米国ポリエチレン輸出 6月は対前年比41%増

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2019年9月2日

 貿易統計によると、米国の6月のポリエチレン(PE)輸出は、前年同月比41.0%増の77万5000tと大幅な伸びを継続した。米国おいてシェール由来の大型エタンクラッカーおよびPE設備が相次いで稼働を開始し、近隣諸国はもちろん、南米や欧州、アジア、アフリカにまで輸出が本格化している状況だ。

 6月の主な輸出先は、1位がメキシコ(9万6000t)、2位がベルギー(9万5000t)、3位がカナダ(6万2000t)、4位が中国(4万7000t)、5位がブラジル(4万2000t)となった。中国は、4~5月は7万t台と高水準で推移していたが、6月は43%減とブレーキがかかった。その他のアジア地域では、ベトナム(同10.4倍)、香港(同3倍)、シンガポール(同2.1倍)、マレーシア(同2倍)の増加が目立つ。また、韓国も同5.3倍の1万3000tとなった。昨年は月に3000~4000t程度だったが、今年に入り輸入量が伸長している。

 一方、6月のPE輸出を品目別にみると、

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米国ポリエチレン輸出 1Qは対前年比50%増

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2019年6月24日

 貿易統計によると、米国の1Q(1-3月期)のポリエチレン(PE)輸出は、前年同期比50.0%増の205万1000tと大幅な伸びとなった。米国においてシェール由来の大型エタンクラッカーやPE設備が相次ぎ立ち上がり、世界各地に向けて輸出が加速している。

 アジアではベトナム(同12.8倍)やマレーシア(同12.5倍)、韓国(2.7倍)、またインド(同2.1倍)向けに増加が目立っており、今年もその動きが継続しそうだ。

 1Qの主な輸出先は、1位がメキシコ(29万1000t)、2位がベルギー(21万1000t)、3位がカナダ(19万4000t)、4位が中国(13万5000t)、5位はブラジル(13万1000t)となった。中国向けは、貿易摩擦の影響もあり、同37.0%減となっているが、昨年11月を底に数量は反転しており、今後の動向が注目される。

 一方、1QのPE輸出を品目別にみると、HDPEが

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中国の汎用樹脂輸入 2月は全製品が前年比で増加

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2019年4月8日

 中国の2月の汎用樹脂輸入は、塩ビ樹脂(PVC)がほぼ前年並みとなったものの、他の製品は前年の水準を上回った。中でもポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、EPSは40%以上の大幅増となっている。

 2月の輸入を品目別で見ると、PEは、低密度(LD)が前年同月比25%増の22万6000t、直鎖状低密度(L-L)が

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中国の1月の汎用樹脂 輸入は前年比でPVCが2桁減

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2019年3月4日

 中国の1月の汎用樹脂輸入では、高密度ポリエチレン(HDPE)と塩ビ樹脂(PVC)が前年同月比でマイナスとなった。PEの中では直鎖状低密度(L-LDPE)は同30.8%増と大幅な伸びが継続したが、低密度ポリエチレン(LDPE)は同1.3%増とほぼ前年並みとなり、HDPEは同1.5%減となった。

 他の品目では、ポリプロピレン(PP)が

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中国の汎用樹脂輸入 12月は前年同月比で2品目が減少

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2019年2月1日

 中国の昨年12月の汎用樹脂輸入では、高密度ポリエチレン(HDPE)とABS樹脂が前年同月比でマイナスとなった。

 PEの中では低密度ポリエチレン(LDPE)は同7%増と堅調な伸びを見せ、直鎖状低密度(L-LDPE)も同45%増と大幅に伸長したのに対し、HDPEは同8%減と落ち込んでいる。

 他の品目では、ポリプロピレン(PP)同3%増、塩ビ樹脂(PVC)は同14%増、ポリスチレン(PS)は同22%増、EPS同154%増と伸長したが、ABS樹脂は同5%減とマイナスとなった。ABS樹脂は自動車や家電など景気動向に左右されやすい製品に多く使われることから、中国経済の減速が表れているとの見方も出ている。

 国別で米国品を見ると、PEでは

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中国の汎用樹脂輸入 1-11月はPVC除き増加

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2019年1月25日

 中国の貿易統計が再開され、非開示だった2018年4-11月分の統計が公表された。

 汎用樹脂輸入を1-11月期で見ると、ポリエチレン(PE)をはじめ、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSは対前年比プラスで推移したものの、塩ビ樹脂(PVC)は前年の水準を下回った。

 PVCと微増(同期比3%増)となったPPは、中国における内製化へのシフトが継続して進んでいる模様だ。

 一方、11月単月で見ると、高密度ポリエチレン(HDPE)、

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