ADEKA 4-6月期決算(12日)

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2020年8月18日

[ADEKA/4-6月期決算](12日)単位100万円、カッコ内は対前年同四半期増減率。▽連結=売上高67,849(▲3.3%)、営業利益5,046(12.3%)、経常利益4,512(6.7%)、純利益3,104(▲3.4%)。

 

カネカ 4-6月期決算(12日)

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2020年8月18日

[カネカ/4-6月期決算](12日)単位100万円、カッコ内は対前年同四半期増減率。▽連結=売上高126,644(▲14.9%)、営業利益2,029(▲71.0%)、経常利益823(▲85.0%)、純利益437(▲87.5%)。

クレハ 4-6月期決算(11日)

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2020年8月18日

[クレハ/4―6月期決算](11日)単位100万円、カッコ内は対前年同四半期増減率。▽連結(国際会計基準:IFRS)=売上収益31,465(▲1.7%)、営業利益2,512(▲44.7%)、四半期利益2,039(▲46.5%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益2,049(▲46.2%)。

 

AGC 伊モルメド社を連結子会社化、CDMOの事業を拡大

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2020年8月18日

 AGCはこのほど、遺伝子・細胞治療のCDMOサービスを手掛けるイタリアのモレキュラー・メディシン(モルメド社)の株式公開買い付けが終了したと発表した。応募株式は全体の93.23%相当で、支払い完了後にAGCグループの連結子会社となる。またその後、追加買い付け期間を経て上場廃止となる予定。

 遺伝子・細胞治療は、遺伝子、または遺伝子を導入したヒト細胞などを人体に投与する治療法で、現在注目されている最先端医療の1つ。この分野の発展はめざましく、現在世界中で進行中の治験数はすでに約1000件を超え、CDMO市場も高い成長が見込まれている。

 モルメド社は、自社の創薬を起点に、細胞加工・ベクター製造などのプラットフォーム技術を確立しており、大手製薬やバイオテック企業に対して、GMP対応の遺伝子・細胞治療薬CDMOサービスを提供している。

 今回の株式公開買い付けを行ったAGCの100%子会社・AGCバイオロジクスは、日本・米国・欧州の世界3極で、動物細胞と微生物を用いたCDMOサービスを提供。すでにハイデルベルグ工場(ドイツ)では、遺伝子・細胞治療薬の原料であるプラスミドの製造受託を事業化しており、モルメド社と大きなシナジーを発揮することが見込まれる。

 さらに、モルメド社の高品質な遺伝子・細胞治療薬CDMOサービスをAGCバイオロジクスのグローバルネットワークに組み入れることで、より大きな事業成長を見込む。

 AGCグループは、バイオ医薬品CDMO事業を含むライフサイエンス事業を戦略事業の1つと位置づけており、2025年に1000億円以上の売上規模を目指している。これまで合成医薬品CDMO、動物細胞と微生物を用いたバイオ医薬品CDMOで積極的な買収・設備投資を行い、その事業を拡大させてきた。今回の買収により、成長著しい遺伝子・細胞治療領域にまでCDMO事業の幅を広げグローバルに展開することで、製薬会社、患者、そして社会に貢献していく考えだ。