クラレは29日、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン」「ハイブラー」、およびブロック化エラストマー「TUポリマー」のグローバル価格を、12月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は「0・22USドル/kg」。
ナフサなどの主要原材料市況は今春以降、上昇を継続しており、対象製品のユーティリティ・物流費用などを含めた総コストの上昇は自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。このような状況下、同社は安定供給の維持と採算改善を図るため、今回の価格改定の実施を決定した。
2020年10月30日
2020年10月27日
2020年10月20日
2020年10月13日
2020年10月8日
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三井化学SKCポリウレタンは7日、ポリウレタン原料のトルエンジイソシアネート(TDI)類を今月15日納入分から「40円/kg以上」値上げすると発表した。
TDI類は、一昨年末より市況の低下を続け、同社はコストダウンや合理化を懸命に進めてきたが、すでに企業努力の限界を越えた状況にある。一方では海外市況が今年8月初旬からの急騰に伴い2600ドル/tを超えるレベルに達しており、国内と輸出との販売価格差が拡大。海外市況の高騰とグローバルな供給のタイト感は当面続くと見られている。
また、諸原料価格の高騰、原料調達先メーカーの製造設備停止に伴う代替品調達体制の整備、自然災害発生時の安定供給体制構築などによるコスト増も背景にある。こうした厳しい事業環境の中、国内での安定供給を確保するために、価格改定せざるを得ないと判断した。
2020年10月8日
2020年10月6日
2020年10月6日
2020年10月1日