日本ポリエチレン 原料高でPEを13円/kg以上値上げ

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2020年9月4日

 ポリエチレン(PE)の国内最大手である日本ポリエチレンは3日、10月1日納入分から同社のPE全製品を「13円/kg以上」値上げすると発表した。

 原油価格は、春先の新型コロナウイルス感染拡大の影響により大幅に下落した後、5月以降はOPECプラスの協調減産の継続などもあり、底を打って大きく反転上昇している。国産ナフサ価格も、原油価格の上昇に加え、最悪期からの需給改善も進み、第4四半期(10-12月期)には3万4000円/klを超える水準になることが見込まれ、それに伴い諸費用も上昇している。

 同社は、厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の原料コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難な状況にあり、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

日本ポリエチレン 高圧法LDPE製造設備を停止、EVAも生産終了

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2020年9月2日

 日本ポリエチレンは1日、高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)製造設備1系列の停止、およびエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)の生産・販売終了を決定したと発表した。

 LDPEを取り巻く諸情勢は、世界的な新増設などによる需給環境の悪化や、プラントの経年劣化に伴う修繕費の上昇などにより、厳しい状況となっている。

 同社は、こうした状況に対応するため、鹿島工場(茨城県神栖市)のLDPE(高圧・チューブラー法)製造設備1系列(年産6.2万t)を2021年5月に停止し、同製品の生産を川崎工場(神奈川県川崎市)に集約するとともに、事業再構築の一環として川崎工場で生産しているEVAの生産・販売を終了する。

 同社は今後とも、製品の高性能化を進め、優れた材料を安定して顧客へ提供できるよう努めていく方針だ。

日本ポリエチレン PE全製品を1月15日納入分から値上げ

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2019年12月18日

 日本ポリエチレンはこのほど、ポリエチレン全製品を来年1月15日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は12円/kg以上。

 原油価格は、OPEC・非加盟産油国による協調減産継続と減産幅の拡大により、大幅に上昇してきている。国産ナフサ価格についても、原油の高騰に加え、ナフサ供給のタイト感や域内の堅調な需要、為替も円安が定着していることから、2020年第1四半期には4万5千円/㎘に迫る水準となることが見込まれる。

 また、これに伴い、用役・副原料価格も上昇している。同社は厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の急激な原燃料コストの上昇を自助努力のみで吸収することが困難なことから、価格改定をせざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン 21日納入分からポリエチレン値上げ

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2019年5月10日

 日本ポリエチレンは9日、ポリエチレン全製品を21日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は15円/kg以上。内訳はナフサと用役・副原料価格上昇分で12円/kg以上、物流費上昇分で3円/kg。

 原油価格は、米国によるイラン、ベネズエラへの経済制裁、OPEC・非OPEC加盟国による協調減産継続により、大幅に上昇している。国産ナフサ価格についても、原油の高騰、域内の堅調なナフサ需要、為替も円安が定着していることにより、今年第2四半期~第3四半期には4万8000円/klを超える水準となることが見込まれる。

 これに伴い、用役・副原料価格も上昇している。また、昨今の人手不足により物流事情はますます逼迫してきており、安定物流を確保するために物流費も大幅に上昇している。

 同社は厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の急激な原燃料コストと物流費の上昇を自助努力のみで吸収することが困難なことから、価格改定をせざるを得ないと判断した。

 

ポリオレフィン大手 原料高騰で値上げ打ち出し採算是正図る

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2018年10月5日

 大手ポリオレフィンメーカーの原燃料高やコスト高に対応した値上げが打ち出され、10月中旬以降からの実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。

 ポリエチレンでは、日本ポリエチレンが改定幅10円/kg以上で今月15日納入分から、プライムポリマーが15円/kg以上で今月22日納入分からの値上げを発表。同様にポリプロピレンでは、日本ポリプロが12円/kg以上で今月15日納入分から、プライムポリマーが15円/kg以上で今月22日納入分からの値上げを発表した。

 大手である両社が値上げに動いたことで、他のポリオレフィンメーカーも近いうちに値上げを打ち出すことになりそうだ。

 今回の値上げの背景として、

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日本ポリエチレン ポリエチレン全製品を値上げへ

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2018年10月2日

 日本ポリエチレンは1日、ポリエチレン全製品を今月15日納入分から10円/kg以上値上げすると発表した。

 米国によるイラン制裁再開を控え原油需給が逼迫しており、原油価格は大幅に上昇している。また、国産ナフサ価格についても、原油の高騰や域内の堅調なナフサ需要、米国の長期金利上昇により円安が進んでいるため、第4四半期(10―12月期)の国産ナフサ価格は、5万8000円/klを上回る水準となることが見込まれている。

 同社は厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の急激な原燃料コスト上昇分を自助努力のみで吸収することは困難なことから、価格改定を要請せざるを得ないと判断した。