コベストロの2023年度 需要低迷で減収減益純損継続

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2024年3月27日

 コベストロの2023年1月―12月期の業績は、売上高は前年比20%減の144億ユーロ、EBITDA33%減の11億ユーロの減収減益だった。純利益は7000万ユーロ改善し2億ユーロの損失だった。原燃料価格が過去の平均を大幅に上回る中、世界的な需要低迷により、販売価格と販売量が減少した。

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コベストロの上半期 需要低迷と価格低下で減収減益

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2023年8月28日

 コベストロの2023年度上半期(1~6月期)の業績は、売上高は前年同期比21%減の74億6000万ユーロ、EBITDAは50%減の6億7000万ユーロ、純利益97%減の2000万ユーロの減収減益となった。需要低迷と稼働率低下に起因する販売数量の減少と価格水準の低下が主な要因だ。

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コベストロの2022年度決算 売上更新するも初の純損

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2023年3月24日

 コベストロはこのほど、2022年1月―12月期の決算を発表した。売上高は前年比13%増の180億ユーロ、EBITDAは48%減の16億ユーロ、純利益は3億ユーロの損失だった。

 販売量は減少したが、

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ランクセス、コベストロと持続可能原料の生産で合意

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2023年1月31日

 ランクセスはこのほど、コベストロとエネルギー集約型の基礎化学品生産で協力し、気候変動に配慮した生産を行うことで合意した。

 ランクセスは現在、コベストロから塩素、

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コベストロの4-6月期 原材料などコスト上昇で減益に

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2022年8月24日

 コベストロはこのほど、2022年第2四半期(4―6月期)の連結業績を発表した。グループの売上高は前年同期比19%増の47億ユーロ、EBITDA33%減の5億4700万ユーロ、純利益56%減の1億9900万ユーロとなった。販売価格の上昇を背景に増収となったが、

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日本特殊コーティング 日化協から安全最優秀賞を受賞

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2022年6月9日

 コベストロのグループ会社である日本特殊コーティング(JFC:茨城県土浦市)はこのほど、筑波工場が日本化学工業協会(日化協)から2022年度安全最優秀賞を受賞したと発表した。

 日本企業と欧州企業の合弁会社としての長い歴史を有するJFCは、

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コベストロの4-6月期 主要製品の販売増加で増収増益

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2021年9月2日

 コベストロはこのほど、2021年第2四半期(4-6月期)の決算を発表した。DSMから買収したRFM(レジンズ&ファンクショナルマテリアルズ)事業を取り入れた効果もあり、主要製品の販売量は前年同期比35%増加し、売上高は84%増の39億5600万ユーロ、EBITDA6.5倍の8億1700万ユーロ、純利益4億4900万ユーロ(5億100万ユーロ増)となった。

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コベストロ 組織体制を再編、サステナブルな成長目指す

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2021年7月26日

 コベストロはこのほど、7月1日付で、これまでの「ポリウレタン」「ポリカーボネート」「塗料・接着剤・スペシャリティーズ」の3つのセグメントを再編し、新たに7つの事業部をスタートさせたと発表した。これにより同社は、今年2月に発表した新戦略「サステナブル・フューチャー」の最初のマイルストーンを達成している。

 マーカス・スタイレマンCEOは「当社はサステナビリティを重視し、サーキュラーエコノミーの実現に向けて組織的に取り組んでいる。今回の組織再編により、今後の新戦略の実行とサステナブルな成長に向けた基盤を確立できた。今後は、顧客にとって、さらに優れたパートナーとなることで競争力を高めていく」と述べている。

 新戦略の第1段階では、個々のマーケットと顧客のニーズにより一層応えられる体制を整備。事業特性に基づき7つの事業部を組織し、バリューチェーン上の重要なオペレーションを事業部ごとに統合した。新たな組織は「ソリューション・スペシャリティ」と「パフォーマンスマテリアルズ」の2つのセグメント。

 前者は、テイラードウレタン、熱可塑性ポリウレタン、塗料・接着剤、エンジニアリングプラスチックス、スペシャリティフィルムの6事業部で構成。技術革新により複雑な製品に注力し、アプリケーションの技術サービスも提供する。一方、後者は1事業部で、スタンダードポリカーボネート、スタンダードウレタン製品、基礎化学品が事業内容。スタンダードな製品を競争力のある市場価格で確実に提供することに注力する。

 新戦略の第2段階では、製品・プロセスを顧客のニーズに合致させるとともに、収益性も追求しながらサステナビリティに取り組む。トーマス・トゥプファーCFOは「当社はサステナブルな成長を目指しており、投資や買収を行う際に収益性とサステナビリティという2つの面を重視する。新組織体制では、リソースの最適な配分が実現する」と述べている。同社の長期ビジョン「We will be fully circular」は、戦略の第3段階で実現される。その一環として、気候中立かつ資源節約型の経済への移行を加速させる方針だ。

コベストロ DSMの事業買収完了、売上約10億ユーロ増

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2021年5月27日

 コベストロはこのほど、蘭・DSMからレジンズ&ファンクショナルマテリアルズ事業(RFM)買収を予定通り完了した。両社は昨年9月に買収契約を締結していたが、今回、規制当局より取引の承認が得られ、事業買収が完了した。

 この取引により、コベストロのサステナブルなコーティング樹脂のポートフォリオが大幅に拡大し、コベストログループはこの成長市場における世界最大手となる。RFM統合の結果として、グループの売上が約10億ユーロ増加するとともに、20拠点以上が加わることでグローバルな生産ネットワークがさらに充実する。

 また、様々な分野でコベストロの事業が拡大。コベストログループは、現在でも水系ポリウレタンディスパーション分野における大手であるが、RFMの買収により、水系ポリアクリル樹脂全般をはじめ、サステナビリティの観点から強力なブランド力をもつ「Niaga」や、アディティブマニュファクチュアリング(積層造形、3Dプリンティング)に加え、先進的な太陽光発電向けコーティング事業も傘下に収める。さらに、水系ハイブリッド技術、パウダーコーティング樹脂、紫外線硬化樹脂などの追加によって、コベストロの技術ポートフォリオが充実する。

 同社は、総合的な分析に基づき、完全統合による永続的なシナジーとして、2025年までに年間約1億2千万ユーロの積み上げを見込んでいる。このうち、約3分の二がコスト面、約3分の一が収益面のシナジーとなる。

コベストロの12月期 需要回復で下半期業績が大幅改善

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2021年3月16日

 コベストロの2020年12月期の連結決算は、売上高が前年同期比14%減の107億1000万ユーロ、EBITDAは同8%減の14億7000万ユーロ、純利益は同17%減の4億6000万ユーロとなった。主要製品の販売量は、10-12月期は好調だったが、1-6月期のコロナによる落ち込みをカバーできず同6%減となっている。ただ、コスト削減策に注力し、EBITDAは15億ユーロを確保した。

 セグメント別にみると、ポリウレタン事業は、売上高13%減の50億ユーロ、EBITDA4%減の6億3000万ユーロ。コロナ禍により1-6月期の需要が大きく落ち込み、7-12月期に需要が急回復したものの減収減益となった。主要製品の販売量は6%減少している。

 ポリカーボネート事業は売上高14%減の30億ユーロ、EBITDA3%増の5億5000万ユーロ。ポリウレタンと同様に上半期の落ち込みが響き減収となったが、原材料価格の低下とコスト削減が寄与し増益となった。主要製品の販売量は3%減少している。

 塗料・接着剤・スペシャリティーズ事業は、売上高14%減の20億ユーロ、EBITDA27%減の3億4000万ユーロ。販売量の減少と販売価格の低下により減収となり、利益率の低下とDSMからレジンズ&ファンクショナルマテリアルズ(RFM)事業買収に伴う支出が発生し減益となった。主要製品の販売量は9%減少している。

 なお、2021年度の業績予想については、EBITDA17億~22億ユーロの増益を見込む。主要製品の販売量の成長率を10~15%としたが、このうち6%はRFM事業買収に伴う販売量の増加を織り込んでいる。