アジア石化市況 エチレンは年明けに850ドル

2019年1月29日

 アジア地域の石化市況では、エチレンが4週ぶりに下落し、1月第1週は850~870ドル/tでの取引となった。12月は小幅上昇となり、900ドル台に回復していたが、年明けは12月第3週との比較で(第4週はN/A)下値は60ドル安、上値は70ドル安と低水準でのスタートとなった。米中貿易摩擦など世界経済の不透明が深まる中、2月の中国・旧正月を前に需要家の買い控えが続いているもようだ。

 ナフサとのスプレッドは

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スチレンモノマー 原料安要因で足元1000ドル/t弱に

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2019年1月28日

 合成樹脂や合成ゴムの原料であるスチレンモノマー(SM)は、ベンゼンやエチレン市況が大幅に下落したことにより、アジア市況は1000ドル/t弱で推移している。ただ、300ドル前半にまで縮小していた原料ベンゼンとのスプレッドは、

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国産ナフサ 原油価格に連動し4万円台に回復

2019年1月24日

 C&Fジャパン・スポットナフサ価格は昨年末、原油価格が急落したことを受け、12月26日には2017年7月以来となる430ドル/t台にまで下落し、国産ナフサ価格も3万6000円/kl台を記録した。

 しかし、OPEC(石油輸出国機構)の減産決定を材料に、原油価格が反発。今月18日にはWTI原油は53ドル台、ブレント原油も62ドル台までに上昇し、スポットナフサ価格も500ドル/ を伺う程度までに回復している。

 一時、急激に円高に振れていた為替も109円程度の安定した動きとなっており、試算した国産ナフサ価格は4万~

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宇部興産 CPL1月価格は前月比290ドル安

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2019年1月21日

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、1月の韓国・台湾大手向け契約価格を1620ドル/tで決着。12月の価格(同1910ドル/t)に比べ、1月は290ドル安の大幅な下落となった。

 10月の中国・国慶節明け以降、アジア石化市況は全体的に下落傾向を継続。そうした中、CPLの11月価格は100ドル程度の下落だったが、12月には240ドル安と大幅に下落し、その流れのまま1月も300ドル近い値下がりとなった。

 需要家が、原油・ナフサ価格が弱含んでいることで様子見になっていることに加え、米中貿易摩擦の影響により先行き不透明感から在庫を持たなくなっているようだ。

 スプレッドは、

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アジア石化市況 エチレンは上昇基調で910ドル

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2019年1月15日

 アジア地域の石化市況では、エチレンが2週連続で上昇し、12月第3週は910~940ドル/tでの取引となった。前週から下値で50ドル高、上値で30ドル高と、下値は3週ぶりに900ドル/tに回復している。

 米中貿易摩擦など先行き不透明な中、2019年の契約締結が長引いているため、スポット玉に買いが入っているもようだ。ナフサとのスプレッドも

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塩ビ樹脂 1月のインド向け輸出価格は20ドル高

2019年1月9日

 塩ビ樹脂(PVC)の1月分のアジア輸出価格は、インド向けがCFR940~950ドル/t、中国・その他向けは880~890ドル/tとそれぞれ前月から20ドル高となり、2カ月連続の上昇で決着した。台湾大手メーカーも、インド向け30ドル高の940ドル/t(ボリュームディスカウント10ドル)、中国向け30ドル高の890ドル/t(ボリュームディスカウントなし)で決着している。

 新興国における通貨安の影響などが残るものの、インドをはじめとしたアジア地域の需要が堅調に推移していることもあり、輸出価格は

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国内のエチレンセンター 第4四半期はほぼフル稼働に

2018年12月28日

 国内のエチレンセンターは10月以降、各社の定修が明けたことから一段と稼働率が上昇し、第4四半期(10-12月期)は生産能力いっぱいに近いレベルとなっている。

 アジア石化市況は軟化傾向にあるものの、石化の構造改革が進み国内の需給バランスが締まった状況が続いていることが大きな要因だ。

 今年はエチレンセンター6社の定修が順次行われたため、7月の稼働率は2016年2月以来の

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ウレタンMDI 中国スポット市況は軟化傾向

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2018年12月27日

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、秋以降、下落基調を強めていたが、12月に入りようやく下げ幅が縮小している模様だ。

 足元では、ポリメリックは1300ドル/t程度、モノメリックは2400ドル/t程度の取引となっており、

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国産ナフサ 原油安で昨年8月以来の4万円台割れ

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2018年12月26日

 C&Fジャパン・スポットナフサ価格は、昨年8月以来となる460ドル/t台にまで下落。WTI原油価格が急落し、1バレル40ドル台で推移していることから、ナフサ価格も軟化傾向を強めている。

 仮にこの状況が継続すれば、

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アジア石化市況 エチレン続落で840ドルに

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2018年12月25日

 アジア地域の石化市況では、エチレンが2週連続で下落し、12月第1週は840~900ドル/tでの取引となった。前週から下値で60ドル安、上値で100ドル安と、下値は2016年2月以来となる800ドル台となった。

 米中貿易摩擦による中国の経済減速に加え、世界景気も不安視されており、需要家の購買意欲が萎んでいる状況だ。ナフサとのスプレッドも

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