昭和電工の12月期 利益項目が赤字も今年度は改善見込む

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2021年2月18日

 昭和電工は17日、2020年12月期(1-12月期)の連結決算を発表した。売上高は前年比7%増の9737億円、営業損失194億円(同1402億円減)、経常損失440億円(同1633億円減)、純損失763億円(同1494億円減)となった。

 オンラインによる決算会見の中で森川宏平社長は、「昨年はコロナによる市況悪化の影響を大きく受け、様々な製品で出荷量が減少した。特に黒鉛電極は、 “昭和電工の12月期 利益項目が赤字も今年度は改善見込む” の続きを読む

東海カーボン 中計発表を5月に延期、現時点で見通せず

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2021年2月18日

長坂社長「今年後半から、電極事業は回復傾向に」

 東海カーボンはこのほど、決算説明会において中期経営計画「T-2022」(2020~2022年度)の進捗状況を説明した。同社は、コロナ禍により経済の先行き不透明となっていることから、中計を年次で見直す方針を取っている。長坂一社長は「ミクロ・マクロの両面で事業環境を見直す」とし、ローリング中計「T-2023」(2021~2023年度)については5月を目途に改めて発表する考えを示した。

 続いて、中計の進捗について説明。3つの基本方針である収益基盤の強化、成長機会の拡大、連結ガバナンス体制構築に引き続き注力するとし、成長市場への戦略投資で行ったM&AのPMI(経営統合)の進捗を示した。

 電極事業は回復が遅れているとしたが、「世の中の景気を見ると鉄鋼生産だけでなく全体が

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KHネオケムの12月期 減収減益も今期に回復見込み

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2021年2月16日

 KHネオケムは10日、2020年12月期(1-12月期)の連結業績について電話会見を行った。売上高は前年比18%減の773億円、営業利益41%減の56億円、経常利益43%減の56億円、純利益42%減の40億円となった。髙橋理夫社長は減収減益について、「新型コロナの影響で販売数量が10%減少し、国内ナフサ価格の22%下落による製品価格の低下、 “KHネオケムの12月期 減収減益も今期に回復見込み” の続きを読む

ADEKA 4-12月期決算(12日)

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2021年2月15日

[ADEKA/4-12月期決算](12日)単位100万円、カッコ内は対前年同期増減率。▽連結=売上高213,844(▲2.1%)、営業利益15,724(12.1%)、経常利益15,164(13.9%)、純利益10,404(2.9%)。

昭光通商 12月期決算(12日)

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2021年2月15日

[昭光通商/12月期決算](12日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高100,726(▲16.0%)、営業利益1,297(▲39.6%)、経常利益1,625(▲34.6%)、純利益2,585(42.5%)。

星光PMC 12月期決算(12日)

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2021年2月15日

[星光PMC/12月期決算](12日)単位100万円、カッコ内は対前期増減率。▽連結=売上高26,046(▲6.9%)、営業利益2,612(▲6.4%)、経常利益2,667(▲6.1%)、純利益1,685(▲14.1%)。

東亞合成の12月期 年前半の販売不振が響き減収減益

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2021年2月15日

 東亞合成は12日、2020年12月期の通期連結業績を発表した。売上高は前年比8%減の1334億円、営業利益11%減の123億円、経常利益14%減の131億円、純利益22%減の81億円。

 セグメント別に見ると、基礎化学品事業は減収減益。電解製品は、紙パルプ、金属・鉄鋼や自動車関連など広範な産業分野において需要が低調に推移し販売数量が低迷。アクリルモノマー製品は、年後半に向けて販売数量は回復したが年前半の販売不振および原料価格安に連動した製品価格低下が影響した。工業用ガスは需要回復が遅れた。

 ポリマー・オリゴマー事業は減収減益。アクリルポリマーは、紙パルプ向けや年前半における自動車関連向け製品の需要不振の影響などから販売数量が減少。アクリルオリゴマーは、年後半にかけて販売数量は回復したが年前半の販売低迷を補えなかった。高分子凝集剤は、輸出の減少や販売価格の低下が響いた。

 接着材料事業は減収減益。瞬間接着剤は、コロナ影響から国内外の市場において販売数量が低迷。機能性接着剤は、新規用途向け製品の販売開始はあったが、年前半の自動車関連やエレクトロニクス関連向け製品の需要が低調に推移したことや、一部不採算製品の販売を縮小した。

 高機能無機材料事業は増収増益。高純度無機化学品は、テレワークの拡大などに伴う半導体向け需要が年間を通し堅調に増加。無機機能材料は、コロナ影響から抗菌・抗ウイルスへの関心が高まり需要が増加したことに加え、電子部品向けイオン捕捉材の販売も好調に推移した。

 樹脂加工製品事業は減収減益。管工機材製品および建材・土木製品は、コロナ影響などから需要は低調に推移。ライフサポート製品は、年後半に向けて在宅介護向け製品などの販売数量が回復したが年前半の不振を補えなかった。エラストマーコンパウンドは、一部製品の需要低迷や東南アジアにおける新規開発案件の遅延などが響いた。その他事業は減収・営業損失となった。

 2021年3月期の通期業績予想については、売上高7%増の1430億円、営業利益14%増の140億円、経常利益13%増の148億円、純利益28%増の104億円を見込んでいる。