことや大型設備が定修に入ったこともあり、前週並みの価格を維持している。ただ下値は

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ウレタンMDI 中国スポット市況は底堅さを維持

2019年9月30日

中国メーカーが生産調整、追加関税が懸念材料に

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、事業環境が良くない中、中国スポット市況は一定の水準を維持。足元ではモノメリックは2000ドル/t台、ポリメリックは1400ドル/t台で取引されている。

 3月からの比較では、モノメリックは400ドル安、ポリメリックは100ドル安と弱含んでいるが、「中国メーカーが生産を調整して

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