DIC 共押出多層フィルムを値上げ、コスト増を転嫁

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2022年11月17日

 DICは16日、共押出多層フィルム「DIFAREN」全銘柄について、12月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「一連(500㎡)あたり200円」(厚み20㎡換算)。

 長期化するロシア・ウクライナ問題などの影響で、世界各地で電力や燃料などのエネルギー価格が高騰している。また、電力料金の値上げに伴い製造コストが増加し、さらに燃料価格の高騰を受け物流コストも増加している。

 同社は、これらのコスト増加分が、効率化などの自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、今後の事業継続のためには、製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した。