NEDO 世界初、油を細胞外に生産する微細藻類を開発

, , , , ,

2023年4月26日

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこのほど、「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」を進める共同研究グループが、バイオジェット燃料やバイオディーゼル燃料の原料として利用できる燃料物質(油)を細胞外に生産する、微細藻類の作製に世界で初めて成功したと発表した。大成建設、埼玉大学、中部大学、かずさDNA研究所による成果。

従来のバイオ燃料製造フロー

 4者は、微細藻類の一種で

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

住友ゴム 低燃費タイヤにつながるバイオポリマーを合成

, , , , ,

2022年11月25日

 住友ゴム工業はこのほど、東北大学、金沢大学、埼玉大学などと共同で、低燃費タイヤの開発につながるバイオポリマーの合成に成功した。

 同研究グループはこれまで、鎖長に影響を

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

戸田工業など Na‐Fe系酸化物によるCO2分離回収

, , , , , ,

2022年7月19日

 戸田工業、エア・ウォーター、埼玉大学が共同提案した「Na‐Fe系酸化物による革新的CO2分離回収技術の開発」がこのほど、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/CO2の分離回収等技術開発プロジェクト」に採択された。中小規模のCO2回収装置の開発に取り組み、CO2 1t当たりの回収コストは2000円台を目指す。期間は今年度からの5年間で、事業規模は17億円。

 カーボンニュートラル社会実現に向けた取り組みが進む中、大規模発電所などだけでなく、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

住友ゴム工業 トマト由来酵素で長鎖長ポリイソプレンを合成

, , , , , , ,

2022年7月14日

 住友ゴム工業はこのほど、東北大学、金沢大学、埼玉大学らと共同で天然ゴムの鎖長制御に重要な天然ゴム合成酵素の部位を特定し、この部位をトマト由来酵素に組み込むことで、自然界には存在しない構造のバイオポリマーの合成に成功した。

  今回、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

NEDO 測定1分と超高感度、ウイルス検出法を開発

, , ,

2022年6月15日

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はこのほど、委託事業「IoT社会実現のための革新的センシング技術開発」において産業技術総合研究所(産総研)、埼玉大学が、測定時間1分でインフルエンザウイルスを検出できる超高速ウイルス検出法と、PCR法を超える検出下限100コピー/㎖の感度を実現した超高感度ウイルス検出法をそれぞれ開発したと発表した。

 コロナ対策として、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

NEDO・埼玉大 樹脂素材にも対応できる組み立てロボット開発

, , , , ,

2019年12月16日

 NEDOと埼玉大学はこのほど、興電舎とワコーテックの協力を得て、世界で初めてハイダイナミックレンジ(HDR)力覚センサーを用いた組み立てロボットの開発に成功したと発表した。

HDR力覚センサーを用いた組み立てロボット02
HDR力覚センサーを用いた組み立てロボット

 従来比10倍となる10g重から20㎏重までの力の検出範囲(ダイナミックレンジ)をもつセンサーと、微小な力感覚を認識する人工知能(AI)技術を新たに開発して搭載したことで、ロボットが微小な力を調整しながら繊細な組み立て作業を行えるようになった。

 これにより、傷つきやすい樹脂素材などの対象物でも、力を抑えて組み立てられるほか、組み立て動作の完了を知らせるクリック動作も検知でき、ロボットによる組み立て作業の高度化が期待できる。

 力覚センサーを搭載するロボットが増えているが、力覚センサーのダイナミックレンジが狭いため、微小な力を計測できず、細やかな力加減ができないことが大きな課題となっていた。そこで、NEDOと埼玉大学は2018年度から、高次組み立て動作の自動化を目的に、HDR運動解析技術に基づく組み立てロボットの研究開発プロジェクトを開始した。

 その中で、ワコーテックと協力し、微小な力から大きな力まで広い範囲で検出できるHDR力覚センサーを開発。さらに興電舎の協力も得ることで、同センサーを用いた組み立てロボットの開発に成功した。

 極めて敏感な力感覚をもっているので、羽根のような繊細なものを使ってロボットに触れても検知できる。棒の形状をした部材を同サイズの穴に挿入するペグインホール動作では、樹脂素材でも傷つかない微小な力で触れながら組み立てられる。蓋の組み付けなどの高度な組み立て作業では、成功率を高めるためには作業が成功したか否かを認識し、失敗時には作業をやり直すことで成功率を高められる。

 AIの深層学習により、組み立て作業が成功しなかった場合、動作を微修正してやり直すようにした。人間は繊細に力加減を調整できるようにするために体の剛性を調整していることが知られている。この知見に基づき、組み立て作業に適したロボットの剛性を、強化学習で自律的に学習するAI技術を開発して搭載した。

 今後は、特に樹脂素材や割れやすい素材の組み立てと、複数の手順で構成されるような複雑な組み立てにこの技術を応用する予定だ。