JSRは15日、ライフサイエンス事業のグループ企業であるKBIバイオファーマ(KBI)とセレクシスが、スイスのジュネーブで進めていたバイオ医薬品製造設備の拡張を完了し、オペレーションを開始したと発表した。
同施設を
2022年6月16日
2022年4月15日
2022年3月17日
2022年3月11日
トクヤマは10日、自家発電所で使用するバイオマス燃料のパームヤシ殻(PKS)に関して、天然林や生物多様性の保全などの観点から持続可能な調達を行うために、RSB認証およびGGL認証を取得したと発表した。
同社はGHG排出量の削減に向け、自家発電所の燃料にバイオマスの利用を進めており、中でもPKSは、代表的なバイオマス燃料と位置づけている。
こうした中、海外から調達するPKSの生産から加工、輸送に関するトレーサビリティや生産地の環境への配慮、合法性の担保は不可欠と考え、世界的な第三者認証機関による審査を受け、認証の取得を目指してきた。
RSB認証とGGL認証は、
2022年3月3日
2022年2月16日
2022年2月15日
2021年12月15日
三井化学は14日、大阪工場(大阪府高石市)にネステ(Neste)社のバイオマスナフサ3000tが到着し、エチレンクラッカーへの投入を開始したと発表した。
社会のカーボンニュートラル(CN)実現に向けたプラスチックの “三井化学 バイオマスナフサ、大阪工場で投入始まる” の続きを読む
2021年12月2日
SABICはこのほど、ポリエーテルイミド(PEI)樹脂「ULTEM(ウルテム)」と同様の高性能・加工性をもち持続可能性目標の達成に貢献する “SABIC 世界初のバイオベース高性能非晶性ポリマー” の続きを読む
2021年11月29日
2050年のカーボンニュートラル達成に向けて取り組みを加速する三井化学は、来月、そのバイオマス戦略の一環として大阪工場のナフサクラッカーでバイオマスナフサの投入を開始する。25日に同社が開催した経営概況説明会で、橋本修社長が明らかにした。当初は10月に計画されていたバイオマスナフサ投入だが、船便混乱の影響により11月の到着を予定するも、結果的に12月にずれ込む形となった。
バイオマスナフサを原料とする誘導品・製品群は、マスバランス(物質収支)方式により任意のバイオマス度を割り当てるが、それにはISCC(国際持続可能性カーボン認証)が展開する国際的なISCC PLUS認証が必要となる。
同社は子会社のプライムポリマーとともに両社大阪工場での同認証を取得。また将来のバイオマスナフサ導入に向け、市原工場や三井化学東セロについても同認証取得の準備を進めている。第1ロットとなる12月のバイオマスナフサの投入は3000tを予定。投入前だが顧客からの誘導品などへの引き合いは多く、第2ロット分の発注も終えている。
今回使用するのは、フィンランドのバイオマス燃料製造会社、ネステ社のバイオマスナフサ。植物油廃棄物や残渣油を原料に製造されており、石油由来原料を使用しない100%バイオマス由来のナフサになる。石油由来品に比べれば割高感のあるバイオマスナフサ由来品のコスト吸収や、今後投入量が増えれば原料調達の課題も抱えるが、まずは日本初のバイオマスナフサ導入により、三井化学は製品提供を通じたグリーンケミストリーを推し進めていく。