DIC 共押出多層フィルムを値上げ、コスト上昇に対応

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2021年11月30日

 DICは29日、共押出フィルム「DIFAREN」の全銘柄について、12月21日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、「一連(500㎡)あたり250円以上」(厚み20㎛換算)。

 同社は、10月に同製品の価格改定を行ったが、その後も原油および国産ナフサ価格は高騰を続け、フィルム製品の原材料価格はさらに上昇。加えて、物流費、副資材費、設備維持費といったコストも事業収益を圧迫している。この様な状況の下、同社は自助努力を続けてきたが、これら費用の吸収は極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続のために、値上げが避けられないと判断した。