三菱ケミカル バイオエンプラがBSMレーダーカバーに採用

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2021年3月12日

 三菱ケミカルは11日、バイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO」が、いすゞトラック3車種の交差点警報およびブラインドスポットモニター(BSM)用レーダーカバーに採用されたと発表した。採用された車種は、小型トラック「エルフ」、中型トラック「フォワード」、大型トラック「ギガ」で、「DURABIO」がトラック部品に採用されたのは初となる。

 

 三菱ケミカルでは現在、CASE化により増加が見込まれる車内外のレーダーやセンサーに対応する素材として「DURABIO」の用途展開を加速。「DURABIO」は、再生可能な植物由来原料イソソルバイドを用いたバイオエンプラで、耐衝撃性、・耐候性・耐熱性などの点で一般的なエンプラよりも優れた物性をもつ。また、顔料を配合するだけで艶やかで光沢のある表面を実現。さらに、表面が硬くて擦り傷が付きにくい特長があるため、塗装・コーティング工程が不要となり、塗料工程から発生するVOC(揮発性有機化合物)を低減することができる。これらの特性を生かし、自動車の内外装意匠部品への採用が拡大している。

 いすゞは、交通事故を低減するために常に先進的な安全装置を搭載したトラックを開発しており、車両や歩行者などを検知するレーダーのカバーに電気特性にも優れた「DURABIO」が採用された。塗装レスの「DURABIO」をカバーに採用することで塗料による電波遮へいの懸念がなく、検知エリアや感度の質を維持できる。また、外装材に求められる耐衝撃性や耐候性といった物性に加え、環境配慮型の素材である点が、地球環境と社会の持続可能な発展に貢献するといういすゞのCSRの考え方に合致したことも評価された。

 三菱ケミカルは今後も、「DURABIO」の用途展開を通じて、環境にやさしいクルマづくりに貢献していく。

三菱ケミカル 人事⑤(4月1日)

2021年3月11日

[三菱ケミカル・人事⑤](4月1日)▽営業改革推進室長三浦健治▽東日本支社モビリティセグメント長伊藤勝之▽同支社フード、メディカルセグメント長牧野達也▽中部支社モビリティ・エレクトロニクスセグメント長鈴木和弘▽西日本支社モビリティセグメント長川﨑武史▽監査本部長伊藤毅▽三菱ケミカルメタクリレーツ鈴木哲史▽同加峯靖弘▽同三上裕司▽同内藤秀樹▽三菱ケミカルUK社フィル・ベイリー▽同ジョン・ベイツ▽三菱ケミカルアメリカ社ティム・メイ▽三菱ケミカルメタクリレーツシンガポール社トク・チー・ミン▽同タン・クイ・メイ。

三菱ケミカル 人事④(4月1日)

2021年3月10日

[三菱ケミカル・人事④](4月1日)▽業務変革推進室長児山潤▽イノベーション推進本部研究推進部長藤本寿一▽三重研究所長樋渡智章▽同研究所研究所長付西山貴人▽福岡研究所長垣内博行▽経理本部事業経理2部長汲川隆佳▽サプライチェーン所管常務執行役員付藤森義啓▽技術統括本部設備技術部長梅澤幸樹▽技術統括本部生産技術部長杉原昌樹▽同本部ベーシックマテリアルズ技術部長片小田茂樹▽同本部ユーティリティー部長中川誠司▽同本部小名浜工場長大原滋幸▽同本部筑波工場長岡田稔▽同本部鶴見工場長番場啓泰▽同本部平塚工場長伊藤弘二▽同本部大垣工場長松本良弘▽同本部熊本工場長波多野巌▽プロダクトスチュワードシップ・品質保証本部長清川敦郎▽同本部副本部長原田靖之▽購買・物流本部長横田晶彦▽同本部物流部長大島弘。

三菱ケミカル 生分解性CPD採用のカトラリー、国内初生産

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2021年3月10日

 三菱ケミカルは9日、生分解性樹脂コンパウンド「FORZEAS(フォゼアス)」が東商化学(東京都世田谷区)のカトラリーに採用されたと発表した。国内で「フォゼアス」を使用したカトラリーが生産されるのはこれが初となる。

FORZEASを使用したカトラリー製品
FORZEASを使用したカトラリー製品

 「フォゼアス」は、三菱ケミカルが開発した「BioPBS」をベースとし、その耐熱性の高さや他樹脂との相性の良さという特長を生かしながら、他の生分解性樹脂とのコンパウンドにより単体では発揮できない性能をもつ複合材料。また植物由来で、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負荷が少ないという特長も備える。

 東商化学はスプーン、ナイフ、フォークなどのカトラリーを製造・販売する国内トップシェアのメーカー。コンビニエンスストアをはじめ、ファーストフード店、コーヒーショップなどで幅広い採用実績がある。

 今回「フォゼアス」が採用されたカトラリーは耐熱性に加え、なめらかな触感や丈夫さが必要となる製品だが、三菱ケミカルのコンパウンド技術と東商化学の射出成形技術により、材料・成形の両方向から改良を重ね製品化に至った。

 現在、テイクアウトやデリバリー需要の高まりとともにプラスチックカトラリーのニーズも増加している一方、プラスチックに対する環境配慮への要求はますます高まっている。三菱ケミカルは、今後も「BioPBS」や「フォゼアス」をはじめとする生分解性のある植物由来樹脂の研究開発・用途展開を加速させ、循環型社会の構築やSDGsの達成に貢献していく。

三菱ケミカル 人事③(4月1日)

2021年3月9日

[三菱ケミカル・人事③](4月1日)▽フィルムズ&モールディングマテリアルズドメインフィルムズディビジョンパッケージングセクター長安藤明彦▽同ドメイン同ディビジョン工業フィルムセクター長青木崇▽同ドメイン同ディビジョン同セクターアセチルフィルムユニット長今屋隆信▽同ドメイン同ディビジョンポリエステルフィルムセクター長ビル・ラドライン▽同ドメイン同ディビジョン同セクターアジアユニット長保田一成▽同ドメイン同ディビジョン炭素繊維セクター長安齊政夫▽同ドメインモールディングマテリアルズディビジョンアドバンストマテリアルズセクター長奥野雅哉▽同ドメイン同ディビジョン同セクターコンポジットユニット坂下正人▽同ドメイン同ディビジョンアルミナ・繊維セクター長佐久間毅▽同ドメイン同ディビジョン同セクター繊維ユニット長大坪正博▽同ドメインフィルムズ&モールディングマテリアルズ企画本部伊吹努▽同ドメイン同本部管理部長堀和也▽アドバンストソリューションズドメインアメニティライフディビジョンアクア・インフラセクター長井上慶司▽同ドメイン同ディビジョン同セクター機能性分離材ユニット長大熊喜之▽同ドメイン同ディビジョンライフソリューションセクター長富田昌暁▽同ドメインインフォメーション・エレクトロニクスディビジョン半導体セクター長若林聡▽同ドメイン同ディビジョン同セクター半導体ソリューションユニット長スコット・ジューラー▽同ドメイン同ディビジョンエレクトロニクスセクター長迫直樹▽同ドメイン同ディビジョン同セクターディスプレイフィルムユニット長杉本龍一郎▽同ドメイン同ディビジョン同セクターイメージングマテリアルズユニット長室田知昭▽同ドメイン同ディビジョン同セクターフォスファーユニット長中道学▽同ドメイン同ディビジョン電池材料セクター長土山正明▽同ドメイン同ディビジョン電池材料セクター負極材ユニット長増田剛▽同ドメインアドバンストソリューションズ企画本部戦略部長土井康敬▽経営企画本部グループ経営部長広瀬正典。

 

三菱ケミカル PMMAなど値上げ、コスト上昇に対応

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2021年3月9日

 三菱ケミカルは8日、PMMAレジン「アクリペット」とアクリルシート「アクリライト」の国内価格を4月出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「20%」となっている。

 両製品の原料であるMMAモノマーは、昨年後半から経済活動が回復している中国をはじめ世界各地で需給バランスがタイト化。さらにMMAモノマーの製法の1つであるACH製法は、原料のアセトン不足と価格高騰が継続すると見られる。また寒波による北米のプラントトラブルによりMMA市況も上昇基調を続けている。

 一方、国内のPMMAレジンやアクリルシートは、ウィズコロナ・ポストコロナにおいて、感染対策の飛沫感染防止板向けや、リモートワークによる液晶用導光板向けなどの需要が拡大し、また一般需要も回復傾向となっている。ただ、国内では慢性的な人手不足により、物流費用の高騰に加え、工場のメンテナンス費用など他の項目においても様々なコストが上昇している。

 こうした中、同社は、合理化によるコスト吸収を進めてきたが、足下ではそれを上回る費用の増加が発生しており、顧客への製品の安定供給体制の維持を万全とするため、今回の国内価格の値上げを決定した。

三菱ケミカル 人事②(4月1日)

2021年3月8日

[三菱ケミカル・人事②](4月1日)▽ベーシックマテリアルズドメインカーボンケミカルズディビジョンオレフィン・アロマセクター長松田秀行▽同ドメイン同ディビジョンケミカルズセクター長飯島要▽同ドメイン同ディビジョン同セクターC2誘導品・PTAユニット長梶原広久▽同ドメイン同ディビジョン同セクターC3誘導品ユニット長安藤泰弘▽同ドメイン同ディビジョン同セクターAN・触媒ユニット長堀江智▽同ドメインベーシックマテリアルズ企画本部管理部長山澤達彦▽同ドメイン同本部リスクマネジメント部長鈴木健彦▽ポリマーズ&コンパウンズドメインポリマーズディビジョンパフォーマンスポリマーズセクター長松尾弘樹▽同ドメイン同ディビジョン同セクター機能性樹脂ユニット内藤洋二▽同ドメイン同ディビジョンアセチルポリマーズセクター長野殿光史▽同ドメイン同ディビジョン同セクターゴーセノールユニット長鈴木総▽同ドメイン同ディビジョンサスティナブルポリマーズセクター長杉本卓也▽同ドメイン同ディビジョン同セクターポリエステルユニット長渡邊一弘▽同ドメインコーティング・アディティブスディビジョンコーティング材セクター長浅沼努▽同ドメイン同ディビジョン同セクターコーティングユニット長笠井俊宏▽同ドメイン同ディビジョン添加剤・ファインセクター長山根義久▽同ドメインポリマーズ&コンパウンズ企画本部戦略部長森博信。

 

三菱ケミカル 人事①(4月1日)

2021年3月5日

[三菱ケミカル・人事①](4月1日)▽ベーシックマテリアルズドメインカーボンケミカルズディビジョン長辻川昌徳▽同ドメイン炭素ディビジョン長同ドメイン同ディビジョン炭素セクター長加藤剛▽同ドメインベーシックマテリアルズ企画本部長橋本尚久▽ポリマーズ&コンパウンズドメインポリマーズディビジョン長倉沢義博▽同ドメインコーティング・アディティブスディビジョン長西村友宏▽同ドメインポリマーズ&コンパウンズ企画本部長柏啓太▽フィルムズ&モールディングマテリアルズドメインモールディングマテリアルズディビジョン長八木貞輝▽同ドメインフィルムズ&モールディングマテリアルズ企画本部長木田稔▽アドバンストソリューションズドメインアメニティライフディビジョン長増田悟▽同ドメインインフォメーション・エレクトロニクスディビジョン長下平靖雄▽同ドメインアドバンストソリューションズ企画本部長楠本匡▽サーキュラーエコノミー推進本部長馬渡謙一郎▽経営企画本部長葛城俊哉▽イノベーション推進本部長矢部尚登▽知的財産本部長阿部仁▽経理本部長小久保弘之▽広報本部長池田宏樹▽総務人事本部長金丸光一郎▽情報システム本部長佐野吉邦▽技術統括本部長荒川義貴▽富山事業所長久保田喜文▽愛知事業所長笠坊行生▽香川事業所長赤羽祥男▽福岡事業所長溝田浩敏▽環境安全本部長吉住正浩▽東日本支社長野澤佳隆▽西日本支社長酒向春生▽三菱ケミカル(中国)管理社董事長総経理野間元雅也。

三菱ケミカル 人事(4月1日)

2021年3月3日

[三菱ケミカル・人事](4月1日)▽サプライチェーン所管、代表取締役常務執行役員福田信夫▽アドバンストソリューションズドメイン長、取締役常務執行役員瀧本丈平▽MMAドメイン長三菱ケミカルメタクリレーツ社取締役社長三菱ケミカルメタクリレーツ取締役社長、同同役員佐々木等▽リソース所管、同同役員中田るみ子▽ベーシックマテリアルズドメイン長、常務執行役員半田繁▽ポリマーズ&コンパウンズドメイン長、同役員江口幸治▽フィルムズ&モールディングマテリアルズドメイン長、同役員関基弘▽経営戦略所管、同役員白上博能▽イノベーション所管、同役員垣本昌久▽デジタル&インフォメーションテクノロジー所管DX推進室長基幹システム統合推進室長三菱ケミカルシステム取締役社長、同役員加藤淳▽チーフコンプライアンスオフィサー三菱ケミカルホールディングスビジネス法務室長、同社執行役員矢野功▽退任(常務執行役員炭素部門長)、社長付飯田仁▽同(同役員新エネルギー部門長)、社長付北田裕二▽同(同役員高機能フィルム部門長同部門包装フィルム本部長同部門工業フィルム本部長)、フィルムズ&モールディングマテリアルズドメインフィルムズディビジョン長江川洋介▽同(同役員高機能成形材料部門長同部門繊維本部長同部門機能成形材本部長)、MCCスポーツ取締役社長岡田幹士▽同(同役員プロダクト・スチュワードシップ推進部、購買部、物流部所管)、三菱ケミカルインフラテック取締役副社長西谷悌二郎。