モンスーン長期化、域外品の流入で需給が緩む
塩ビ樹脂(PVC)の12月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比10ドル/t安のCFR910ドル/t、中国・その他向けも同10ドル/t安の820ドル/tで決着した。インド向けは2カ月連続で下落、中国向けも3カ月連続で下落しており、両国とも軟化傾向が続いている。
台湾大手メーカーも、インド向け
2019年11月28日
2019年11月26日
2019年11月19日
2019年11月14日
中国需要が大幅に悪化、アジア市場に域外品流入
宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、11月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比80ドル/t安の1400ドル/tで決着した。
中国では国慶節休暇(10月1~8日)が明けても需要が戻らず在庫の消化が遅れていることに加え、これまで好調だった欧州市場が自動車向けを中心にナイロン需要が落ち込んでおり、余った玉がアジア地域などに流れ始めている。こうしたことから中国市場の需給バランスが大幅に悪化しており、CPL価格を大きく押し下げる結果となった。
スプレッドについては、11月のベンゼンACPが前月比85ドル/t安となったことでやや持ち直したものの、事業環境は前月よりも厳しさを増している状況だ。
こうした中、中国・SINOPECは、10月(下旬決め)の契約価格を
2019年11月12日
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