クボタケミックス 塩ビ・ポリオレフィン管類など値上げ

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2023年5月22日

 クボタケミックスは19日、塩ビ関連製品、ポリオレフィン関連製品、その他関連製品について、7月3日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、塩ビ継手・付属品類は「10%以上」、耐火ビニルパイプやポリエチレン管・継手など建築設備用製品が「10%以上」、 水道配水用ポリエチレン用ソフトシール仕切弁が「20%以上」、鋳鉄製排水集合管・カンペイ立て管・関連付属品が「10%以上」。

 昨今の原材料・素材市況およびエネルギーコスト、物流コストの高騰・高止まり、それらに起因する部品・副資材類のコストアップが依然継続する環境下、原材料や部品仕入先からの値上げ要請も受けざるを得ない状況にある。同社によるコストダウンなどの自助努力で対応できるレベルを遥かに超えていることから、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

 

日本触媒 無水マレイン酸、コハク酸など来月から値上げ

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2023年5月18日

 日本触媒は17日、無水マレイン酸と有機酸類を6月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、無水マレイン酸が「20円/kg以上」、コハク酸が「40円/kg以上」、コハク酸二ナトリウム「SS50」とフマル酸一ナトリウム「モノフマール」が「50円/kg以上」。

 対象製品については、原燃料費上昇に加え、設備の老朽化対策や修繕費、人件費、物流費などのコストアップが続いている。今後の事業継続のためには、同社の自助努力のみで吸収することは困難であると判断し値上げを打ち出した。

三井化学 ポリウレタン樹脂値上げ、用役費など高騰で

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2023年5月11日

 三井化学は10日、「タケラック」「タケネート」などのポリウレタン樹脂を6月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「20円/kg以上」。昨年5月に続く価格改定の実施となる。

 資源価格上昇に伴う燃料・電気代の高騰による用役費や、「24年問題」を控えた物流費の大幅上昇が、対象製品のみならず各種調達原材料にも影響している。同社は継続的にコストアップの吸収に努めてきたが、もはや自助努力のみでは対応が困難なことから、今後も安定供給と品質維持を続けるために、価格改定が必要と判断した。

 

アジア石化市況 エチレンはナフサ安で3週続落

2023年5月9日

芳香族は3製品とも上昇、SMも4週ぶりに反転

 アジア地域の3月第4週の石化市況では、エチレンは前週比10ドル安の940ドル/tで取引された。原油・ナフサ安を背景に3週連続の下落となっている。ナフサとのスプレッドは

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カヤク・ジャパン 産業用火薬類値上げ、原料価格が上昇

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2023年5月8日

 カヤク・ジャパンは28日、産業用火薬類について8月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、硝安油剤爆薬、含水爆薬、電気雷管、電子遅延式電気雷管、導火管付き雷管、導爆線、カヤコード25、バンチコード、導火線、黒色鉱山火薬で、改定幅は「現行価格の10~30%」。

 昨年の値上げ実施後も、爆薬および火工品類の主要原材料である硝酸アンモニウムおよび銅、アルミニウムの価格上昇に歯止めがかからず、加えて、電力などエネルギーコストや人件費も高騰している。同社は、企業努力による吸収が限界に達したと判断し、今回、値上げを決定した。

ユニチカ スパンレース不織布を値上げ、6月1日から

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2023年4月26日

 ユニチカは24日、スパンレース不織布各種について、6月1日出荷分から値上げすることを決定したと発表した。対象製品は、コットンスパンレース不織布「コットエース」、コットン&合成繊維スパンレース不織布「エスコット」、リヨセル繊維スパンレース不織布「ルベナ」で、改定幅はいずれも「40円/kg」。

 スパンレース不織布の原料価格は高止まりの傾向が続く。さらに、昨今の電力を中心とした電燃費、物流経費なども大幅に上昇し、今後も一段と厳しい状況が予想されている。同社は、様々な合理化策を推進し企業努力による価格維持に努めてきたものの、限界を超えていることから、顧客への安定供給を維持するため、値上げせざるを得ないと判断した。

三菱ケミカルグループ アセトン、MIBK、DAA値上げ、採算是正

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2023年4月26日

 三菱ケミカルグループは25日、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ダイアセトンアルコール(DAA)について4月26日出荷分から値上げを実施することとし、取引先と交渉を開始したと発表した。改定幅は、アセトンが「12円/kg以上」、MIBKとDAAが「30円/kg以上」。加えて、荷姿がドラム缶、石油缶の場合は、鋼材費価格高騰分を改定する。

 昨今のエネルギー価格急騰に伴い、当該製品の生産にかかる電気・蒸気などの用役費に加え、物流保管費などの諸経費、修繕費などの固定費の上昇も避けられない事態となっている。同社は、こうした大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、採算是正と安定供給維持のため、価格改定の実施を決定した。

DICグラフィックス インキ・接着剤・塗料など値上げ

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2023年4月24日

 DICの子会社であるDICグラフィックスは21日、今年2月に発表した白インキの価格改定に加えて、グラビア・フレキソインキ、接着剤、製缶用塗料、金属缶用のカラーインキについて、5月1日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品と改定幅は、グラビア・フレキソインキのカラーインキが「50~100円/kg」、メジューム・ニスが「30~50円/kg」、接着剤の主剤が「50~80円/kg」、硬化剤が「50~100円/kg」、製缶用塗料が「50~70円/kg」、金属インキが「70~100円/kg」。

 白インキの主原料である酸化チタン以外でも顔料、樹脂、容器費など各製品の主原料価格は高止まりの状況が続く。加えて、昨今の世界情勢に伴うエネルギー価格の高騰により、電気・ガス代などのユーティリティ費、物流費、設備保全などの大幅なコスト増加も引き続き収支への圧迫要因となっている。同社は、自助努力による吸収を続けてきたものの、安定供給と品質の維持・向上を図るため、追加での価格改定が避けられないと判断した。

東洋紡 OPPなど包装用フィルム追加値上げ、来月から

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2023年4月18日

 東洋紡は17日、包装用フィルム製品の一部を5月1日出荷分から追加値上げすると発表した。

 対象製品は、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)。改定幅(連:500㎡)は、いずれも「連100円」(20㎛換算)。

 同社は昨年10月、燃料費や電力費、物流費の高騰を受けて、同三製品について同年11月からの「連300円」(同)の値上げを打ち出した。しかし、価格改定以降も、石炭や天然ガスなどのエネルギー価格が高止まりしている影響で、燃料費や電力費などの製造コストが大幅に上昇するとともに、ガソリン代や人件費など、物流関連のコスト高騰が続いている。加えて、包装用フィルム製品の原料メーカーからは、製造コストや物流コストの高騰に起因する価格転嫁を受けている。

 こうした状況下、東洋紡は徹底したコスト削減を行ってきたが、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断。前回の改定幅を変更の上、再度価格改定を実施することを決めた。

 

旭化成 ナイロン66樹脂を値上げ、コスト上昇に対応

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2023年4月14日

 旭化成は13日、ナイロン66樹脂「レオナ」について、4月15日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は「30円/kg」。

 昨今の燃料および電気代などエネルギーコストの上昇は、同社の想定をはるかに超える水準で推移している。同社は、可能な限りのコスト削減努力を継続しているものの、自助努力だけで吸収できる範囲を大きく超えている。今後も生産・販売・開発体制を維持し、顧客に安定した品質の製品を継続供給するため、今回の価格改定を決定した。