日本ポリエチレン PE全製品値上げ、ナフサ価格が上昇

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2023年8月24日

 日本ポリエチレンは23日、ポリエチレン(PE)全製品について、9月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「20円/kg以上」。OPECプラスの協調減産継続に伴う原油価格上昇や、日米の金利差を背景とした円安の影響もあり、国産ナフサ価格は7万円/kl超の水準まで上昇する見通し。同社は、厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めているが、今回のコスト上昇を自助努力のみで吸収することは困難であることから、値上げせざるを得ないとの判断に至った。

ジェイ・プラス アジピン酸系可塑剤など今月値上げ

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2023年8月2日

 ジェイ・プラスは31日、アジピン酸系可塑剤(DOA、DINA、D610A)とポリエステル系可塑剤を、8月16日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅は、アジピン酸系が「8円/kg以上」、ポリエステル系が「14円/kg以上」。

 原燃料や電気などの用役費に加え、人件費を含む固定費が上昇する中、原料であるアジピン酸のコストも上昇を続けている。こうした状況下、今後も安定供給を継続するために、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

KHネオケム コスト増でアセトン、MIBKなど値上げ

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2023年8月2日

 KHネオケムは1日、8月8日納入分からアセトン(2‐プロパノン)を1㎏当たり12円以上、MIBKとダイアセトンアルコール(4‐ヒドロキシ‐4‐メチル‐2‐ペンタノン)を同35円以上値上げすると発表した。

 エネルギー価格急騰に伴い生産にかかる電気・蒸気などの用役費が上昇し、生産設備の高経年化や人手不足により設備費・修繕費も上昇しており、国内安定供給を維持していくために価格改定に踏み切らざるを得ないと判断した。

日本触媒 熱硬化樹脂球状微粒子を値上げ、9月から実施

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2023年7月28日

 日本触媒は27日、メラミン・ベンゾグアナミン系の熱硬化樹脂球状微粒子製品「エポスター」を、9月1日出荷分から「450円/kg以上」値上げすると発表した。

 昨今の原材料価格の高騰やユーティリティコストの継続的な上昇を、自助努力のみで吸収することは困難と判断。今後の事業継続のために、値上げを決めた。

ランクセス イオン交換樹脂と酸化鉄吸着剤、3%値上げ

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2023年7月6日

 ランクセスはこのほど、水処理用イオン交換樹脂「レバチット」と酸化鉄吸着剤「バイオキサイド」の全製品を対象に製品単価を世界的に平均3%値上げすると発表した。7月1日以降の納入分より適用され、個々の製品・価格改定の詳細は個別に連絡される。

イオン交換樹脂、酸化鉄吸着剤

 これら製品は効果的な水処理を可能とし、

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クラレ ポリオール値上げ、用役費など上昇で来月から

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2023年6月16日

 クラレは15日、ポリオール製品の一部銘柄を7月1日出荷分から国内外で値上げする、と発表した。対象製品は、「クラレポリオール」のポリエステルポリオール(P‐シリーズ、F‐シリーズ、O‐シリーズ)。改定幅は、国内向けが「12円/kg」、海外向けが「0.10米ドル/kg」。

 対象製品については、一部の主要原材料が燃料や電気などの用役費上昇を背景にコストの増加が続いており、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えてきている。こうした状況下、安定供給を維持するために価格改定の実施を決めた。

カネカ 太陽電池製品を値上げ、原材料価格が高止まり

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2023年6月15日

 カネカはこのほど、太陽電池製品について、7月1日出荷分から値上げすると発表した。対象は住宅用太陽電池システム、非住宅用太陽電池システムのすべての製品で、改定幅は「現行価格に対して20%」。

 太陽電池の原材料価格が高止まりしていることに加え、パワーコンディショナなど周辺部材の調達価格の上昇も加わり事業収益を圧迫している。同社は、クリーンエネルギーの社会実装を加速させるべくコスト圧縮を進めてきたが、企業努力だけでは限界に達していることから、今後の安定した製品供給のために価格改定を実施せざるを得ないと判断した。