中外製薬 「アクテムラ」がコロナ感染の肺炎に適応追加承認

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2022年2月18日

 中外製薬はこのほど、ヒト化抗ヒトIL‐6レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」について、新型コロナウイルスによる肺炎(酸素投与を要する患者限定)に対する適応追加の承認を厚生労働省より取得した。なお、昨年12月の適応拡大の申請から1カ月で承認されている。

 奥田修社長CEOは「オミクロン株による新型コロナ感染の急拡大に伴い、

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中外製薬 アクテムラが重症コロナ治療薬として欧州で承認

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2021年12月10日

 中外製薬はこのほど、ヒト化抗ヒトIL‐6レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」(一般名:トシリズマブ)について、全身性コルチコステロイドの投与を受けており、酸素投与または人工呼吸を必要とする成人に対するコロナウイルス感染治療薬として、ロシュ社が欧州委員会(EC)より適応拡大の承認を取得したと発表した。

 今回の承認は、欧州医薬品委員会(CHMP)による勧告からわずか数時間後であり、これはコロナ禍による公衆衛生上の非常事態において、治療選択肢の候補としての「アクテムラ」に対する緊急性を反映したもの。

 奥田修社長CEOは、「欧州では、コロナ感染再拡大にオミクロン株の影響が加わり、さらなる懸念が広がっている。患者の状態に応じた治療が必要なコロナ感染において、『アクテムラ』が重症治療に大きな役割を果たすことを願っている」と述べている。

中外製薬 新型コロナ対象に「アクテムラ」の臨床試験を実施

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2020年4月13日

 中外製薬はこのほど、ヒト化抗ヒトIL‐6レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」について、新型コロナウイルス肺炎(COVID‐19肺炎)を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験を実施すると発表した。

 8日に、日本国内の重症COVID‐19肺炎の入院患者を対象とする「アクテムラ」の第Ⅲ相臨床試験の実施に向け、医薬品医療機器総合機構に治験届を提出した。今後、試験の詳細を確定の上、速やかな患者登録の開始を目指す。

 海外では、米国、カナダおよび欧州を含む世界の重症COVID‐19肺炎の入院患者約330例を対象として、「アクテムラ」と標準的な医療措置を併用した場合の安全性と有効性を、プラセボと標準的な医療措置の併用と比較する無作為化二重盲検プラセボ対照第Ⅲ相臨床試験(COVACTA試験)の実施をロシュ社が発表している。