三菱ケミカルホールディングス(HD)は18日、連結子会社である田辺三菱製薬を公開買い付け(TOB)し完全子会社化すると発表した。現在、三菱ケミHDは田辺三菱の株を56・39%保有している。なお、TOBの期間は11月19日から来年1月7日で、買付金額は約4900億円を見込む。
都内で開催された記者会見で、三菱ケミHDの越智仁社長は「2030年に向けて、科学技術やマーケットは大きく変化する。特にデジタル技術や生化学の発達により、今後の
2019年11月20日
2019年10月31日
2019年10月21日
2019年7月30日
2019年5月14日
2019年2月5日
2018年12月17日
田辺三菱製薬はこのほど、2012年に創業、中国成都市に本社を置き、米国にも支社を持つ、医薬品の標的タンパク質に対する低分子医薬品を創製するバイオ製薬企業である、HitGen(ヒットジェン)と創薬標的分子に対するシード化合物(ターゲットとなる創薬標的分子と結合する化合物)の探索に係る共同研究契約を締結したと発表した。
ヒットジェンは、化合物に目印となるDNAのタグを付けるという独自の技術を用いて、3000億種類以上の化合物から構成される次世代化合物ライブラリー(DNAタグ付きライブラリーのことで、DNAエンコーデッドライブラリー=DELとも呼ばれる構造多様性をもつ化合物ライブラリー)を構築している。
DNAタグ付きライブラリーを用いると、広範な化学品の分析とスクリーニングが可能になり、田辺三菱製薬が狙う新薬の種となるシード化合物のヒット率を向上させ、探索期間を短縮することが期待できる。これにより、田辺三菱製薬は研究パイプラインの早期拡充を目指す。
今回の契約締結により、ヒットジェンは上記の技術を用いて、田辺三菱製薬が提供する複数の創薬標的タンパク質に対するシード化合物の探索を行う。田辺三菱製薬はその対価として、研究コストの一部とマイルストンの支払いをする。
なお、経済条件の詳細については開示しない。両社は今後、アンメット・メディカル・ニーズに応える、革新的な医薬品創製にチャレンジしていく方針だ。
2018年10月31日
2018年9月27日
田辺三菱製薬は26日、インドネシアとタイを拠点とする連結子会社名を、10月1日からそれぞれPT Mitsubishi Tanabe Pharma Indonesia=ミツビシ・タナベ・ファーマ・インドネシア=と、Mitsubishi Tanabe Pharma(Thailand)=ミツビシ・タナベ・ファーマ・タイランド=に変更すると発表した。
田辺三菱製薬は2007年10月の合併以来、海外子会社で「Mitsubishi Tanabe Pharma」を使用し、コーポレートアイデンティティの確立に努めており、今回の社名変更もこの方針に従ったもの。社名変更によって、アセアン各国で同社製品の認知度・信頼性のさらなる向上を目指した活動に、より一層取り組んでいく。
2018年9月18日