三菱ケミカル 人事(5月1日)

2019年4月23日

[三菱ケミカル・人事](5月1日)▽高機能ポリマー部門パフォーマンスポリマーズ本部機能性樹脂事業部長酒向春生▽解兼同部門同本部同事業部長、同部門同本部同事業部グループマネジャー西山勝也。

三菱ケミカル 2020年春夏テキスタイル素材展を開催

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2019年4月23日

 三菱ケミカルはこのほど、「2020年春夏テキスタイル素材展」を5月9~10日に開催すると発表した。

 今回は、「トリプル アセテート」をテーマに、トリアセテート長繊維「ソアロン」の3つの特徴(サステナビリティ、ファンクショナリティ、クリエイティビティ)を訴求していく。

 レディースのみならずメンズコーナーも特設し、メンズ分野への提案も行う。新素材でウールトップミックスを彷彿させるナチュラルな風合いの「エレコフ」をはじめ、プロモート素材として麻調素材「サネリア」、シルキーな光沢感をもつ「ソアロンティス」などを展示予定。

 タッチを追求したポリエステル長繊維「ソルーナ」についても、軽量ストレッチ素材「ノルディス」などを同時開催で展開する。展示会場は、時事通信ホール(東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ビル2F)、開催時間は午前10時〜午後6時(最終日の10日は午後5時まで)。

 

三菱ケミカル 海外拠点従業員向けの研修プログラムを開始

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2019年4月23日

 三菱ケミカルは22日、同社グループの海外拠点で勤務する外国人従業員を対象に、新しい研修プログラム「Experience Japan」を開始したと発表した。

 同研修プログラムは、各事業部門の海外拠点や米国・欧州・中国・アジアの地域統括会社から推薦を受けた外国人従業員が、日本国内各地の事業拠点で仕事を通じて日本文化や日本企業の特質、同社について学ぶことを目的としている。

 また、各職場でも外国人従業員を受け入れることにより、相互理解が促進され、日本人従業員にとっても異文化を経験するよい機会となることが期待されている。

第1期生として、今年4月から来年3月までの約1年間、インドネシア・トルコ・ベトナム・英国・ベルギー・スイス・中国などから合計14人が参加。全体での導入研修や語学研修を終了後、東京本社をはじめ、愛知・滋賀・岡山などの各事業拠点に配属され業務経験を積む予定となっている。

 同社は、全従業員に占める外国人従業員の割合が3割を超えており、国籍や文化など多種多様なバックグラウンドをもつ人材が各国で勤務している。これまで海外留学制度やビジネスチャレンジ制度など海外で研鑽を積むための種々の研修プログラムを実施してきたが、主として日本人従業員を対象としたものであり、海外で勤務する従業員が系統立てて日本を学ぶ機会は、必ずしも十分ではなかったという。

 同社は今後もさまざまなプログラムを通じて、人材育成を図っていく考えだ。

三菱ケミカル スポーツ用の義足ブレードを開発、販売を開始

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2019年4月11日

 三菱ケミカルは10日、スポーツ用の義足ブレード「Griffon Beak(グリフォン・ビーク)」の販売を、同日から開始すると発表した。三菱ケミカルホーディングスグループのシンクタンクである地球快適化インスティテュートが、三菱ケミカルと産業技術総合研究所、東京大学と共同開発した。

 バイオメカニクスと計算工学に基づき、コンピューター上でアスリートの動作を再現できる「デジタルアスリート」を構築。さらに、2016年4月からスポンサーシップ契約を結んでいる、パラ陸上競技の前川楓(まえがわかえで)選手の協力を得て、走行データなどを組み合せることで、義足走者の速度を最大化する義足ブレードの形状を導き出した。

 従来品に比べ、踵部分が後方に突き出していることが特徴の1つで、これにより前方への推進力が高まることが期待できる。この形状が鳥のくちばし(=beak)に似ていることが製品名の由来となった。

 受付は三菱ケミカルのウェブサイトhttps://www.m-chemical.co.jp/products/product-site/index.htmlで行っている。販売価格は86万4000円(税込み)。

 三菱ケミカルホールディングスグループでは、この義足開発を通じて蓄積した技術を、義足走者だけでなく、健常者の歩行をサポートすることにも活用し、広く社会に貢献することを検討していく。

 

三菱ケミカル 生分解性プラ使用の紙コップが次世代カップに選定

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2019年4月8日

 三菱ケミカルはこのほど、同社の生分解性プラスチック「バイオPBS」を用いた紙コップが、次世代のカップを表彰するコンテスト「ネクストジェン・カップ・チャレンジ」で、最もイノベ―ティブなカップの1つとして選定されたと発表した。

受賞した紙コップ
受賞した紙コップ

 「ネクストジェン・カップ・チャレンジ」は、米スターバックスなどが設立した「ネクストジェン・コンソーシアム」の主催。

 三菱ケミカルとタイのPTTグローバルケミカル社が折半出資するPTT MCCバイオケム(PTT MCC社、バンコク)が「バイオPBS」をラミネートに用いた紙コップを出品し、その再生可能性や生分解性が評価された。

 「バイオPBS」は三菱ケミカルが開発し、基本特許を持ち、PTT MCC社が製造する植物由来の生分解性プラスチック。自然界の微生物によって水とCO2に分解されるため、自然環境への負担が少なく、既存の樹脂加工設備で容易に加工できるといった特徴がある。

 「バイオPBS」を使った紙コップは、すでに3年以上、実店舗での使用実績があり、産業コンポスト設備での処理・リサイクルが可能だ。

 今回、ネクストジェン・カップ・チャレンジのために開発した新たな紙コップは、家庭用コンポスト設備を用いて常温で処理できるよう改良。50カ国以上の国から応募された480点のアイデアの中から、12の受賞者の1つとして選ばれた。

 なお、ネクストジェン・コンソーシアムは、米スターバックスとマクドナルドが設立し、食品サービス業界の大手ブランドオーナーがサポーティング・パートナーとして、世界自然保護基金(WWF)がアドバイザリー・パートナーとして協力している。

 世界的な食品包装廃棄物の問題を解決するために活動しており、ネクストジェン・カップ・チャレンジは、循環可能な次世代紙コップの事業化を目的とした、同団体の最初の取り組みの一つである。

 

三菱ケミカル 環境配慮テーマに山形大と連携協定を締結

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2019年4月5日

 三菱ケミカルは4日、山形大学と包括的な産学連携協定を締結したと発表した。両者は、保有する人的・知的資源の活用や、両者が実施する事業への協力などを推進し、相互の発展を図ることを目的に、先月14日に同協定を締結。協定期間は、今年4月1日からの5年間としている。

 山形大学は、材料化学分野で国内トップクラスの研究実績があり、基礎研究から実用化を意識した応用研究まで幅広い研究領域をもつ。

 三菱ケミカルは、山形大学と2005年から5年間、自動車分野などに向けた新規ポリマー材料の開発を研究テーマに包括的な共同研究を進め、以降も研究者レベルで共同研究を続け、連携強化を図ってきた。

 今回の協定では、学生参画型の共同研究として、「環境への配慮を意識した石油化学に関する研究」をテーマに取り組む。新しい触媒技術の開発や材料設計・製造技術の開発、未活用留分の再利用など、さまざまな基礎研究を推進していく。

 これを機に、将来の事業シーズ探索と、両者の若手研究者と学生の育成を目指し、さらなる成長の獲得に向けて連携強化を進めていく考えだ。

【化学企業 入社式訓示②】三菱ケミカル 和賀昌之社長

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2019年4月3日

 入社おめでとう。新たな若い力を迎えることができ、大変うれしく思う。21世紀は「化学の時代」。人工知能・IoT・自動運転と、技術革新の波が押し寄せる一方、環境問題・気候変動など地球が悲鳴を上げている今こそ、化学の力でソリューションを提供することが求められており、それができるのが当社だ。

 われわれは民間企業なので、高収益を目指すことは当然だが、利益率という点では、世界の競合他社と比べて見劣りがする。国内の人口減少と少子高齢化が迫っている中、当社が今後も成長していくためには、世界を舞台にビジネス展開し、かつ変わり続けなければならない。皆さんは会社を変えるために、本日、ここに集まったのだと自覚していただきたい。

 三菱ケミカルホールディングスは「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」、すなわち「KAITEKI」を実現するというビジョンを掲げており、当社も三菱ケミカルホールディングスグループの事業会社として、グループ内の相乗効果を追求し、技術・営業・RDなど、さまざまな切り口で積極的な交流を図っている。皆さんも三菱ケミカルホールディングスグループの一員という意識も持って仕事に取り組んでもらいたい。

 入社にあたっては、「安全・安定操業」こそが最大の目標であり、ルールを守り安全の重要性を最初に学んでほしい。自分の意思をもって調べ、習い、貪欲に視野を広げてほしい。また、組織を動かすために勇気をもって発言してほしい。鋭い感性を生かすために、まずは意見を言う勇気を鍛えてほしい。

 「コンプライアンス」という言葉は、何も難しいものではない。良識と常識を有した大人として、あいさつ・感謝・謝罪をきちんと表現できる社会人になってほしい。

 皆さんの若い力を思う存分に発揮して、三菱ケミカルを化学の力で世の中にソリューションを提供する世界のエクセレントカンパニーにしていこうではないか。ぜひ一緒に頑張ろう。

 

三菱ケミカル インドで熱可塑性エラストマー製造設備を新設

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2019年4月1日

 三菱ケミカルは29日、昨年6月に発表したインドにあるWelset Plast Extrusions社(ムンバイ市)の塩ビコンパウンド事業の買収完了と、同事業の拠点を利用した熱可塑性エラストマー製造設備の新設を発表した。新設備の稼働は2019年度中を予定。

 Welset社の塩ビコンパウンド事業は、特にメディカル分野ではインド国内で最大のシェアをもつなど、インド・ASEAN市場で確固たる基盤がある。

 三菱ケミカルは、メディカル用塩ビコンパウンド事業に新たに参入することで、当該地域で同事業の展開を推進していくとともに、既存の塩ビコンパウンド事業についても事業拡大と加速化を図っていく。同時に今回の事業買収を機に、熱可塑性エラストマー事業へも注力していく考えだ。

 三菱ケミカルの機能性樹脂製品は、インドの自動車分野で用途展開を続けており、今後も堅調な伸びが期待されている。

 同社は現在、インドでは熱可塑性エラストマーを委託製造しているが、今回の事業買収で獲得した拠点に自前の熱可塑性エラストマー製造設備を新設することにより、製品の供給体制を拡充し、おう盛な需要に対応していく。

 同社の機能性樹脂事業はこれまで積極的なM&Aや設備投資を進め、アジアパシフィック、欧州、北米地区など世界各地域で事業拡大しており、今回の買収により同事業のネットワークは16ヵ国28拠点となった。

 同社は、今回買収した会社をアジアパシフィック地域での医療用塩ビコンパウンドの製造拠点と位置づけ、加えて自動車用熱可塑性エラストマーの製造規模拡大により、一層のグローバル展開を加速していく。

 なお、ムンバイに本社を置く新会社の社名はMCPP India(予定)、従業員数は約150人(3月1日現在)、工場はムンバイ北方のスィルヴァーサーにある。塩ビコンパウンド(メディカル用途、電線被覆用途)や、熱可塑性エラストマー樹脂(自動車用途)の製造販売を軸に展開していく。

 

三菱ケミカル 生分解性プラスチックが国内で初めてストローに採用

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2019年3月26日

 三菱ケミカルは25日、生分解性プラスチック「BioPBS」を用いたストローが、京浜急行電鉄とそのグループ会社が運営する施設で、4月1日から使用されると発表した。京急グループ各社が運営する飲食店や百貨店、ストア、ホテルなどの13社68施設で、年間約16万本使用するストローを、「BioPBS」を用いたストローに切り替える。「BioPBS」を用いたストローが実店舗で使用されるのは、日本で初めて。

 「BioPBS」は三菱ケミカルが開発し、基本特許を持つ植物由来の生分解性プラスチック。同社とタイのPTTグローバルケミカル社が折半出資する、PTT MCCバイオケム(本社バンコク)が製造している。自然界の微生物によって水とCO2に分解されるため、自然環境への負担が少ないという特徴を持つ。

 一方、京急電鉄は神奈川県とSDGs推進に向けた連携協定を締結。同県が推進している「かながわプラごみゼロ宣言」に、県内事業所を持つ京急グループ全社で賛同し、エコバック配布によるプラスチックごみ削減などの活動に積極的に取り組んでいる。「BioPBS」を使用したストローを使うことで、さらなるプラスチックごみの削減を図る。

 三菱ケミカルは、三菱ケミカルホールディングスグループが掲げる「KAITEKI」の実現に向け、今後も「BioPBS」をはじめとする生分解性プラスチックや、植物由来プラスチックの研究開発・用途展開を加速させ、循環型社会の構築やSDGsの達成に向け貢献していく。

三菱ケミカル 人事(4月1日)

2019年3月1日

[三菱ケミカル・人事](4月1日)▽石化部門基礎化学品本部 C2ケミカル事業部長川﨑武史▽同部門同本部C3ケミカル・VAM事業部長安藤泰弘▽MMA部門MMA・Asia本部化成品事業部西中優治▽同部門同本部AN事業部長堀江智▽同部門MMA企画部遠藤友伸▽高機能ポリマー部門エンジニアリングポリマーズ本部長同部門同本部PBT室長倉沢義博▽同部門同本部フェノール・ポリカーボネート事業部長森博信▽同部門サステイナブルリソース本部サステイナブルポリマーズ事業部長三浦健治▽高機能化学部門機能化学品本部機能化学品事業部長浅沼努▽同部門同本部同事業部米山雅司▽同部門同本部スペシャリティケミカルズ事業部長笠井俊宏▽同部門機能材料本部ファインケミカルズ事業部長望月秀隆▽同部門同本部無機化学品事業部長土井康敬▽同部門高機能化学企画部長同部門食品機能材本部長柏啓太▽情電・ディスプレイ部門光学フィルム本部ポリエステル加工フィルム事業部長保田一成▽同部門情電・ディスプレイ企画部長広瀬正典▽高機能フィルム部門工業フィルム本部産業・メディカルフィルム事業部長毛利正朗▽高機能成形材料部門炭素繊維複合材料本部コンポジット製品事業部長奥野雅哉▽同部門同本部戦略調整室長伊吹努▽営業改革推進室堀内慎介▽新規事業創出部長金沢大輔▽開発本部鶴見研究所長高橋英樹▽同本部三重研究所長西山貴人▽同本部福岡研究所長藤本寿一▽知的財産部長阿部仁▽技術部小名浜工場長大原滋幸▽品質保証部長清川敦郎▽輸出管理部長、化学品管理部長内田康一▽日本ポリケム社長付髙井正樹▽サウディ石油化学部長安積弘哲▽ロッテMCC副社長奥野博章▽三菱ケミカルフーズ戦略企画部長久保智志▽ダイヤプラスフィルム常務取締役林達也▽三菱ケミカル物流理事働き方改革推進室長技術本部副本部長赤澤誠司▽三菱ケミカルホールディングス経営戦略部門機能商品戦略室グループマネジャー横澤浩樹▽国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構坂東良和。