JXTGエネルギー 7月のベンゼンACPは635ドルに

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2019年7月3日

 JXTGエネルギーはこのほど、7月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を635ドル/tで決着したと発表した。

 6月のベンゼン市況は、月間を通じて原油価格に連動して推移した。こうした市場環境を反映し、7月契約価格は前月比5ドル/t高で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は73.7円/kg。

JXTGエネルギー 越社とLNG事業の共同検討に関する覚書を交換

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2019年7月2日

 JXTGエネルギーは1日、都内で同日開催された「ベトナム投資カンファレンス投資ライセンス授与及び協力覚書等交換式」で、日越両国政府立ち会いのもと、ベトナム・ナショナル・ペトロリアム・グループ(ペトロリメックス)との間で、ベトナム全土でのLNG事業の共同検討に関する覚書を交換したと発表した。

 JXTGエネルギーはペトロリメックスの戦略的パートナーとして、両社の協業機会の検討を重ねる中で、LNG事業について今年3月から実務レベルでの協議を行ってきた。

 同LNG事業は、経済成長に伴うエネルギー需要の大幅な増加が見込まれるベトナムで、環境に配慮したエネルギーの安定供給に貢献するもの。両社だけでなく日越両国にとっても意義のあるものとJXTGエネルギーは考えている。

 両社は今後、LNG事業の協業実現に向け、引き続き取り組みを行う。また、JXTGエネルギーはペトロリメックスとの関係をより強固にしていくとともに、あらゆるビジネス分野で、協業拡大の可能性を探っていく。

JXTGエネルギーなど 五井火力発電所の更新で工事請負契約を締結

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2019年7月1日

 JXTGエネルギーとJERAは28日、両社が共同出資する「五井ユナイテッドジェネレーション」と、東芝エネルギーシステムズ、東芝プラントシステムの3社間で、五井火力発電所の更新計画に関して発電設備建設工事請負契約を同日に締結したと発表した。2021年の建設工事の着工を目指し、環境負荷の低減に配慮した、競争力の高い最新鋭のLNG火力発電所の稼働に向けた準備を本格的に開始する。

 新設備はガスタービンコンバインドサイクル方式で、出力は78万kWが3基の234万kW。2024~25年の運転開始を目指す。

 五井ユナイテッドジェネレーションは、JERAとJXTGエネルギーが昨年9月6日付で締結した「五井火力発電所更新計画の共同開発検討に関する基本合意書」に基づき協議を行い、今年3月29日に設立した合弁会社。今回の計画の実施主体として、火力発電設備の建設と運転・保守、発電した電力の供給を行う。

 両社はそれぞれが所有するノウハウやリソースを共有することで計画の価値をさらに高め、国際競争力のあるエネルギーの安定供給と低炭素社会実現への貢献を目指す。

JXTGエネルギー 国内最大規模の人工光型自動化植物工場の建設工事に着手

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2019年6月25日

 JXTGエネルギーは24日、100%子会社のJX ANCIが出資するJリーフが、国内最大規模の人工光型自動化植物工場「テクノファーム成田」の建設工事に、同日着工したと発表した。効率的・安全に日産3万株のレタスを栽培する施設として、JX ANCI成田工場(千葉県芝山町)敷地内に建設。来年末の本格稼働を予定している。

 テクノファーム成田の特長は、栽培工程の自動化により、省人化・衛生品質の向上・作業の標準化が可能なこと。天候や土壌など自然環境の影響を受けず、水や肥料などの利用効率が高く省資源である。虫害が発生しないため工場内で農薬を使用することはない。IoT技術を使い、栽培データを効率的に管理でき、単位面積当たりの生産性が高い。

 昨年7月に設立したJリーフは、植物工場の建設・運営に豊富な実績をもつスプレッドとフランチャイズ契約を締結し、食の安全・安定供給に資する事業展開に向け、検討を進めてきた。

 今回建設する植物工場は、スプレッドが開発した次世代型農業生産システム「Techno Farm」を導入し、工場内で植物生長に必要な光量や温度、湿度、風速、栄養分などを最適に制御しながら、栽培工程を自動化することで、安定的に高品質な野菜の生産を目指す。

 JXTGエネルギーは、最先端のバイオ関連技術のノウハウ・知見を深めることで、同社グループが保有する既存事業とのシナジーを創出し、「技術立脚型」の事業の拡大を進める。

 

JXTGエネルギー 福島で開催のジャパンウォークに参画

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2019年6月18日

 JXTGエネルギーは、22日に開催される東京2020オリンピック・パラリンピック応援イベント「ジャパンウォーク in FUKUSHIMA2019夏」に参画する。

 「ジャパンウォーク」はオリンピック・ムーブメントとパラリンピック・ムーブメントの推進、「共生社会」の実現を目的に企画・実施され、8回目となる今回は福島市で開催する。

 オリンピアンの大山加奈さん(バレーボール)、松田丈志さん(競泳)、パラリンピアンである花岡伸和さん(車いすマラソン)、増子恵美さん(車いすバスケットボール)の4人が参加するウォーキングに加え、「記念撮影会」「アスリート・トークショー」「パラリンピックスポーツ体験会」など、ウォーキング後にもトップアスリートと触れ合えるプログラムを用意している。

 同社はウォーキング会場となる福島あづま総合運動公園内に「ENEOSブース」を出展し、写真撮影用の表彰台や野球トリックアート、さまざまな撮影用グッズを準備し、エネゴリくんと一緒に撮影できるフォトコーナーを設置する。さらに、立ち寄った人にオリジナルグッズをプレゼントする。

 同社は東京2020ゴールドパートナー(石油・ガス・水素・電気供給)として、「ENERGY for ALL」を合言葉に、すべての人に「熱いエネルギー」を届けるさまざまな活動を展開し、東京2020大会の成功に貢献していく。

JXTGエネルギー 日米拠点のベンチャーキャピタルファンドに出資

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2019年6月17日

 JXTGエネルギーは14日、米国シリコンバレーと東京に拠点を構えるDNXベンチャーズ(DNX)が組成する、3号ファンドへの出資を決定し、同日契約を締結したと発表した。DNXはアーリ―ステージのBtoBスタートアップ企業へ投資するベンチャーキャピタル。

 JXTGエネルギーは今回の出資により、DNXが誇る米国のトレンドに関する情報収集力と、スタートアップ企業と出資企業との協業に関する豊富な経験・ノウハウを活用し、国内事業でのデジタルイノベーションを加速させ、新規事業の早期創出を目指す。

 スタートアップが成長・拡大し、上場に至るまでに大きく4つの段階があるが、アーリ―ステージはその2段階目に当たる。ユーザーは付いてきており、メンバーもそろいつつあるものの、収益が安定していない状態を指す。

 DNXはデジタル技術革新を通した、新たな製品・サービスが次々に生み出されるシリコンバレーのIT企業を中心に、日米合わせて80社以上のBtoBスタートアップ企業への投資や、スタートアップ企業と出資企業のオープンイノベーションを積極的に推進している。

 JXTGエネルギーはこれまで、環境エネルギー投資が組成するEEI4号イノベーション&インパクト投資事業(昨年11月)、スパークス・グループが組成する未来創生2号投資事業(同12月)の2つのベンチャーキャピタルファンドに出資している。

 同社グループの長期ビジョンでは、2040年のありたい姿として「事業構造の変革による価値創造」を掲げており、今後も国内外のスタートアップ企業との連携を図りながら、革新的な事業を創出・実行していく。

JXTGエネルギー 6月のベンゼンACPは630ドルで決着

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2019年6月4日

 JXTGエネルギーは3日、6月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を630ドル/tで決着したと発表した。

 5月のベンゼン市況は、下旬にかけて原油価格が下落する中、6月以降の誘導品定修明けによる需要回復、引き続きおう盛な米国向けベンゼン輸出に伴うアジア域内需給の改善観測から下落は小幅にとどまった。

 こうした市場環境を反映し、6月契約価格は前月比5ドル/t安で決着した。なお、国内価格換算想定値は74.4円/kg。

JXTGエネルギー 5月のベンゼンACPは635ドルで決着

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2019年5月8日

 JXTGエネルギーは7日、5月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を635ドル/tで決着したと発表した。

 4月のベンゼン市況は、中旬まではアジアでのベンゼン装置トラブルに伴い上昇し、下旬にかけては原油価格に連動して推移した。こうした市場環境を反映し、5月契約価格は前月比45ドル/t高で決着した。なお、国内価格換算想定値は76.2円/kg。

 

 

JXTGエネルギー 台湾最大の洋上風力発電事業に参画

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2019年4月8日

 JXTGエネルギーは5日、台湾で洋上風力発電所の建設・運営を行う允能(ゆんねん)ウインドパワー社の権益の6.75%を取得し、台湾での発電事業と洋上風力発電事業に初めて参画すると発表した。

 今回のスキームはJXTGエネルギーと双日、中国電力/中電工、四国電力が共同で参画したスターウインド・オフショア社が、允能ウインドパワー社の持株会社である雲林(ゆんりん)ホールディングス社の株式を、ドイツの大手再生可能エネギー開発事業者のwpdグループから27%(JXTGエネルギー持分は6.75%)を取得するものだ。

 允能ウインドパワー社は2021年12月までに、台湾の雲林県沖合で、同国最大規模となる640MW(64万kW)の洋上風力発電所(着床式)を建設。台湾の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)に基づき、台湾電力に20年にわたり電力を販売する。

 台湾は2025年までに、5.5GW(550万kW)の洋上風力発電導入を目指しており、今回の開発エリアでもある西海岸一帯を風力発電の開発エアリアと定め、積極的に導入を後押ししている。

 JXTGエネルギーは台湾だけでなく、世界的にも開発余地の大きい洋上風力発電事業に参画し、知見を習得することで再生可能エネルギー事業の推進を図り、低炭素社会の実現に貢献していく。

【化学企業 入社式訓示②】JXTGエネルギー大田勝幸社長

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2019年4月3日

 現在、当社が直面している環境変化はこれまでになく大きく、早い。環境変化に対応するため、会社は大きく変わる必要がある。この変化への対応の1つとして、2017年4月に会社の経営統合を行い、JXTGエネルギーとしてスタートを切った。

 国内の石油精製販売・化学品事業を再構築するとともにさまざまな改革を次々と進め、海外での事業拡大を図るための競争力を一層強化する。

 さらに、JXTGグループ理念を念頭に、「将来どういう会社でありたいか」を議論し、2040年に向けた長期ビジョンを作成している。ビジョン実現の力となるのは、社員一人ひとりの発想や情熱だ。そして、より大きな形にしていくのが会社組織であり、それを実現しやすくすることが社長である私の仕事だと考えている。

 将来にわたって世の中の役に立ち続けるためには、社会の変化に対応し、あるいは先取りして変化し続けなければならない。そのためには、幅広くアンテナを張って変化を捉える柔軟性、未来を作り出す意欲、挑戦する気持ちをもった社員が必要だ。

 皆さんのような若い世代の人にこそ、その力があると思うし、会社もそれを大いに期待している。また、皆さんが挑戦する気概をもって、積極的に取り組むことができるよう、働き方改革や研修制度の拡充を進めていく。

 皆さんには 「2つのことを、同時にうまく実現すること」を心構えとしてもっていただきたい。例えば、会社の経営にあたっては、「利益を出すこと」と同時に「将来に向けた準備・投資をすること」だ。

 会社の仕事は、一見つまらないように見えることでも、すべて必要だから存在していると、まず考えてほしい。一方で、仕事の意味を考え、付加価値をつける工夫をすることも大切だ。

 最後に、私自身の長い会社経験の中で強く感じていることを2点お伝えする。まず、多くの経験が力になると信じ、拒否せず受け入れてやってみるということ。また、自分の力を最大限に発揮するためには、健康管理・自己管理が大切だ。

 皆さんの若さと元気が会社の活力になる。むしろ先輩に元気を伝えるつもりで、会社生活を送ってほしい。