名城大学と京都大学 5元素ナノ触媒で単層CNTを高効率合成

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2024年4月26日

 名城大学と京都大学の共同研究チームはこのほど、白金族の5元素(白金、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム)を原子レベルで均一に混ぜ合わせたハイエントロピー合金(HEA)ナノ粒子を触媒にし、直径1㎚程度以下の単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を高効率で合成することに成功した。

ハイエントロピー合金ナノ粒子から生成する単層CNTのモデル図

 SWCNTは、

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東京ガス 米社と水電解装置向け低コスト触媒の開発へ

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2023年3月10日

 東京ガスは9日、水電解装置の低コスト化に向けて、独自の高効率な触媒探索技術をもつ米スタートアップ企業H2U(エイチツーユー)テクノロジーズ社と、共同開発契約を締結したと発表した。

H2U社のCDE技術で合成した電極触媒の活性を評価している様子(H2U社提供)

 H2U社がもつ独自の触媒

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旭化成 触媒開発で文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞

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2019年4月10日

 旭化成は9日、文部科学省が主催する科学技術分野の文部科学大臣表彰で、2019年度の「文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)」を受賞したと発表した。

 受賞したのは、研究・開発本部化学・プロセス研究所長兼基盤マテリアル事業本部技術開発総部長の鈴木賢(すずき・けん)氏。「コアシェル型金‐酸化ニッケルナノ粒子触媒の開発」の業績が評価された。

鈴木氏
鈴木氏

 従来にないコアシェル型ナノ粒子構造の触媒開発は独創性が高く、ナノ構造制御により優れた実用的成果を得たもので、他の触媒技術への波及効果も大きいと期待されている。

 同開発では、優れた性能のコアシェル型金‐酸化ニッケルナノ粒子触媒を見いだし、メタクリル酸メチル(MMA)の製造プラントで、近年注目されている金ナノ粒子を触媒成分として用いた世界初となる化学品製造プロセスの実用化に成功した。

 触媒は人々の生活を支える上で非常に重要な役割を果たし、環境・資源・エネルギー問題に関係した課題の解決にも寄与する重要な物質。旭化成は、同開発がこれらの社会課題を解決する新しい触媒技術として、化学と化学産業の持続的発展に寄与すると考えており、今後も画期的な触媒・プロセスの開発を通じて社会に新たな価値を提供していく。

 なお、「文部科学大臣表彰」は、科学技術に関する研究開発や理解増進などで顕著な成果を収めた者を顕彰するもの。文部科学大臣は、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、日本の科学技術の水準向上に寄与することを目的に、科学技術賞(開発部門、研究部門、科学技術振興部門、技術部門、理解増進部門)、若手科学者賞、創意工夫功労者賞を授与している。