JXTGエネルギー 11月のベンゼンACPは785ドル/tで決

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2018年11月2日

 JXTGエネルギーは1日、11月分のベンゼンACP(アジア契約価格)が785ドル/tで決着したと発表した。

 10月のアジア域内ベンゼン市況は、誘導品の定期修理や装置トラブルによる生産停止の影響で、軟調に推移した。こうした市場環境を反映し、11月契約価格は前月比75ドル安で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は94.6円/kg。

日本ゼオン 中計最終年度の目標に向け積極投資

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2018年11月2日

 日本ゼオンは中期経営計画「SZ-20」PhaseⅢの最終年度である2020年に売上高5000億円を目指し、積極的に投資を行っている。31日に開催した決算説明会で、中計の進捗状況を説明した田中公章社長は、目標達成に向けた上期の取り組みとして、エラストマー素材事業と高機能材料事業のトピックスを紹介した。

中計の進捗状況を説明する田中社長
中計の進捗状況を説明する田中社長

 エラストマーのうち、S-SBRについては住友化学との合弁による技術・生産のシナジー効果で世界のリーディングポジションを目指しており、現在、従来品に比べ低燃費性能と耐摩耗性能を向上させた試作品2点を完成させ、顧客に提案していることを明らかにした。

 8月に発表したタイにアクリルゴムの製造・販売会社を設立する事業に関しては、年産5000tの設備の20年春の生産開始に向け、準備を開始。グローバルでのGDPの伸びに比例して、化粧用品の需要が増加すると見込まれることから、主に化粧用パフに使われる高濃度NBRラテックスの生産能力の向上を4月に実施した。

 スチレン系熱可塑性エラストマー(SIS)事業の拡大では、非対称SISが、下期にエラスティックフィルム用として大型採用されることが決定したことを紹介した。

 一方、高機能材料では、

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住友化学の4-9月期 特殊要因などで利益項目が減益に

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2018年11月1日

 住友化学は31日、2019年3月期第2四半期の連結業績(IFRS)を発表した。売上収益は前年度比8%増の1兆1221億円、コア営業利益20%減の1021億円、営業利益33%減の919億円、親会社の所有者に帰属する当期利益20%減の615億円。海外売上高比率は同1.2%増の64.6%と過去最高となった。

 野崎邦夫専務執行役員は「利益項目は減益となったが、

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東亞合成の1-9月期 増収減益も基礎化学品は増収増益

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2018年11月1日

 東亞合成が31日に発表した、2018年12月期第3四半期の連結業績は、主力の基礎化学品事業のカセイソーダ販売量増や値上げが寄与し増収となったが、高付加価値製品の価格是正の遅れや同社グループの積極的な設備投資、設備更新による固定費の増加などが利益を圧迫し減益となった。

 売上高は前年同期比3%増の1095億円、営業利益は同10%減の118億円、経常利益は同8%減の127億円、純利益は同9%減の90億円。

 セグメント別では、基礎化学品事業の売上高は同4%増の507億円、営業利益は同5%増の45億円。電解製品は、販売数量が堅調に推移するとともにカセイソーダの値上げが寄与し増収。アクリルモノマー製品は、シンガポール子会社での一部製品の生産停止影響などから販売数量は減少したが、販売価格の是正を行い増収となった。

 工業用ガスは、好調な需要が続き増収。また営業利益は、アクリルモノマー製品の減販や国内での大型定修の影響などが減益要因となったが、カセイソーダや工業用ガスの増益により、全体としては増益となった。

 ポリマー・オリゴマー事業の売上高は同5%増の218億円、営業利益は同32%減の24億円。アクリルポリマーは、粘接着剤や二次電池向けなどに使用される高付加価値製品の販売が拡大、アクリルオリゴマーは、国内外の市場で販売が好調に推移し、共に増収となった。

 高分子凝集剤は、販売数量の増加と販売価格の是正により増収。一方、営業利益は原燃料価格の高騰による変動費上昇に加え、アクリルポリマーの増産対応や、タイ子会社での操業開始関連の費用が増加したことなどから大幅な減益となった。

 接着材料事業の売上高は同3%減の88億円、営業利益は10%減の19億円。高機能無機材料事業の売上高は同6%増の六十億円、営業利益は同10%増の19億円。樹脂加工製品事業の売上高は同1%増の197億円、営業利益は同27%減の9億円。

 なお、通期の業績見通しについては、国内経済は引き続き底堅く推移すると期待されるものの、米国と中国間の貿易戦争激化や原油価格の変動による先行き不透明感などの理由により、前回予想を下方修正した。