日鉄ケミカル&マテリアルの4-9月期 ケミカルは増収増益

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2018年11月5日

 日鉄ケミカル&マテリアルは2日、2019年3月期第2四半期の連結決算を発表した。なお同社は、10月1日に統合したため、上期はケミカルセグメントのみの発表になる。売上高は1058億円(前年同期比74億円増)、経常利益は124億円(同31億円増)となった。

 上期のケミカル事業(旧新日鉄住金化学)は、コールケミカル事業のニードルコークス、化学品事業でのスチレンモノマーの需給環境が引き続き好調に推移したことに加え、機能材料事業の液晶ディスプレイ向けレジスト材料、エポキシ事業での電子材料向けエポキシ樹脂の販売が堅調に推移したことなどから増収増益となった。

 今年度の通期業績見通しについては、統合会社として売上高は2600億円、経常利益は225億円としている。

旭化成の4-9月期 石化・ヘルスケア好調で最高益を更新

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2018年11月5日

 旭化成は2日、2019年3月期第2四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比8%増の1兆415億円、営業利益13%増の1043億円、経常利益12%増の1103億円、純利益11%増の789億円となった。

 同日開催された決算会見で、柴田豊取締役兼専務執行役員は「マテリアルとヘルスケアが好調に推移し、売上高、各利益項目で上期として過去最高を更新した」と総括した。

 セグメント別では、マテリアルセグメントは増収増益となった。繊維は原燃料価格上昇の影響を受けたが、スエード調人工皮革「ラムース」がカーシート向けに好調だった。

 ケミカルでは、石化事業は

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総合化学大手5社の4-9月期 石化で明暗も販売は堅調維持

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2018年11月5日

 三菱ケミカルHD・住友化学・三井化学・旭化成・東ソーの総合化学大手5社の2019年3月期上期決算は、昨年までの市況高・原料安といったフォローの風が弱まる中、石油化学事業で明暗が分かれた。

 三菱ケミHDと住友化学、東ソーは定修要因や原料高による交易条件の悪化により減益。三井化学は大阪工場の事故はあったものの、海外市況上昇と増販により増益。旭化成もアクリロニトリル(AN)の交易条件が改善したことなどで増益となった。

 ただ、各社とも

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ダイセルの4-9月期 増収も原燃料価格上昇などで減益に

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2018年11月2日

 ダイセルの2019年3月期第2四半期連結決算は、合成樹脂や有機合成の販売数量増加や、販売価格の改定などにより増収となった。利益については、原燃料価格の上昇や研究開発費の増加などにより、営業利益・経常利益ともに減益となった。四半期純利益は有価証券売却益などにより増益となっている。

 売上高は前年同期比3%増の2352億円、営業利益は同6%減の295億円、経常利益は同3%減の322億円、四半期純利益は同14%増の224億円となった。

 セルロース事業部門は減収減益。売上高については、酢酸セルロースは液晶表示向けフィルム用途の販売が微減だったものの、その他用途の販売数量が増加して横バイ。たばこフィルター用トウは、市況軟化の影響と一部販売時期ずれなどにより、販売数量が減少した。営業利益は原燃料価格の上昇や市況軟化の影響などにより減益となった。

 有機合成事業部門は増収増益。酢酸と合成品の市況上昇、合成品の販売数量増、機能品では、昨年7月に発生した、大竹工場過酢酸製造プラント火災事故の復旧、原燃料価格上昇に伴う販売価格の改定などにより増収となった。営業利益については、販売数量増や販売価格の改定などによって増益となった。

 合成樹脂事業門は増収減益。エンジニアリングプラスチック事業は、自動車部品の需要増加や新規採用が進んだことによる販売数量増などにより増収。樹脂コンパウド事業も販売価格の改定によって増収。樹脂加工事業も主にフィルムの販売が増加し、増収となっている。利益面では、テクニカルサービスやアジアでのマーケティング強化など、期初に織り込んだ計画通りの費用増により減益となっている。

 通期の連結業績予想については、上期に有機合成事業部門などが好調だったことに加え、当初見通しでは低く見積もっていた、下期の酢酸市況が上振れしていることから上方修正した。

宇部興産の4-9月期 原料高などで減益も想定通りの進捗に

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2018年11月2日

 宇部興産は1日、2019年3月期第2四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比7%増の3483億円、営業利益34%減の150億円、経常利益21%減の187億円、純利益22%減の124億円となった。

 同日開催された決算会見で藤井正幸執行役員は「医薬で減収となったが、そのほかのセグメントは増収となった。営業利益は原料高や定修要因などにより減益となったが、当初想定した通りの進捗となった」と総括した。品質不正問題響については

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三井化学の4-9月期 成長3分野の販売好調で過去最高益を達成

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2018年11月2日

 三井化学は1日、2019年3月期第2四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比16%増の7209億円、営業利益3%増の497億円、経常利益17%増の584億円、純利益9%増の418億円となった。

 同日開催された決算会見で、久保雅晴代表取締役副社長は「上期は事業環境全般が好調な環境となった成長3領域(モビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージング)の各事業における順調な拡販や、基盤素材では、石化事業でプラントが高稼働を維持したことなどにより、全ての利益項目で過去最高益となった。大阪工場の事故により

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東ソーの4-9月期 利益項目が4年連続で過去最高を更新

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2018年11月2日

 東ソーは1日、2019年3月期第2四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比8%増の4245億円、営業利益3%増の560億円、経常利益4%増の607億円、純利益3%増の417億円となった。

 同日開催された記者会見で米澤啓執行役員経営管理室長は「売上高・利益ともに期初予想を上回り、利益項目は4年連続で過去最高を更新した」と総括した。売上高はナフサなど原燃料価格の上昇に伴う石油化学製品の価格上昇などにより増収。営業利益は原燃料価格の上昇で交易条件が悪化したが、機能商品事業やエンジニアリング事業が伸長し増益となった。

 石油化学事業は定修年により出荷が減少する中、製品価格は上昇したものの、交易条件が悪化し増収減益となった。クロル・アルカリ事業は、

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三菱ケミカルHDの4-9月期 四半期利益が過去最高に

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2018年11月2日

 三菱ケミカルホールディングスは1日、2019年3月期第2四半期の連結業績(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比6%増の1兆9221億円、コア営業利益2%減の1882億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益20%増の1202億円。

 同日開催された記者会見で伊達英文執行役常務最高財務責任者は「医薬品で薬価改定の影響があったものの、石化製品の市況上昇により売上収益は増収となった。コア営業利益は

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