ADEKA 二次電池材料、先端技術大賞の経産大臣賞に

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2023年6月20日

 ADEKAはこのほど、「第36回 独創性を拓く 先端技術大賞」(産経新聞社主催)において、「経済産業大臣賞」(最優秀賞)を受賞した。

 同賞は、先端技術分野で活躍する若手研究者の独創性、創造性を育み、勉学・研究への意欲を高めることを目的とし1986年に創設。同社の二次電池材料「SPAN」の開発、および「SPAN」を用いた世界最軽量二次電池の実証が高く評価され、受賞に至った。

 低炭素かつ持続可能な社会の実現に向けて、二次電池を用いたエネルギーの有効利用は必要不可欠。現在普及しているLIBの性能向上と合わせて、新しい材料・プロセスなどを適用した次世代二次電池の市場投入が望まれている。

 同社は次世代二次電池の中で「軽い」を特長の1つとするリチウム‐硫黄(Li‐S)二次電池に着目し、その正極材となるメタルフリー硫黄系ポリマー「SPAN(硫黄変性ポリアクリロニトリル):アデカアメランサSAMシリーズ」を開発。また、「SPAN」の製法と量産化の検討を世界に先駆けて進め、年間百㎏以上の合成に成功しており、さらなるスケールアップにも挑戦している。

 同社は、「SPAN」のサンプルとソリューションを提供することで、次世代/革新二次電池の早期実用化に挑戦するとともに、二次電池の電極助剤として「グラフェン:アデカアメランサ CMGシリーズ」の開発も進めており、電池材料開発を通して持続可能な社会に貢献していく。