三井化学 経営概況、事業環境悪化で厳しい状況に

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2020年6月3日

橋本社長「長計を実現するため計画を立て直す」

 三井化学は2日、オンラインによる経営概況説明会を開催した。同社は今年度、長期経営計画「VISION 2025」(2016~25年度)の折り返し地点を迎える。これまでポートフォリオ変革に取り組み収益体質が強化されてきたが、米中対立の激化やコロナ禍などにより事業環境が大きく変化し、対応を迫られている。

経営概況を説明する橋本修社長
経営概況を説明する橋本修社長

 橋本修社長は「長計策定時には想定していなかった事業環境にあり、当社が目指す理想像と長計ターゲットに相違が生じていることに加え、ポートフォリオ変革も遅れている。これまでのレビューを行い、目指すべき方向性を出し、長計を実現するため計画を立て直す」とし、

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出光興産 役員人事②(7月1日)

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2020年6月3日

[出光興産・役員人事②](7月1日)▽常務執行役員資源部門統括(資源部、石炭事業部)、ベトナムプロジェクト担当鷺島敏明▽同役員石油化学統括(化学事業部、機能化学品部、出光ユニテック、プライムポリマー)本間潔▽同役員技術戦略、電材、アグリバイオ、リチウム電池材料、知財・研究担当(技術戦略室、次世代技術研究所、電子材料部、アグリバイオ事業部、リチウム電池材料室、知的財産部、エス・ディー・エスバイオテック)中本肇▽同役員製造技術統括(製造技術部、生産技術センター、出光エンジニアリング、昭和四日市石油、東亜石油、西部石油)前澤浩士▽上席執行役員販売統括(販売部、リテールマーケティング部、流通業務部、産業エネルギー部、アポロリテイリング、出光リテール販売、エスアイエナジー、出光クレジット、リーフエナジー、ライジングサン)森下健一▽同役員エネルギーソリューション事業統括(電力・再エネ販売部、電力・再エネ電源事業部、電力・再エネ企画開発部)兼電力・再エネ企画開発部長兼ソーラーフロンティア社長渡辺宏▽同役員需給統括(製品需給部、供給企画部、原油外航部、海外事業部、出光アジア、出光タンカー)飯田聡▽同役員最高財務責任者(経理部、財務部)酒井則明。

 

JXTGグループ 人事①(6月25日)

2020年6月3日

[JXTGグループ・人事①](6月25日)【JXTGホールディングス】▽秘書部(合同部)秘書2グループマネージャー小池隆央▽経理部(合同部)副部長仲鉢也寸志▽同業績管理グループマネージャー中村琢磨▽同IFRS決算グループマネージャー後藤祐二▽同税務グループマネージャー本山和久▽財務IR部(合同部)副部長森田正英▽同IRグループマネージャー井上亮▽未来事業推進部(合同部)事業推進1グループマネージャー吉田貴弘▽同事業推進2グループマネージャー島貫将司▽同事業推進3グループマネージャー六代玲子(6月30日)▽出向鹿島石油鹿島製油所事務副所長青木雅志▽関東第3支店総務グループマネージャー石渡良太。

ニチバンの3月期 インバウンド消費減などで減収減益

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2020年6月3日

 ニチバンはこのほど、動画配信による2020年3月期の決算説明会を開催した。売上高は前年同期比7%減の441億円、営業利益19%減の30億円、経常利益20%減の31億円、純利益45%減の18億円と減収減益だった。

 高津敏明社長はその要因に触れ、「日韓情勢悪化によるインバウンド消費の減少、

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出光興産 役員人事①(6月23日)

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2020年6月2日

[出光興産・役員人事①](6月23日)▽上席執行役員情報システム、総務担当(情報システム部、総務部)兼総務部長吉岡勉▽退任(上席執行役員人事部長)、東亜石油社長原田和久▽人事部長星野完(6月25日)▽上席執行役員経営企画、DTK推進、Next事業担当(経営企画部、DTK推進室、Next事業室)小林総一▽経営企画部長吉田有三▽電子材料部長明田川正敏(6月29日)▽内部監査室長石橋伸晃▽出光クレジット監査役玉田裕之(6月30日)▽退任(常務執行役員需給、販売担当(需給本部、販売本部))荒井裕治▽同(上席執行役員資源部門統括(資源部、石炭事業部))、7月1日付内部統制推進室シニアアドバイザー兼出光エンジニアリングシニアアドバイザー萩原栄治▽次世代技術研究所長西村公一▽プライムポリマー代表取締役副社長後藤浩樹▽同社監査役平野亮▽化学事業部河田礼二。

 

大洋塩ビ 人事(6月22日)

2020年6月2日

[大洋塩ビ・人事](6月22日)▽退任(社長)江守新八郎▽社長、東ソー取締役常務執行役員堤晋吾▽解兼取締役営業本部長、営業本部長谷真人。

エア・ウォーター 熱膨張性黒鉛事業、合弁会社化で成長

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2020年6月2日

 エア・ウォーターはこのほど、これまで単独で事業運営を行ってきた熱膨張性黒鉛(TEG)事業を、同社と東洋炭素および南海化学の3社の合弁事業とするために合弁会社を設立した。

 TEGは、天然の鱗片状黒鉛を硫酸によって層間化合物処理することで熱膨張特性を与えた特殊黒鉛製品であり、国内では唯一、エア・ウォーターが製造を行っている。加熱によって膨張することから、様々な形状に圧縮成形することが容易であり、熱や腐食に強く、気密性の高い素材として、自動車用エンジンガスケットや化学プラント用パッキンなどのシール部品材料として使用されている。

 また、膨張前のTEGをゴムや樹脂などの可燃性物質に混ぜておくと、火災時に膨張して断熱層を形成し、燃焼が広がるのを抑制する効果があることから、建築用断熱材や航空機用シートの難燃剤としても使用されている。

 同社は日本製鉄和歌山製鉄所構内でTEGを製造しているが、生産体制の効率化と新用途の開発が事業成長の課題であった。こうした中、製造技術とノウハウを持つエア・ウォーター、TEGの最大ユーザーであり豊富な技術とノウハウを持つ東洋炭素、製造に不可欠な廃酸リサイクル処理設備を持つ南海化学の3社が合弁会社を設立。緊密に連携することによって、これらの課題を解決し、TEG事業のさらなる成長を図る。

 今後、合弁新会社は、2022年4月の完成を目途に和歌山市内に新工場を建設する予定で、コスト競争力と安定供給力を備えた生産体制を構築し、放熱材などの電子材料分野をはじめとした用途開発に取り組む考えだ。