住友化学 情報開示の充実度で「IR優良企業賞」を受賞

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2018年11月19日

 住友化学はこのほど、日本IR協議会による第23回(2018年度)「IR優良企業賞」を受賞した。IR優良企業賞は、IRの趣旨を深く理解し、積極的に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなどの優れた成果を上げた企業を選び表彰する制度。

 今回は同社の①決算説明資料などの情報開示が充実しており、独自に作成する「インベスターズハンドブック」などの説明資料が、アナリストなどから高い評価を得ている②経営トップをはじめとして全社的なIRへの意識が高く、説明会やミーティング後に得た投資家などからのフィードバックを基にIRの継続的な改善に取り組んでいる③IR部門による説明が明確でわかりやすい④ESGへの取り組みや事業説明会など、非財務情報開示にも積極的に取り組んでいる-などが高く評価された。

 今年度は同選考で、日本IR協議会会員企業のうち応募企業299社の中から、IR優良企業大賞1社、住友化学を含むIR優良企業賞7社、IR優良企業特別賞3社、IR優良企業奨励賞2社、日本IR協議会設立25周年記念表彰・特別賞1社が選定された。

 同社は、2015年度に「IR優良企業特別賞」を受賞している。また今回は、日本IR協議会設立25周年記念表彰の一環として「IR向上企業」「IR継続企業」が公表された。

 住友化学は、対象期間中に審査委員の高い評価を安定的に得ており、IR向上を目指す努力が認められIR向上企業にも選ばれた。住友化学は今後も、適時・適切な情報開示や、幅広いステークホルダーとの対話を通じて、企業価値の向上に努めていく考えだ。

三井化学グループ 「アグロ・イノベーション2018」に出展

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2018年11月19日

 三井化学は、20∼22日に東京ビッグサイト(西1、2ホール)で開催される「アグロ・イノベーション2018」に、三井化学東セロなど2社と共同し、三井化学グループとして出展する。

 テーマに「We protect. You enjoy.」を掲げ、三井化学のフード&パッケージング事業本部からは長期貯蔵・輸出入用特殊包装資材の新製品「アドフレッシュ」、三井化学東セロからはOPP鮮度保持フィルム「スパッシュ」とPE鮮度保持フィルム「パルフレッシュ」、三井化学シンガポールR&Dセンターからは「青果物の輸出入検討用鮮度評価支援サービス」を出展する。

 同社グループは今回の展示で、海外との輸出入も視野に入れた野菜・果物の鮮度保持に貢献する製品と技術を提案する。

 アグロ・イノベーションは、日本能率協会が主催し、全国農学系学部長会議と日本農学会が学術共催する、農作物の生産・収穫・選果・加工・包装・販売での課題解決の場を提供する展示会の総称。

 三井化学らが出展する「VegeFruPack TOKYO2018」ゾーンをはじめ、9つのゾーンで各テーマにそった展示が行われる。来場者数は、同時開催展を含めて1万2000人を見込む。なお、同社グループのブース番号はA2-08。

ランクセス ドイツの拠点で微粉砕赤色顔料を増強

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2018年11月19日

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど、同国クレフェルト・ユルディンゲン拠点で、「バイフェロックス」と「カラーサーム」の微粉砕赤色顔料の年間生産量を5000t以上増強したと発表した。

 同社が提供する微粉砕酸化鉄顔料は、主に技術的に要求の厳しい塗料やコーティングシステム、プラスチックの着色用に使われている。微粉砕プロセスで製造される顔料の特徴は、強力な粉砕によって凝集物が大幅に低減され、分散が非常に容易にできること。高い色濃度と色安定性も提供する。

 同拠点では独自のラウックス法により、バイフェロックスとカラーサームの赤色顔料を製造している。黒色顔料を800℃まで加熱し、赤色顔料に酸化させる。これにより、特に安定した顔料となる。さらにこの顔料は、粉砕プロセスを経ることで独自の特性が備わる。

 まず、分散工程の高いせん断力下でも優れた色相安定性をもつ。さらに、最高800℃までの温度でも安定している。他の製造法で製造した赤色顔料(ヘマタイト、Fe2O3)の場合は、通常、最高400℃までの熱安定性になる。

 同社は酸化鉄顔料のグローバル製造ネットワークの最適化を継続的に実施しており、今回の増強は同拠点での「ボトルネック解消プロジェクト」の一環として行われた。

三井化学 人事(1月1日)

2018年11月16日

 [三井化学・人事](2019年1月1日)▽プライムポリマー社長、理事プライムポリマー取締役企画管理部長藤本健介▽執行役員 基盤素材事業本部浜田直士。

三井化学 淡輪社長が3年連続で最高益更新の見通し示す

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2018年11月16日

 三井化学は「2025長期経営計画」で掲げる営業利益2000億円の達成に向け、事業環境の変化や市況変動の影響を受けにくい体質を目指し、ポートフォリオ変革に注力していく方針だ。

経営計画を説明する淡輪社長
経営計画を説明する淡輪社長

 15日に開催された経営概況説明会で、淡輪敏社長は「大阪工場で発生した火災事故の影響を跳ね返し、今年度も3年連続で過去最高益を更新する見込みだ」との見通しを述べた。

 その要因として「成長3領域(モビリティ・ヘルスケア・フード&パッケージング)がしっかり伸びていることが大きい」とし、営業利益1000億円以上を確保する確実な成長軌道を描いていることを示した。

 続いて各領域の事業戦略を説明。「モビリティ」領域では、自動車ギア油・潤滑油添加剤「ルーカント」の市原工場新増設、オレフィン系エラストマー「タフマー」のシンガポール工場デボトル増強など、200億円の大型投資を決定した。

 淡輪社長は「各製品とも米国拠点を検討していたが

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JXTGエネルギー 「再生可能エネルギー」テーマにシンポジウム

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2018年11月16日

 JXTGエネルギーは14日、都内で第23回「新時代のエネルギーを考えるシンポジウム」=写真=を開催した。

JXTGシンポジウム 主催者あいさつとして、シンポジウム実行委員長の大田勝幸社長は「エネルギーを取り巻く情勢は大きな転換点を迎えている。そのキーワードは〝環境〟であり、カギを握るのが、太陽光や風力などの再生可能エネルギー(再エネ)だ」とした上で、「欧州諸国に比べて、わが国の再エネの電源構成が低い理由として、コストが欧州の2倍と高く、また発電量が一定ではない変動電源は安定供給の面でも課題がある。既存電源とのバランス、出力抑制などの電力系統の運用についても考えなければならない」と指摘した。

 そして「当社は今年9月、『再生可能エネルギー事業戦略室』を設置し、JXTGグループ全体の取り組みを強化している。今後は、

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デンカ 人事(12月1日、1月1日)

2018年11月16日

 [デンカ・人事](12月1日)【千葉工場】▽第四製造部長、同工場次長佐々木欣夫【ライフイノベーション部門】▽信頼性保証部総括製造販売責任者、同部門同部長兼管理課長兼品質保証課長兼 信頼性保証課長満野徹▽同部信頼性保証課製造管理者兼責任技術者、同部門同部信頼性保証課担当課長鈴木宏(2019年1月1日)【経営企画室】▽課長横手竜一【青海工場】▽経理業務部経理課長深町匠【デンカケミカルズホールディングスアジアパシフィックプライベートリミテッド】▽デンカケミカルズホールディングスアジアパシフィックプライベートリミテッドジェネラルマネージャー、グループファイナンス斉藤右【デンカシンガポールプライベートリミテッド】▽デンカシンガポールプライベートリミテッドヘッド、テクノロジー、メルバウプラント松田光央。

旭化成 草月文化事業と8つの素材で「いけばな」を制作

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2018年11月16日

 旭化成はこのほど、同社の製品素材を応用した〝いけばな〟「インスピレーションの結晶」を、草月文化事業(草月流、東京都港区)との共創により制作した。

 旭化成は技術と芸術の融合による新事業創出を目指し、草月流との共創を進めてきた。従来型の数値性能で表す工業的指標ではなく、「きれい」「ここちよい」といった気持ちを表現する感覚指標に基づく〝新しい研究開発手法〟への試みとなっている。

 今回は同社の繊維・樹脂・フィルム・分離膜の先端素材を草月流に提供し、草月流がそれらを応用して〝いけばな〟作品として制作した。同作品には、伸縮・屈曲に対する高耐久性、電力と信号伝送性に優れた伸縮する電線「ロボ電」、コットンリンターから生まれたキュプラ繊維「ベンベルグ」、人工皮革「ラムース」など、8つの素材が提供された。

 共創を行った草月流は、従来のいけばなに疑問をもち、「個性」を尊重した自由な表現を求めた初代・勅使河原蒼風家元によって1927年に創始。あらゆる素材を利用し、常に新しく、自由に個性を映し出す流派として、世界中で親しまれている。

 旭化成は、今回の新たな取り組みを通じて新規な視点での製品プロモーションや、潜在顧客の掘り起こしを模索していく。今後も技術と芸術の共創という考え方を世に発信することで、これまでとは異なる事業領域のパートナーとの出会いを促進し、新しい研究開発手法のきっかけの創出に取り組んでいく考えだ。

 なお、作品は同社受付エリアで12月7日まで展示されている(ただし、一般者の観覧は不可)。

ダイセル 近畿地方発明表彰で「発明奨励賞」を受賞

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2018年11月16日

 ダイセルはこのほど、今年度の「近畿地方発明表彰」(主催:発明協会)で、「省資源省エネルギー型の酢酸の製造方法(特許番号5662269)」が、「発明奨励賞」を受賞したと発表した。

 発明の実用化による社会貢献が評価された。発明者は三浦裕幸・清水雅彦・上野貴史・山口和夫・後藤健輔の5氏。

 内容は、メタノールと一酸化炭素の反応による酢酸の製造方法に関して、蒸発器の気化物の一部を凝縮させて反応器にリサイクルすることで、反応熱を効率的に除去する発明。蒸留塔などの装置の小型化、一酸化炭素のロス抑制などの効果があり、省資源・省エネルギーでの製造が可能になる。

 地方発明表彰は優れた発明などを生み出した技術者・研究者に対して行われるもので、1921(大正10)年からの歴史がある。表彰式は21日に和歌山市の「ダイワロイネットホテル和歌山」で行われる。

リケンテクノスの4-9月期 売上高と経常・純利益が過去最高

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2018年11月16日

 リケンテクノスは15日、決算説明会を開催し、常盤和明社長が2019年3月期第2四半期を振り返るとともに、今年度が最終年度となる中期経営計画の現状を説明した。

 4-9月期は売上高が前年同期比3%増の473億円、営業利益は同6%増の27億円、経常利益は同5%増の28億円、純利益は同34%増の16億円。営業利益を除く売上高・経常利益・純利益が過去最高となった。

 セグメント別売上高では、売上の7割を占めるコンパウンドは同3%増の330億円、フィルムは同4%増の68億円、食品包材は同1%増の54億円と、いずれも増収となった。

 地域別売上高については、日本が同4%増の257億円、アジアは同7%増の148億円、北米は同7%減の64億円だった。「アジアは大きく伸びたが、北米・欧州の

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