WTI原油価格は4日、
4日のWTI価格
2018年10月9日
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2018年10月9日
2018年10月9日
BASFジャパンは5日、ドイツのBASFが国連グローバル・コンパクトのリーダーサミットで、「国連グローバル・コンパクト・リード企業」「SDGパイオニア」に認定されたと発表した。国連グローバル・コンパクトと持続可能な開発目標(SDGs)への、継続的な関与とコミットメントが評価された。
リーダーサミットのCEO円卓会議に参加したサオリ・デュボーグ取締役は「BASFにとって、責任ある事業活動はSDGsを達成するための前提条件。事業の成功とは利益を生み出すだけでなく、社会や環境に価値を生み出すことだと考える」と述べている。
また、持続可能な水と気候への取り組みを推進する革新的なソリューションが評価され、同社を代表してテレサ・ゼレスト北米市場・ビジネス開発担当プレジデントが「国連グローバル・コンパクト SDGパイオニア」として表彰された。
同社は多くのステークホルダーと協力し、水関連の課題に対する活動を推進している。例えば、米国のBASFコーポレーションは昨年、ルイジアナ州立大学工学部に100万ドルを寄付し、「BASF Sustainable Living Lab」を設立した。
これは、地球規模の課題に対する持続可能な解決策に焦点を当てた、問題解決型の教育と研究を促進するための施設。同ラボの研究チームは、太陽からの可視光を利用した携帯型の水消毒システムを開発した。
この技術は従来のエネルギー集約型の消毒法を使うことができない発展途上国で、約10億人に安全な飲料水を提供する可能性があるという。
2018年10月9日
三井化学は10~12日にパシフィコ横浜で開催される「BioJapan 2018」に出展(小間番号:B-37)し、敗血症向け・培養不要・コンタミフリーの細菌迅速同定用試薬を公開する。
同社は富山大学と共に、敗血症の原因菌を迅速に同定する新たな検査法(Tm mapping法)の製品化を進めている。今回、研究用試薬として「細菌迅速同定用PCR試薬キット」を展示するほか、周辺の試薬など同社のユニークな技術や製品を紹介する。
また、同イベント内で行われる日本医療研究開発機構(AMED)によるスポンサーセミナー「医療分野研究成果展開事業 産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M/MS)第1回成果発表会(医療技術)」では、共同研究を行う富山大学の仁井見英樹准教授による関連発表「菌数をバイオマーカーとする、新規起炎菌迅速同定・定量システム」も予定されている。同セミナーの開催日時は12日午後2時45分~4時45分、場所はF202会場。
BioJapanは、バイオ関連ビジネスでのアジア最大のパートナリングイベントで、世界30カ国から900社以上の参加が見込まれる。創薬、個別化医療、再生医療、診断・医療機器、ヘルスケア、機能性食品、研究用機器・試薬などの分野を対象としている。この機会を通じ、同社はグループのプレゼンス向上やビジネス拡大、新規顧客の獲得を目指す考えだ。
2018年10月9日
王子ホールディングスは、地球環境に配慮した生分解性プラスチックと、さらなる機能を加えた紙製品の開発を加速する。
最近、EUが海洋生物保護のため、使い捨てプラ製品の使用を禁止する法案を提出し、米国大手外食チェーンが相次ぎプラ製容器やストローを見直す計画を出すなど、世界でプラスチックに替わる製品の需要が高まっている。
同社グループはこれまで、飲料やヨーグルト・アイスクリームなどの容器、ファストフード店で利用される耐油機能を備えた容器・包装紙など、食品用途向けの各種原紙を製造してきたが、今回、イノベーション推進本部パッケージング推進センター(今年4月設置)を中心に、プラスチックに替わる、生分解性プラとさらなる機能を備えた紙製品の開発を進めていく。
生分解性プラの開発は、王子エフテックスで、パルプを生分解性プラであるポリ乳酸と複合化した樹脂ペレットの開発を推進。パルプを複合化することで成形品の剛性が向上、耐熱性(熱変形温度)も改善され、射出成型時間の短縮、成形品の用途の拡大が期待されており、現在ユーザーへのサンプル提供を開始している。
従来、生分解性プラ原料に使用される糖液(グルコース)は、主にサトウキビやトウモロコシなどの可食原料から製造されているが、同社グループではバイオエタノール製造で培った要素技術(酵素回収、連続製造)を応用し、非可食原料の木材(セルロース)から糖液を効率的に製造する技術を開発。今後、糖液の量産体制を整備するとともに、将来的には生分解性プラの自社開発、または提携による開発を目指していく。
一方、さらなる機能を備えた紙製品の開発では、主にプラスチックが使用されているバリア性を有する包装材料を紙に置き換えるために、再生循環型の包装材料を開発した。同開発品は水蒸気と酸素の両方に対してバリア性を持つマルチバリア紙であり、紙単体で水蒸気に対しては一般のバリアフィルム並み、酸素に対しては蒸着フィルム並みの高いバリア性能が得られている。
また、紙コップふた(トラベラーリッド)についても、プラスチックふたが主流となっていることから、生分解性のある再生可能な「パルプ」を原料とした紙製のふたを開発。同開発品は、耐水性、耐熱性を持っており、ホット用・アイス用の紙コップのふたとして使用可能だ。
さらに、王子エフテックスでは、紙製ストロー原紙として使用可能なサンプル提供を開始。耐水性を有し、スパイラル加工による紙ストローの製造に適している。
2018年10月9日
2018年10月9日
宇部興産はこのほど、都市緑化機構が主催する「みどりの社会貢献賞」を受賞した。
同賞は、緑地の良好な管理運営や都市緑化の推進、緑地の保全に関する各種活動を通じ、緑地の市民開放などによる地域社会への貢献や、生物多様性保全、環境改善などに顕著な功績が認められ、全国の範となる企業の取り組みを表彰するもの。6回目となる今回は、同社を含め3社が受賞した。
同社の受賞は、以下の2点が高く評価された。①1950年代に発生した煤塵問題を契機として、山口県宇部市が開始した都市の美化運動(現:宇部市花壇コンクール)や、1961年から始まった国内最古の野外彫刻展(現:UBEビエンナーレ)に参加・協力するなど、都市緑化の普及・啓発と街の活性化への功績。
②山口県内陸部の伊佐地区(美祢市)から臨海部の宇部地区(宇部市)に至る宇部興産専用道路で、騒音・粉塵が近隣住民の生活環境を阻害しないよう、樹林地と草地の適切な管理を行っていること。
なお、表彰式は山口市で開催されている「第35回全国都市緑化やまぐちフェア」(9月14日~11月4日)の中心行事「全国都市緑化祭」の記念式典(10月3日)の中で行われた。
2018年10月9日
積水化学工業・住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所はこのほど、「共働き子育て世帯」の生活・意識に関する実態調査を実施し、その結果を公表した。
「共働き子育て世帯」の多くが住まいづくりに関心を持っており、その困りごとを解決できる住環境の実現は住宅需要の活性化はもちろん、この世帯の暮らしをより充実した、豊かなものにすることで社会全体へ良い影響を与えられるものと考えられている。今回は〝家事〟〝子どもの留守番時の心配〟〝くつろぎと豊かさ〟について、生活実態とどのような捉え方をしているかを調査し、5つのポイントをまとめた。
家事では①ママの家事負担は大きい:家事負担の状況については、平日、ママは「2~4時間未満」(45.4%)、パパは「10分~2時間未満」(56.2%)が最多という結果。休日については、ママが「4時間以上」(51.6%)、パパは「2~4時間未満」(38.1%)が最多であり、平日、休日ともにママの家事負担が大きいことが分かった。
②洗濯物を〝干す場所〟にママのこだわりは強い:「住まいにどんなスペースがあるといいか」については、「屋根のあるバルコニー」(56.7%)、「室内干し専用スペース」(48.4%)と高いニーズを確認した。
子どもの留守番時の心配では③3大不安は「大地震や停電」「知らない人との接触」「戸締り」:「小学生の子ども」「中学生~大学生の子ども」だけでの留守番時間がある世帯に、心配に感じていることを聞いたところ、「大地震や停電」(前者54%、後者62%)、「知らない人との接触」(前者53%、後者50%)、「戸締り」(前者52%、後者46%)がトップ3だった。
くつろぎ&豊かさでは④ママは休日に自宅でゆっくり過ごしたい:理想の休日について聞いたところ、ママは「自宅で1人でゆっくりしたい」(42.8%)、「一切家事をせずくつろいで過ごしたい」(31.2%)、「外出して1人で過ごしたい」(20.2%)の順だった。
⑤ママが住まいに求める場所は持ち家世帯「ママコーナー」、賃貸世帯「ぐっすり眠れる寝室」:「住まいにどんなスペースがあるといいか」について聞いたところ、現在、持ち家の注文住宅、分譲住宅に住むママでは、1人でゆっくりと過ごすことができる「ママコーナー」(前者46%、後者44%)が「ぐっすり眠れる寝室」(前者33%、後者29%)よりも高い数値だった。
一方、賃貸のマンション・アパートに住むママは「ぐっすり眠れる寝室」(前者44%、後者46%)は「ママコーナー」(前者39%、後者40%)よりも魅力的に感じている傾向だった。
2018年10月9日
イソクラスト普及会はこのほど、園芸用殺虫剤「トランスフォーム・フロアブル」と水稲用殺虫剤「エクシード・フロアブル」の登録内容が、9月26日付で拡大したと発表した。
トランスフォーム・フロアブルに新たに作物登録が追加となるのは、白菜・非結球レタス・ピーマン・ナス・ブドウ・黄桃・スモモ・キク。エクシード・フロアブルは新たに無人航空機による水稲への散布が可能になる。
両製品は有効成分である「イソクラスト」(一般名:スルホキサフロル)を活用した、新規系統のスルホキシイミン系殺虫剤。野菜・果樹や水稲で問題になる害虫に対し、安定した防除効果が期待されており、ダウ・アグロサイエンス日本が2月から販売している。
トランスフォーム・フロアブルは各作物群のアブラムシ類・コナジラミ類・カイガラムシ類の防除に使用できる。
エクシード・フロアブルは水稲のカメムシ類・ウンカ類に対し安定した効果を示す。また、水稲の本田の防除の多くが無人航空機で行われている中で、無人航空機による散布が認可されたことは、今後の飛躍的普及が期待できる。
なお、イソクラスト普及会は、ダウ・アグロサイエンス日本と日産化学、北興化学工業で構成されている。