NEDOはこのほど、高砂ケミカル、田辺三菱製薬、コニカミノルタケミカル、横河ソリューションサービス、テックプロジェクトサービス、大成建設、島津製作所、三菱化工機、産業技術総合研究所(産総研)が、連続生産方式を採用した再構成可能なモジュール型医薬品製造設備「iFactory」を開発し、高砂ケミカル掛川工場に実証プラントを構築、実証試験に成功したと発表した。
実証試験では、
2023年12月27日
2023年12月18日
2023年6月22日
2023年2月17日
2023年2月6日
2021年12月23日
田辺三菱製薬はこのほど、連結子会社であるメディカゴ社(カナダ ケベック市)が、新型コロナウイルス感染症の予防を目指して開発している植物由来のウイルス様粒子(VLP)ワクチン(開発番号:MT‐2766)について、カナダで承認申請を行ったと発表した。なお、MT‐2766はグラクソスミスクライン社(英国)のパンデミックアジュバントを併用している。
MT‐2766は、カナダで今年4月よりローリングサブミッションの審査を開始。第2/3相臨床試験の第3相パートでの良好な結果をもとに、申請資料の最終部分としてデータを提出しており、メディカゴ社は18歳以上の健康成人に対する審査と承認を求めている。カナダで承認されれば、ヒト用VLPワクチンならびにコロナワクチンとして世界初の植物由来ワクチンとなる。なお、冷蔵(2~8℃)での保存・流通が可能だ。
一方、日本においても第1/2相臨床試験を今年10月から実施中。カナダ申請に用いたデータに日本の臨床試験結果を加えて、来春の承認申請を目指している。今後、WHO、米国、英国への承認申請も行う予定。
また今後、オミクロン株に対するMT‐2766の抗体反応を確認する試験を実施予定であり、その他、MT‐2766、mRNAワクチン、アデノウイルスベクターワクチン既接種者に対するブースター試験を早期に実施できるよう検討を進めている。さらに小児への試験も予定している。
同社グループは、中期経営計画において、ワクチン領域を、中枢神経・免疫炎症領域とならぶ重点領域と位置づけ、ワクチン領域においても新しいモダリティの開発に注力。新しいタイプのワクチンとなる植物由来VLPワクチンという選択肢を届けることで、世界の最重要課題である感染症予防により一層貢献していく。
2021年12月9日
田辺三菱製薬はこのほど、連結子会社であるメディカゴ社(カナダ)が、新型コロナウイルス感染症の予防を目指して開発している植物由来のウイルス様粒子(VLP)ワクチンの第2/3相臨床試験の第3相パートにおいて良好な有効性と安全性を確認したことを、グラクソスミスクライン社(GSK)と共同で発表した。カナダにおいて今後、速やかに承認申請を行い、承認されれば世界初となる。
日本でも、第1/2相臨床試験を今年10月から実施しており、今回得られた結果に日本の臨床試験結果を加えて、来春の承認申請を目指す。今後、WHO、米国、英国への承認申請も行う予定だ。
同ワクチンは植物を用いて製造したVLPを使用しており、承認されれば、ヒト用植物由来VLPワクチンとして世界初。また、冷蔵(2~8℃)での保存・流通が可能となっている。
同社グループは、中期経営計画において、ワクチン領域を、中枢神経・免疫炎症領域とならぶ重点領域と位置づけ、ワクチン領域でも新しいモダリティの開発に取り組んでいる。新しいタイプのワクチンとなる植物由来VLPワクチンという新たな選択肢を届けることで、世界の最重要課題である感染症予防により一層貢献していく。
2020年3月16日
田辺三菱製薬はこのほど、子会社であるメディカゴ社(カナダ・ケベック市)が、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)に対応したウイルスの植物由来ウイルス様粒子(VLP)の作製に成功したと発表した。
COVID‐19のVLP作製は、ワクチンを開発するための第一歩であり、メディカゴ社は安全性と有効性に関する非臨床試験を実施している。今回の非臨床試験が順調に進めば、ヒトでの臨床試験を今年8月までに開始するため、当局機関と協議したい意向を示している。
また、メディカゴ社はSARS‐CoV‐2(COVID‐19の原因ウイルス)に対する抗体に関しても、自らの技術基盤を活用し、同国のラヴァル大学感染症研究センターと協力して研究を行っている。
なお、この研究は、CIHR(カナダ健康研究所)から一部資金提供を受けている。
2020年2月27日
2020年2月5日