[ダイセル・人事](3月1日)▽チェーンプロダクションカンパニー品質保証部主任部員宮本繁。
ダイセル 人事(3月1日)
2021年2月17日
2021年2月17日
2021年2月16日
ダイセルはこのほど、大阪大学医学部附属病院(大阪府吹田市)が実施する「COVID-19 DNAワクチン皮内接種の第Ⅰ/Ⅱ相試験」(医師主導治験)について、症例登録された被験者(健康成人)を対象とし、同社の新規投与デバイスによるワクチン投与が開始されたと発表した。
同社は、大阪大学とアンジェス(大阪府茨木市)による新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチン共同開発プロジェクトに参画しており、医師主導治験では、ダイセルが開発した新規ガス式無針投与デバイス「DC-MD3A」が治験薬の皮内投与に適用され、DNAワクチンの皮内投与での有効性と安全性が評価される。
新型コロナの感染拡大を防止するためには、有効かつ安全なワクチンを可能な限り短期間に広く普及させる必要がある。そのためには、一人当たりのワクチンの有効成分量を低減させることが必要。同治験では、治験薬を皮内投与することにより、筋肉内接種プラスミドDNAの量を5分の1~10分の1に低減させることの可能性を探索的に検討する。また、健康成人志願者を対象として、筋肉内接種の評価を参考に、皮内投与での治験薬の有効性と安全性を評価する。
2021年2月4日
ダイセルは3日、2020年度第3四半期(4-12月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比10%減の2814億円、営業利益17%減の187億円、経常利益17%減の202億円、純利益142%増の112億円となった。
セグメント別に見ると、メディカル・ヘルスケア事業は増収減益。コスメ・健康食品事業は中国の需要回復などで化粧品原料の増販となったが、その他域の需要減少で減収。キラル分離事業はカラムの販売増加や、中国とインドでの事業が好調で増収となった。
スマート事業は減収減益。ディスプレイ事業は液晶表示向けフィルム用の酢酸セルロースや、高機能フィルムの需要低迷などで数量減少。IC/半導体事業は電子材料向け溶剤やレジスト材などの堅調な需要で増収だった。
セイフティ事業は減収減益。モビリティ事業はエアバッグ用インフレータなどが数量減少で減収だった。
マテリアル事業は減収減益。酢酸は需要減少と市況の下落、酢酸誘導体は一部製品の需要増加があったものの市況下落の影響で減収となった。アセテート・トウは海外主要顧客向けで数量を保つも為替影響などで減収。カプロラクトン誘導体やエポキシ化合物などは一部用途の需要回復はあったが、欧州市場やFRP向け需要の低調で数量減少した。
エンジニアリングプラスチック事業は減収減益。POM樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどは次世代通信用途で増加したが、自動車減産やスマートフォン需要の低迷で減収。ABS樹脂やエンプラアロイなどのコンパウンド事業も自動車生産や住宅着工の減少が響いた。樹脂加工事業は包装フィルムの販売減少などで減収した。
その他部門は防衛関連事業の数量増加で増収増益。期初の様々な産業の需要低迷で減収減益となったが、徹底したコストダウンと自動車生産などの需要回復を着実に捉え、各セグメントで想定を上回る結果となった。
第4四半期(1-3月期)も新型コロナの感染再拡大や半導体不足による自動車生産への影響など先行き不透明だが、経営成績、需要予測や販売価格是正などを踏まえ、通期業績予想を、売上高3880億円(前回発表比200億円増)、営業利益280億円(同60億円増)、経常利益295億円(同65億円増)、純利益180億円(同40億円増)に上方修正した。
2021年2月2日
ダイセルはこのほど、大人の女性のためのウェルエイジング・ブランド「WELLMETHOD(ウェルメソッド)」から、機能性表示食品「ピュアセラミド+(プラス)」を発売した。今回、機能性表示食品になったことで従来品からアップグレードしたという意味を込めて「ピュアセラミド+(プラス)」と名付けている。
同製品は飲むセラミドサプリメント。こんにゃく芋の飛び粉から抽出した「こんにゃく由来グルコシルセラミド」を配合し、肌の乾燥が気になる人に適している。セラミドは皮膚の最外層にあたる角質層にある細胞間脂質と呼ばれる成分で、外部からの刺激から肌の内部を守る働きがある。セラミドが角質層に十分に存在すると、水分の蒸発を防ぎ保湿力のある健やかな肌を保てるが、不十分だと肌のバリア機能が乱れて刺激を受けやすく、肌内部の水分が逃げてしまう状態になる。
日本人を対象とした複数の試験では、1日当たり0.6~1.8mgの「こんにゃく由来グルコシルセラミド」を4~12週間続けて摂取することで、全身の肌の経皮水分蒸散量が低下(皮膚バリア機能が改善)することが報告された。スキンケアアイテムを利用した外側からのケアは局所的になるが、セラミドを経口摂取することで全身に潤いを届け、肌の乾燥を防ぐことが期待できる。
2021年1月27日
2021年1月26日
[ダイセル・人事](2月1日)▽エンジニアリングセンター商品化技術創出グループリーダー、セイフティSBUモビリティBU技術開発センタープロセス開発室主席部員岡田一宣▽エンジニアリングセンター商品化技術創出グループ副グループリーダー、イノベーション・パークイノベーション戦略室主席部員地神修▽エンジニアリングセンター商品化技術創出グループ主席部員、セイフティSBUモビリティBU技術開発センタープロセス開発室主席部員前田剛▽エンジニアリングセンター商品化技術創出グループ主席部員小暮利彦▽同豊田泰嗣▽同井戸啓介▽同センター同グループ主任部員、同センター戦略企画グループ主任部員安川彰吾▽同センター商品化技術創出グループ主任部員妻鹿善紀▽同センタープラントエンジニアリンググループリーダー、同センター副センター長瀧川高春▽同センター同グループ主席部員小西康之▽同センター同グループ主任部員馮俊▽同小西賢則▽セイフティSBUモビリティBU調達部主任部員岩波泰樹▽ダイセル・セイフティ・システムズ成型生産部長、同社第一工場生産部長岩田浩靖▽ダイセルミライズ事業推進本部広畑R&Dセンター、マルチプルプロダクションカンパニー姫路製造所広畑工場品質保証部主任部員井上芳生(4月1日)▽セイフティSBUインダストリーBU技術開発センター主任部員矢野成昭▽チェーンプロダクションカンパニー品質保証部品質保証グループ主任部員福田徳雄▽Daicel Safety Technologies(Thailand)Co.,Ltd.小俵慶三▽Daicel(Europa)GmbH浮田信一朗。
2021年1月13日
ダイセルは12日、インドの自動車エアバッグ用インフレータの需要拡大に伴い、同国内に新たに生産拠点を設置することを決定したと発表した。インド南部、タミル・ナドゥ州ワンハブチェンナイ工業団地に建設し、2023年12月の稼働開始を目指す。
同社は、インド自動車市場の成長や安全規制強化に伴い、2018年に販売拠点ダイセル・セイフティ・システムズ・インディア(DSSI:ハリヤナ州グルグラム)を設立し、マーケティングや現地調査を進めてきた。これまではタイなどの生産拠点からインド市場へ製品を供給してきたが、インド自動車市場の成長可能性や、自動車メーカー・エアバッグモジュールメーカーからの同国内でのサプライチェーン強化のニーズを背景に、同国内に生産拠点を設置する。
同社は今後、製品の安定生産、安定供給によって同国市場での存在価値をより強化するとともに、同国でのインフレータ生産や部品調達などを通じて同国経済の発展にも寄与していく考えだ。
2020年12月25日
2020年12月21日
ダイセルはこのほど、ペプチスターの第3者割当増資を引き受け、出資する契約をペプチスターと先月12日付で締結したと発表した。ペプチスターは、ペプチドリーム、塩野義製薬、積水化学工業の3社の合弁によって2017年に設立された、一般的なペプチドから特殊環状ペプチドまで、幅広いペプチド原薬の研究開発・製造を行うCDMO(開発製造受託会社)。
一方、ダイセルはキラル分離のリーディングカンパニーであり、今年度からの中期戦略の中で、クロマト分離事業の主要施策の1つに「ペプチド等の中分子に対するアプリケーション開発と新製品上市」を掲げている。今回のペプチスターへの出資により、ダイセルのクロマト分離精製技術を活用してペプチド医薬品製造のプロセス開発に参画する。今後大きく成長が見込まれる中分子医薬分野で分析・精製用充填剤の開発を加速するとともに、同分野での製剤材料や投与デバイスなど新規DDS(ドラッグデリバリーシステム)領域の事業機会を追求し、メディカル分野の事業拡大を目指していく。
ペプチド医薬は中分子医薬の一種で、多様な標的に対して優れた結合性・特異性を示し、免疫反応も低いとされる。通常のペプチド医薬には、体内で消化されるため経口投与できない、膜透過性が低く薬物動態が悪い、といった欠点があるが、ペプチスターが手掛ける「特殊環状ペプチド」は、ペプチドの利点を保ちながら欠点を解消するものとして広く注目を集めており、今後大きな成長が期待されている。
2020年12月17日