【化学企業 入社式訓示④】トクヤマ 横田浩社長

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2021年4月7日

 社会人のスタートを切るにあたり、今胸に抱いている志をもち続け、前向きに充実した会社生活を過ごしていただきたい。当

 社が100年以上にわたって構築してきた、徳山の恵まれた港湾環境を生かした石炭火力自家発電による競争優位のビジネスモデルは、脱炭素の潮流により転換が迫られている。今日から始まる新しい中期経営計画では、「事業ポートフォリオの転換」「地球温暖化防止への貢献」「CSR経営の推進」の3つの柱を掲げた大変革を打ち出した。

 2030年までに発電所のCO2排出を50%削減し、「電子・健康・環境」をドライビングフォースとする成長事業の売上高比率を現在の2倍の60%以上に高めるというゴールを設定した。それに合わせ、会社の存在意義を「化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客とともに創造する」に改めた。

 化学産業は世の中を変える可能性にあふれており、我々に課せられたミッションは環境と調和した幸せな未来を創造することだ。その実現に向け、ありたい姿を「マーケティングと研究開発から始める価値創造型企業」「独自の強みを磨き、生かし、新領域に挑み続ける企業」「社員と家族が健康で自分の仕事と会社に誇りをもてる企業」「世界中の地域・社会の人々との繋がりを大切にする企業」と、皆が心の底から共感できるように再定義した。

 トクヤマグループは今後成長する世界市場を相手に挑んでいく。そして会社の一番の宝は人材だ。より良い会社にできるどうかは社員一人ひとりの力量にかかっている。志を高くもちそれを実現すべく、日々勉強に励んでほしい。語学やICTスキル、仕事に必要な専門知識の習得はもちろん、様々な分野の人と関わり、仕事での実践を積み重ねながら人間力を磨き、世界で通用する人材を目指すことだ。

 「天は自ら助くる者を助く」とあるように、会社は目標に向かって自ら行動し努力する人を求めている。人生の限りある時間をいかに有意義に使うか、後悔のないよう日々目的をもって行動してほしい。

 最後に創業者岩井勝次郎の言葉「常に事業は艱難になり安逸に破る」を伝えるとともに、皆さんが元気で明るく、はつらつとした毎日を送られることを祈念する。

 

【化学企業 入社式訓示④】クラレ 川原仁社長

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2021年4月7日

 希望と意欲に満ちあふれた皆さんを迎え、たいへん嬉しい。私も今年社長になったので、同様のスタートだ。

 当社は創業時から「社会から得た利益は、社会に還元する」という基本理念で経営基盤を固め、社会福祉活動や公共的事業を行い、「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」ために、独自の卓越した技術で社会に貢献するという信念で発展してきた。社会的責任・社会貢献に関し、長い歴史で積み上げた実績が真の強みで、これを引継ぎ発展させるために一緒に進もう。

 さて、幸せな生活と、働き甲斐を感じて質の高い仕事をするには、健康が基本だ。健康管理には十分留意し、そして人格を確立してほしい。毎日の心掛けで「芯」ができ「価値観」が定まり、考え方や行動への自信に繋がり、組織やチームの中でのリーダーシップ能力が醸成される。

 仕事に取り組む際の心構えは3つ。1つ目は「分からないことは、遠慮せずに周りの人や先輩、上司に聞く」こと。初めての仕事には、謙虚に教えを請う姿勢が大切だ。最初は会社の仕組みや仕事の全体像、背景が分からず「何を知らないのかさえも分からない」だろうが、分かるまで聞き、しっかり覚えてほしい。

 2つ目は「与えられた仕事や役割でベストを尽くす」ことだ。実際の仕事はイメージとは違うかもしれないが、今後のキャリア・習熟度を勘案して用意している。与えられた仕事や役割に真摯に取り組み、小さな一つひとつの積み重ねが力となっていく。自分に起こる出来事と、今の自分を受け容れ、どんな仕事にも真摯に向き合い、誠実に取り組んで結果を出すと周りから信頼され、大きく重要な仕事を任せてもらえるようになるはずだ。

 3つ目は「自己研鑽を続ける」ことだ。これからが勉強であり、世の中には知らないことが山ほどあり、毎日新しい事も起こり、変化の連続だ。どのような職務も、世の中の動きや課題と無縁ではない。本を読み、話を聞き、講習や研修に参加して見聞を広め知見を深め、考える力を養ってほしい。

 最後に、現場実習では一番大切な行動原則としての方針「安全はすべての礎」を繰り返し聞くだろう。しっかりと学び、よく考え、理解し、配属時には全員が自ら体現できるようになっていることを切に願う。

ユニチカ 役員人事(1日)

2021年4月7日

[ユニチカ・役員人事](1日)▽取締役常務執行役員高分子事業管掌榎田晃▽常務執行役員技術開発本部長兼技術開発企画室長生産統括管掌北野正和▽上席執行役員高分子事業本部長グローバル推進管掌東京駐在松田常俊▽同役員フィルム事業部長中西雅之。

【化学企業 入社式訓示③】JNC 山田敬三社長

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2021年4月6日

 当社は今年、設立10周年を迎えたが、創業は115年前、1906年の曾木電気、そして、それに続く日本窒素肥料に遡る。再生可能エネルギーである水力発電事業を起こし、その電力を用いて国産肥料の生産を始めたのが化学メーカーとしての起源だ。創業から今日まで、一貫して未来の社会ニーズを予見しながら、数々の先端化学製品を開発し、世に送り出してきた。

 その歴史は順風の時ばかりではなく、幾多の困難な時代もあったが、どんなときも会社の行く末を社員自らが切り開いてきた。顧みれば、当社の歴史は社員の成長と会社の発展とが同時に進行しており、この先の皆さんの成長が今後の会社の進化につながる。是非とも将来のJNCグループを力強くけん引できる存在になってもらいたい。

 産業界には、DXの導入とその活用によって衰退する企業と進化する企業に二極化するという新たな産業秩序ができつつある。また、カーボンニュートラルに象徴される環境問題を背景にして望ましい未来に貢献できる企業とそうでない企業との選別が始まろうとしている。JNCグループでは、このような事業環境の変化を見据えて、各事業のリフォームに取り組み、強みを最大化できるよう検討を進めている。

 JNCグループの各支援機能も進化しているため、皆さんも、配属される各職場で既存の枠組みに捉われることなく自由闊達に意見を交換して、新たな構想を描き、それを実行に繋げていくことで、当社の競争力を高めると同時に自らの成長を促してほしい。

 仕事を進める中では、それぞれの価値観や判断基準が異なり、意見が食い違うこともあるだろう。そんな時は粘り強く意見の交換を重ねてほしい。そして、ひとたび結論が出たら、全員が一丸となって目標に向かって邁進し、必ず目標を達成していくこと。そういった当たり前のプロセスを数多く経験することが、皆さんの成長に繋がると確信している。

 最後になったが、本日、ここに集まっている同期の仲間は皆さんにとって特別な存在になる。この仲間と切磋琢磨するとともに、社内外の方々とも交流を深めてJNCグループの発展に貢献し、尊敬される人財になってくれることを心からお願いする。

【化学企業 入社式訓示③】日本ゼオン 田中公章社長

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2021年4月6日

 皆さんが社会への第一歩を無事に踏み出すことができたのは、皆さん自身の日々の努力は勿論のこと、生まれてから今日に至る家族や親族の支えがあったからこそだ。今まで世話になり育てくれた方々への感謝の気持ちを忘れてはいけない。感謝の気持ちは社会の基本なので、忘れないように。

 皆さんには今日から実践してほしい3つのお願いがある。1つ目は「夢をもち続ける」こと。皆さんが宣言した「ゼオンで叶えたい夢」は、若者らしくチャレンジ精神に富んだ素晴らしい夢で、大変頼もしく思う。「夢やありたい姿を真剣に追い求めるとすべてが変わる」ので、夢をもち続け、夢の実現に向け真剣にチャレンジし続けてほしい。

 2つ目は「会社を変える、ゼオンを変える」こと。事業環境は凄まじい勢いで変化し、顧客の真のニーズや価値観は多様化し、的確に把握することが難しくなってきた。仕事のやり方・考え方を大きく変えないと生き残れないという強い危機感がある。新しい価値を生み出す土台として、会社と社員のエンゲージメントを強化し、ダイバーシティ&インクルージョンをより深く浸透させていく。皆さんの力でゼオンを変えてほしい。

 まずは配属先の上司や先輩から仕事を教わるが、ゼロベースで「本当にこの仕事が必要なのか」「こうやったほうがいいのではないか」あるいは「もっと効率的にできるのではないか」などの視点で提案し、ゼオンを変える。そういう気持ちで挑んでもらいたい。

 三つ目は「健康であり続ける」こと。健康は当たり前ではない。朝起きて元気な体で会社に来て、いろいろなことに集中し挑戦して1日が終わることは、会社にとって非常に重要だ。これからも病気にならない、怪我をしないと心に決め、全員が現状より一歩でも健康になるよう鍛錬を重ねて、定年まで元気に仕事をしてほしい。以上、夢をもち続けること、会社を変える・ゼオンを変えるんだということ、健康であり続けること、の3点をお願いする。

 

【化学企業 入社式訓示③】積水化学工業 加藤敬太社長

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2021年4月6日

 新入社員の皆さん、積水化学グループへの入社おめでとう。今日、皆さんに申し上げたいのは、仕事を通じて自分自身の成長を常に意識してほしいということだ。2030年に向けた長期ビジョンの達成には、皆さんの成長が不可欠になる。

 私は「上向きのスパイラル」という言葉をよく使う。例えば、企業が好業績を続ければ、その勢いの下にヤル気や様々な才能のある人材が集まり、その多様な人材の活躍によってさらに業績が上がるということだ。逆のケースである「下向きのスパイラル」から「上向きのスパイラル」に転換させるためには、大変なエネルギーが必要になる。

 「上向きのスパイラル」を続けるためには、「自分に言い訳をしない」ことが大切だ。うまくいかない時は、自分に言い訳をするのではなく、どうすればこの状況を改善できるのかを考え抜いて、自分自身で実行し、上司や関連部署へ提案するなど、「前向きな行動に転換」してもらいたいと思っている。そういった一段上の行動を目指す姿勢は必ず相手に伝わり、「上向きのスパイラル」を呼び込み、そして、競合相手やライバルとの差をつけるのだと考えている。

 皆さんのこれからの社会人生活には、高く大きな壁にぶつかる日もあるだろう。しかし、その壁を乗り越えた先に「上向きのスパイラル」は続いている。自身の無限の可能性を信じて、自分に言い訳をせず、仕事に対して前向きに取り組み、挑戦を続けてほしい。

 一人ひとりの成長と「上向きのスパイラル」が積水化学グループの持続的な成長の原動力になる。これから一緒に頑張っていこう。

【化学企業 入社式訓示③】帝人 鈴木純社長

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2021年4月6日

 社会人、帝人グループ社員として、大きく成長し活躍することを期待している。企業が存在し続けるには、業績だけでなく社会から求められ続ける必要がある。今は「企業視点で良いモノを作れば売れる」という時代ではなく、社会のニーズを的確に把握し「社会にとって価値があるモノ・サービス」を提供し続けなければ生き残れない。そしてテクノロジーを「価値」に転換するイノベーションが求められている。

 皆さんも変化を糧に成長すべく、失敗を恐れず情熱をもって仕事にチャレンジしてほしい。会社は大きな変化・進化の真っ只中にあるので、それぞれの職場で大いに力を発揮し、より素晴らしく力強く存在感のある会社に変えていこう。

 皆さんへの期待とアドバイスは次の3点。第1は、社内外のコミュニケーションを大事にすること。お客様や上司・先輩・同僚など社内外の様々な価値観をもつ人たちときちんとコミュニケーションし、お互いに多様性を受け入れ考えを発信し合うことで、新たな考えや発想を生み出す。1+1を2ではなく3にも4にもするといった考え方や仕事の進め方が求められる。

 第2は、仕事には明るく、楽しく、真面目に、一生懸命に取り組むこと。好きな仲間や仕事だけを選ぶことはできない。仕事の価値は、取り組む姿勢で大きく変わる。まずは上司先輩の指導を素直に受け入れ、知識やスキルを自分のものとし、3年でその道のプロになる。目標を立て情熱をもって仕事にあたれば、必ず大きな成果と自己成長を実感できる。

 第3は、何事にも挑戦し続けること。皆さんには未来の社会をより良くし、イノベーションを起こして新たな価値を創造することへの挑戦が求められる。そして失敗と向き合う覚悟なしには成功しない。失敗を跳ね返すしなやかさと、最後までやり抜く熱意をもってほしい。

 皆さんには大きな成長と活躍の場がある。歯車の1つではなく、一人ひとりがエンジンだ。今抱いている意欲や情熱、志に加え、「会社を動かし、さらなる飛躍を実現するのは、ほかの誰でもなく自分自身なのだ」という当事者意識や主体性をもち続け、自身が誇りに思える会社生活を築いてほしい。

【化学企業 入社式訓示③】宇部興産 泉原雅人社長

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2021年4月6日

 皆さん、宇部興産への入社、おめでとう。本日、ここに70名の新入社員の皆さんを迎えることかができたことを、大変嬉しく思う。この貴重な集合研修の場を通じて、新しい仲間との、バーチャルではないリアルな人間関係を深めてほしい。

 皆さんには、長く当社で働いてほしいと思っており、会社としては皆さん一人ひとりが、やり甲斐をもって働ける様々な「場」を提供していくため、幅広い経験を積み重ねることにより、長い目で見たキャリア形成を図ってほしい。それぞれの場で、常に新たな知識を身につけ、任せられた職務領域については「自分が一番よく知っている」と早く言えるようになるため、プロ意識をもってしっかり取り組むようお願する。

 当社は120年を超える歴史のある会社だが、今、大きな転換点を迎えている。差し迫った大きな変化は、1年後に予定されているセメント関連事業の三菱マテリアルとの完全統合だ。これによりセメント事業については内需減少やカーボンニュートラルといった課題に対応するとともに、両社の強みを組み合わせることにより、新たな成長の絵が描けるようになる。

 一方で宇部興産本体は、機械部門はすでに完全別会社化し、自律的な成長を図っている。残った化学部門がいかに成長ドライバーとしてグループ全体をけん引していくかが問われており、事業のスペシャリティ化を今後一層加速させ、地球環境問題やデジタル社会、そして人々の生命と健康に貢献する企業として、事業構造改革を進めていく。

 当社の歴史はまさに自己変革の歴史だ。変化に挑戦する風土を今後も大切にしながら、我々の先輩たちが過去においてそうしてきたように、常に時代の要請に応じ新たな事業を起こし、ポートフォリオを組み換えていく考えだ。そのためには、当然のことながら若い力が必要になる。今やろうとしている変化への挑戦は、今後の当社を担う皆さんのためでもある。10年後・20年後の当社のさらなる発展のために、皆さんの若いエネルギーも結集し、力強く取り組んでいきたい。

出光ライオンコンポジット 出光の子会社化で社名を変更

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2021年4月6日

 出光ライオンコンポジットはこのほど、出光興産の連結子会社になったことに伴い、海外現地法人を含めて社名を「出光ファインコンポジット」に変更すると発表した。社名変更日は7月1日を予定している。

 出光ライオンコンポジットは、出光興産とラインの折半会社だったが、今月1日付で、出光興産がライオン保有の全株式を譲受した。出光ライオンコンポジットは、引き続き出光グループの一員として出光興産とのシナジー創出を模索していくとともに、環境配慮型商品をはじめとする新規複合材料の市場投入を通じて、ニューノーマル社会に貢献する新たな価値創造に取り組んでいく。

旭化成ホームプロダクツ ジップロックのアイデア100選、駅やウェブで公開

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2021年4月6日

 旭化成ホームプロダクツは5日、まだまだ先の見えない春の新生活を応援するため、「ジップロック」を活用した100のアイデアを集めた広告企画「2021年の春は一度きりだから。HELLO! IDEA100展」を、4月5~11日の間、東急田園都市線・渋谷駅B1F、A0・A1出口付近ハッピーボードに展示すると発表した。同時に特設ウェブサイト(https://ahp-web.jp/zl-helloidea)もオープンしている。

ジップロック HELLO! IDEA100 展
ジップロック HELLO! IDEA100 展

 「ジップロック」は昨年、無限大のアイデアを発信し、暮らしをサポートするために、ブランドメッセージを「HELLO! IDEA」に一新。今回の展示では、コロナ禍ならではの〝おうち時間〟を楽しくするアイデアやリモートワークを手助けするアイデアなど、厳選された100のアイデアをポップなイラストで表現しており、消費者の想像力で101番目のアイデアにつながっていくことを期待する。