旭化成は6日、東京都千代田区と換気による新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する連携協定を今月15日に締結すると発表した。
千代田区独自の取り組みである「千代田区新しい日常店」に設置したCO2センサーを活用し、認証店の換気管理を推進することで新型コロナの感染拡大防止を目指していく。また連携協定の締結に伴い、換気管理が行われている店舗の情報を広く一般に向けて発信する「換気OKキャンペーン」を実施する。
CO2センサーで密閉・密集の状況をモニタリングすることにより、適切な換気を管理できることは広く知られている。千代田区は昨年8月からコロナ対策を講じている飲食店などを支援するため独自の認証制度を作成。今年5月からは認証店への感染拡大防止の取り組みを支える活動の一環として、旭化成のCO2センサーを無償配布し換気管理を推奨している。
今回のキャンペーンにおいて旭化成は、CO2センサーから得られるCO2濃度の情報を、飲食店利用者が相互利用できるサービスを提供。スマホに無償アプリ「換気View」をインストールし、店内に設置したCO2センサーと接続することで、CO2濃度が確認できる。
さらにCO2濃度が1000ppm以下の場合のみ画面に表示される換気OKボタンをタッチすることで、店舗の換気情報をアプリ内のCO2マップに共有。センサーから離れていても飲食店のCO2濃度を事前に確認でき、換気管理ができている店を選択することが可能だ。CO2マップの機能は今月13日にリリースを開始、キャンペーンは来年の3月末までを予定している。