経団連 春季労使交渉妥結結果、4%増の1万3400円

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2023年8月23日

 日本経済団体連合会(経団連)はこのほど、大手企業の2023年春季労使交渉の業種別妥結結果を発表した。調査対象は主要21業種の大手241社(従業員500人以上)で、21業種190社(79%)の妥結を把握。そのうち集計可能な16業種136社の妥結額とアップ率を、業種別加重平均として発表した。

 それによると、アップ率の総平均は4%、妥結額は同1万3362円で、前年の妥結結果に比べアップ率は1.7ポイント、額は5800円増加した。鉄鋼はアップ率・妥結額ともに前年を下回ったが、他のすべての業種で前年比で大幅に増加し、今年のアップ率・妥結額では、造船と機械金属が特に高かった。化学系の業種では、化学(29社)は4.5%増の1万5000円、繊維(12社)は4.6%減増の1万5000円、紙・パルプ(6社)は2.9%増の8800円、ゴム(5社)は2.9%増の8300円であった。