旭化成メディカル 米マイコプラズマ受託試験会社を買収

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2021年12月17日

 旭化成メディカルは16日、製薬企業を含むバイオテクノロジー関連企業へのマイコプラズマ試験受託サービスを行う米国バイオニーク テスティング ラボラトリーズに関し、旭化成の子会社による買収が成立したと発表した。

マイコプラズマコロニー(集落)の電顕写真

 旭化成メディカルは、血漿分画製剤やバイオ医薬品といった生物学的製剤の製薬プロセスにおけるウイルス除去フィルター「プラノバ」の製造・販売事業を中心としたバイオプロセス事業を成長エンジンの1つと位置付けている。「プラノバ」や装置などの既存事業に加え、新規成長事業として、2019年に豪州ヴァイラシュア社を買収し、生物学的製剤の安全性(バイオセーフティ)領域での事業展開を積極的に行っている。

実験室での作業

 バイオニーク社が提供するマイコプラズマ試験は、生物学的製剤の製造をはじめとする種々のプロセスにおいて、細胞や培地へのマイコプラズマ汚染を回避するために重要な試験。細胞・遺伝子治療医薬品をはじめとする新規モダリティ(治療手段)の急速な成長や抗体医薬品の堅調な市場拡大に伴い、マイコプラズマ試験受託サービスの需要は年々増加している。

 旭化成メディカルは今回の買収により、マイコプラズマ試験受託機能の獲得に加え、米国でのバイオセーフティ事業拠点を獲得し、すでに保有するウイルス試験受託機能と合わせて生物学的製剤の安全性を高める包括的なサービスの提供が可能になる。旭化成メディカルは今後も、革新的かつ信頼性に優れたバイオプロセス製品、装置および受託試験サービスを提供し、生物学的製剤の安全性と製造効率向上に貢献し旭化成グループのヘルスケア領域のさらなる成長を目指していく。

インドPVC輸入 9月は大幅増で14万t台に

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2021年12月17日

需要期を前に需要が回復、日本シェア一位に浮上

 貿易統計によると、インドの9月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比15.6%減の14万2500tとなった。7、8月は8万t台にまで落ち込んでいたが、大きく数量を伸ばしている。その背景として、モンスーン期(6―9月期)明けの需要期を前に在庫が低下したことや、 “インドPVC輸入 9月は大幅増で14万t台に” の続きを読む

デンカ 人事(2022年1月1日)

2021年12月17日

[デンカ・人事](2022年1月1日)▽ライフイノベーション部門G47Δユニットウイルス製剤部長山本聡▽青海工場次長兼青海サステナビリティー推進部長酒井裕智▽同工場次長兼環境保安部長野澤和己▽同工場資源部長川田暢崇▽同工場同部資源課長桧垣憲▽同工場無機部無機製品課長大島康孝▽解兼同工場無機製品課長、青海工場無機部長内藤栄俊▽大牟田工場第四製造部長國友修▽同工場第二製造部セラミックス課長、同工場第二製造部長西村英明▽千葉工場次長兼第一製造部長粟田弘道▽同工場第二製造部スチレン重合課長兼東洋スチレン鈴木清臣▽同工場同部機能製品課長鎌谷雄作▽デンカエンジニアリング玉置恭朗▽Denka Chemicals GmbH,Managing Director兼新事業開発部新事業創出チーム、電子・先端プロダクツ部門アドバンストテープ部長櫻井義博▽エンジニアリング部副部長岩永光崇▽同部大牟田エンジニアリング部副部長酒井浩太郎▽同部課長和久田裕介▽同部青海エンジニアリング部無機設備課長新倉達夫▽デンカイノベーションセンター担当執行役員付西泰久▽Automotive Materials & Solution開発推進部課長佐俣哲郎▽電子・先端プロダクツ部門先端機能材料部課長神谷太郎▽ポリマーソリューション部門機能樹脂部課長亀山剛誠。

 

三菱ケミカル 特殊エポキシ樹脂、福岡事業所に生産拠点新設

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2021年12月17日

 三菱ケミカルは16日、福岡事業所(福岡県北九州市)において、半導体封止材・電子材料向け特殊エポキシ樹脂の新たな生産拠点を設けることを決定したと発表した。2023年4月の商業生産開始を予定しており、グループ会社の新菱(福岡県北九州市)が生産を請け負う。

 エポキシ樹脂は塗料や接着剤、半導体封止材など幅広い用途で使用されている。特に、同社の特殊エポキシ樹脂は、高耐熱・低溶融粘度・低吸水などの特性に優れ、半導体封止材用途のデファクトスタンダードとして世界中で採用されている。

 同社は現在、三重事業所(三重県四日市市)においてエポキシ樹脂を生産しているが、半導体市場は今後も著しい成長が見込まれている。同社は旺盛な需要に対応するとともに、サプライチェーン強化を図るため、福岡事業所に新系列を設置することを決定した。

 今回の増強により、同社の半導体封止材・電子材料向け特殊エポキシ樹脂は、現行比で約3割の能力増強となる。引き続き、エポキシ事業強化のため、さらなる生産能力増強も検討していく。

昭和電工 アンモニアを値上げ、コスト上昇に対応

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2021年12月17日

 昭和電工は16日、アンモニアの国内販売価格について、2022年1月1日出荷分から値上げする、と発表した。対象製品および改定幅は、液化アンモニア(タンクローリー)が「35円/kg以上」、液化アンモニア(ボンベ)が「55円/kg以上」、アンモニア水(25%濃度)が「10円/kg以上」となっている。

 アンモニアを取り巻く事業環境は、輸送用の船舶の不足およびタンクローリー等の乗務員不足による輸送費の高騰、生産設備の維持・更新費用の増加に加え、原材料価格、電力コストの大幅な上昇にともない、厳しい状況が続いている。

 同社は、製造原価の低減、経費の削減や物流の効率化などのコスト削減に努めてきたが、今後も安定生産と安定供給を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

フタル酸系可塑剤 10月の国内は前年並み、輸入は前月比増

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2021年12月16日

 可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、10月のフタル酸系可塑剤の国内出荷は、前年同月比0.6%増の1万9100tと11カ月連続のプラスで推移した。需要先の壁紙や床材など住宅関連材料が秋口から需要期に入ったことにより、前月との比較でも10.1%増と、主力のDOP、DINPはともに伸長した。

 一方、財務省貿易統計によれば、10月のフタル酸系可塑剤の輸入量は、

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旭化成 米社の原材料、SPEのコロナ対策部門賞を受賞

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2021年12月16日

 旭化成の連結子会社である旭化成プラスチックスノースアメリカ(APNA)はこのほど、デンソーと共同開発した「電動ファン付呼吸用保護具(PAPR)」に使用されている原材料が、米国プラスチック技術者協会(SPE)が主催する2021年度「SPE オートモーティブ・イノベーション・アワード」(COVID‐19対策部門)を受賞したと発表した。

「サーミレン」を使用した電動ファン付呼吸用保護具

 表彰式は、自動車プラスチック業界内では最古で最大規模の表彰式の1つである、SPE自動車産業「第50回イノベーション賞授賞式」(米国ミシガン州リボニア市)にて行われた。

 今回受賞した「COVID‐19対策部門」は、OEMやサプライヤーが、コロナ感染拡大防止するために、いかに自らの事業を応用したかを評価する目的で新設された。PAPRは、同部門の中でトップクラスの品質とされる同社の「サーミレン P‐40TC‐1102」グレードを用いて開発。

 「サーミレン」は、公共衛生支援品に必要とされる最適な大きさ、形状、機能ニーズを全て満たしており、タルクが充填された「サーミレン」は、その高剛性と高寸法安定性から、APNAのパートナー企業が製品設計をする際に必要な条件を十分満足させることができる。

 なお、APNAは、SPEの部門を10年間で5回受賞している。前回の2018年は、「シャシー/ハードウェア部門」で、「ガラス繊維強化ポリアミド66製セルフタッピング型複合ナット」が受賞した。

マイクロ波化学 AMEDの創薬基盤技術開発事業に参画

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2021年12月16日

 マイクロ波化学はこのほど、日本医療研究開発機構(AMED)が今年度より実施する「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(RNA標的創薬技術開発)内テーマである『核酸医薬品の製造・精製・分析基盤技術開発』に参画すると発表した。グループ(I)「原料・原薬の製造基盤技術の開発」でのマイクロ波技術適用を目指す。

 核酸医薬とは、遺伝情報を司るDNAやRNAの構成成分ヌクレオチドおよびその化学修飾体を基本骨格とする医薬品の総称。低分子化合物や抗体医薬といった従来の医薬品では標的にできないターゲット分子に対して有効であるため、次世代の医薬品として実用化が進んでいる。

 同事業では、核酸医薬品の開発を加速させるため、国内での核酸医薬の製造、精製、分析体制を強化する目的で、産学連携による技術開発を行う。

 同社は、医薬製造へのマイクロ波プロセスの適用において、2017年ペプチドリームとペプチド量産設備に関する共同開発を開始し、2019年にはペプチスターへGMP(医薬品、医薬部外品の製造管理および品質管理の基準)に準拠した仕様の固相合成装置を納入した実績がある。これらで培った技術やノウハウをもとにした低コスト・高品質・高純度で医薬品を製造できる技術を同事業に提供し、国内のアカデミアや企業との連携を通じて、将来の核酸医薬品開発、製造に有用となる開発を進めていく。

 同社は同事業を通じて、5年以内をめどに、マイクロ波による核酸医薬製造プロセスの実用化を目指す。