クラレ TCFD提言に賛同、環境負荷低減に向け注力

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2020年12月4日

 クラレはこのほど、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同を表明したと発表した。

 TCFDは、金融システムの安定化を図る国際的組織である金融安定理事会(FSB)の下に設置され、2017年に気候変動がもたらすリスクと機会について情報開示を求める提言を公表。この提言には、企業が気候変動のリスク・機会を認識し経営戦略に織り込むことの重要性が言及されている。 

 クラレグループは「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」というミッションの下、創立以来、自然環境・生活環境に貢献する事業展開を行ってきた。近年、ますます重要性が高まっている気候変動問題については、サステナビリティ活動の重要課題(マテリアリティ)の1つとして、〝基盤強化のための価値づくり〟の「資源の有効利用と環境負荷の削減」、および〝事業を通じた価値づくり〟の「自然環境の向上」の中に位置づけた上で、取り組みを進めている。

 同社グループではこれからも、環境にやさしい生産プロセスによる自らの生産活動での環境負荷低減や、顧客サイドでの製品製造過程についても環境負荷低減への貢献に注力するとともに、自然環境の向上に資する製品・ソリューションの提供に取り組んでいく。

クラレ 役員人事(2021年3月下旬株主総会開催日)

2020年12月1日

[クラレ・役員人事](2021年3月下旬株主総会開催日)▽取締役(社外取締役)井戸清人▽退任(同)浜口友一▽常勤監査役上原直哉▽退任(同)、クラレトレーディング常勤監査役就任予定山根幸則▽常務執行役員津軽利紀▽執行役員藤原純一▽出向予定倉敷中央病院中村育雄▽倉敷国際ホテル社長就任予定山口勝正▽常勤監査役上原直哉。

 

クラレ 組織改正(2021年1月1日)

2020年11月30日

[クラレ/組織改正](2021年1月1日)▽ビニルアセテート関連事業の持続的成長と両カンパニーの最適運営を目的として、ビニルアセテート樹脂カンパニー、ビニルアセテートフィルムカンパニーに管掌を置く▽活性炭関連事業のさらなる拡大、および一層のシナジー発現を目指し、炭素材料事業部とカルゴン・カーボン事業部を統合し、環境ソリューション事業部として一元運営する。

クラレ 国際プラスチックフェアのバーチャル展に出展

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2020年11月24日

 クラレは、バーチャル展示会「IPF Japan 2020 国際プラスチックフェア バーチャル展」(今月18日~来年5月21日)に、名古屋大学ナショナルコンポジットセンター・NCC 次世代複合材研究会の共同出展者として出展している。

 クラレグループの高機能樹脂や不織布技術を展開したユニークな炭素繊維複合材料により、自動車をはじめとするモビリティの軽量化・高機能化への貢献を目指す。展示製品は、熱可塑性繊維複合材料マトリックス樹脂、不織布コンポジット、機能性メルトブローン不織布、振動減衰性をもつエラストマーメッシュ/不織布など。

クラレの1-9月期 減収減益も通期予想は上方修正

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2020年11月12日

 クラレは11日、2020年度第3四半期(1-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比8%減の3938億円、営業利益23%減の325億円、経常利益21%減の298億円、純利益22%減の151億円となった。

 セグメント別で見ると、ビニルアセテートは減収減益。ポバール樹脂は世界的な需要低迷で販売量が減少し、生産調整を行った。光学用ポバールフィルムは、大型ディスプレイ向けを中心に需要が回復した。PVBフィルムは建築・自動車向けともに需要が低迷した。水溶性ポバールフィルムは個包装洗剤向けの販売が拡大した。

 イソプレンは減収減益。イソプレン関連製品は、ファインケミカル、熱可塑性エラストマーともに、主に中国とアジアで需要が減速した。耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は、電気・電子デバイス用途は堅調だったが、自動車用途は生産台数減少の影響を受けた。

 機能材料は減収減益。メタクリルは飛沫飛散防止用仕切板やディスプレイ向けに販売増となったが、事業全体は原料高と市況悪化で低調だった。メディカルは歯科医院の休業により欧米で苦戦していたが、診療再開により回復基調となっている。カルゴン・カーボンは、コロナ禍でも生活を支える製品として底堅く推移した。

 同日に通期業績予想の修正を発表。ここまでの実績や足元の状況を踏まえ、売上高5200億円(前回予想比100億円増)、営業利益400億円(70億円増)、経常利益350億円(60億円増)、純利益150億円(20億円増)と、前回予想から上振れる見通しだ。

 

クラレ 来年1月に社長交代、川原常務が昇格へ

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2020年11月5日

伊藤社長「次期中期計画の策定と実行は新社長に」

 クラレはこのほど社長交代人事を発表した。来年1月1日付で川原仁取締役・常務執行役員が新社長に就任し、伊藤正明社長は会長となる。28日に本社で開催された記者会見で伊藤社長は、「次期中計の策定と実行を新社長の下で進めるために決断した」と社長交代の理由を述べた。

社長交代(伊藤、川原)
伊藤正明社長(右)、川原仁取締役・常務執行役員

 同社は今年度、中期経営計画「PROUD 2020」(2018~2020年度)が終了するが、コロナ禍を踏まえて次期中計のスタートを2022年に変更した。創業100周年となる2026年に向けて、来年1年かけて策定する予定となっている。川原常務については、

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クラレ エラストマー製品を値上げ、12月から実施へ

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2020年10月30日

 クラレは29日、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン」「ハイブラー」、およびブロック化エラストマー「TUポリマー」のグローバル価格を、12月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は「0・22USドル/kg」。

 ナフサなどの主要原材料市況は今春以降、上昇を継続しており、対象製品のユーティリティ・物流費用などを含めた総コストの上昇は自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。このような状況下、同社は安定供給の維持と採算改善を図るため、今回の価格改定の実施を決定した。

 

 

クラレ 新社長に川原仁常務が昇格、次期中計を推進

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2020年10月29日

 クラレは28日、取締役会を開催し、次期社長に川原仁取締役・常務執行役員の就任を決議した。伊藤正明社長は取締役会長に就任する。就任予定日は来年1月1日。

川原仁氏、次期社長に就任する
川原仁氏、次期社長に就任する

 同社は、2022年から始まる次期中期経営計画の策定と実行を、同社グループの持続的な成長と企業価値向上により一層推進するために、川原氏を次期社長とする新たな経営体制への移行を決めた。

 川原氏は埼玉県生まれの58歳。1984年3月に早稲田大学政治経済学部を卒業後、同年4月にクラレに入社した。その後、機能樹脂・フィルムカンパニーエバール事業部樹脂販売部長、樹脂カンパニー企画管理部長、ビニルアセテートカンパニーポバールフィルム事業部長などを歴任し、2018年からはビニルアセテート樹脂カンパニー長を務める。

クラレ 人事(10月1日)

2020年10月7日

[クラレ・人事](10月1日)▽技術本部動力統括部主管鶴田勝之▽倉敷事業所動力部長河内雅亮▽西条事業所動力部長三宅信行【クラレエンジニアリング】▽営業本部技術営業部長(岡山駐在)青山哲▽エンジニアリング本部プラント設計部長兼同本部プラント設計部GM/PM専任チームリーダー岡洋一郎。