積水化学 アフターFITにらみ電力買売サービスを開始

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2019年4月16日

 積水化学工業は15日、都内で記者会見を開き、今秋に迎えるFIT(固定価格買取制度)の適用が終了するセキスイハイムの顧客などに向け、新たに電力〝買売〟サービスを開始すると発表した。

R&Dセンター所長の小笠執行役員(左)と住宅カンパニー・リフォーム営業統括部長の久宗執行役員
小笠執行役員(左)と久宗執行役員

 新サービス「スマートハイムでんき」は、FIT終了後のスマートハイム棟を対象に、太陽光発電(PV)の余剰電力を同社が買い取り、その電力をPVシステムを持たないスマートマイム邸に販売したり、同社グループの事業活動に使用するもの。

 今年11月から生じ始める、FITの適用が

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旭化成メディカル バイオプロセス事業で米国にTC開設

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2019年4月16日

 旭化成メディカルは15日、子会社である旭化成バイオプロセスアメリカ(AKBA)が同日に「マサチューセッツトレーニングセンター(AKBA-MTC)」を米国マサチューセッツ州チェルムズフォードに開設したと発表した。

AKBA-MTCを開設したビル
AKBA-MTCを開設したビル

 同社は、バイオ医薬品や血漿分面製剤といった生物学的製剤の製造工程に使用されているウイルス除去フィルター「プラノバ」や装置事業を始めとしたバイオプロセス事業を展開。

 AKBAは「プラノバ」の輸入販売や装置の開発・製造・販売を担っているが、今後米国でさらなる事業展開を行っていく上で重要となるマサチューセッツ州にて、AKBA‐MTCを開設した。AKBA-MTCでは「プラノバ」の使用に関する研修を含めた顧客への技術サポートを行っていく。 

 なお、当該所在地は、旭化成グループで救命救急医療事業を展開するゾール・メディカルの敷地内となる。同社は、旭化成グループのヘルスケア関連事業の一員として、これからも革新的でかつ信頼性に優れたバイオプロセス商材、装置および学術的サービスを提供し、生物学的製剤の安全性と製造効率向上に貢献していく。

日本ソーダ工業会 2月のカセイソーダ出荷は2カ月ぶりにマイナス

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2019年4月15日

 日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、2月のカセイソーダの出荷合計は前年同月比12%減の31万2千tだった。輸出が同40%減の5万3千tと、前月の大幅増から一転して大幅減になったことに加え、内需も2%減の25万9千tとなったことで、出荷合計は2カ月ぶりにマイナスとなった。

 内需を用途別に見ると、化学工業用は

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積水化学 大型高排水システムに大口径サイズを追加

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2019年4月15日

 積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは12日、「大型高排水システム」に、新たに口径125サイズ(直径140mm)を追加し、15日から発売すると発表した。

高排水システム75サイズ施工物件(タフグレー色)
高排水システム75サイズ施工物件(タフグレー色)

 同システムの特長は、サイフォン現象を連続的に発生させることで、排水能力が向上すること。これにより、同社従来品と比べ半分の口径の竪といにサイズダウンが可能となる。

 竪といをサイズダウンすることで、建物の外観をすっきりさせることができる上、配管材料の軽量化にもつながる。

 また、通常はグレー色が多い雨水排水管をカラー色にすることで、建物の意匠性が向上。施工性も良くなり、現場保管や運搬時のスペース削減にも貢献する。さらに、使用材料の減少による材料費削減と、施工性向上による工事費削減を実現する。

 業界初の大型建物用雨といを活用した同システムは、工場や倉庫・店舗などに使われる大型建物用軒といと「カラーパイプ(竪とい)」、サイフォン現象を連続発生させる専用部材の組み合わせにより、集中豪雨などに対応する高い排水能力を実現した。

 大型建物用軒といに「超芯(Vシリーズ・Pシリーズ)」と「特殊耐酸被覆鋼板(エスロコイル)」、専用部材には「高排水ドレン」「高排水エルボ」「高排水伸縮ソケット」を使用する。

 昨年1月に75サイズ(直径89mm)を発売した。従来の同サイズと比べ、約4倍の排水能力が確保できることが市場から高く評価され、採用物件が急増している。

 しかしながら、75サイズでは対応できない排水性能を要求される引き合いも増えてきており、さらなる大口径化を検討。EC市場の拡大による大型物流施設の増加や、老朽・更新時期を迎えた工場、倉庫、駅舎などの改修に広く対応するため、特に要望の多かった125サイズを先行して発売した。

 7月には100サイズを発売し、ラインアップを拡充する。

経産省 石油製品需要見通し発表、今年度のナフサは1.6%増

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2019年4月12日

 経済産業省はこのほど、2019~23年度石油製品需要見通しを発表した。ナフサについては、「エチレン原料需要」と「BTX原料需要」をもとに想定している。

 19年度のナフサは

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日食工 「フーマジャパン2019」にロボット分野を新設

2019年4月12日

 日本食品機械工業会(日食工)は11日、東京ビッグサイトで7月9~12日に開催されるアジア最大級の「食の技術」総合トレードショー「FOOMA JAPAN (フーマジャパン)2019 国際食品工業展」の記者発表会を行った。

昨年の会場風景。会期中、国内外からの来場者数は10万人超えた
昨年の会場風景。会期中、国内外からの来場者数は10万人超えた

 実行委員長を務める大川原行雄副会長(大川原製作所社長)は「食品産業では高品質化を図る技術や効率化のため、ユーザー業界は最先端テクノロジーに関心を寄せている。今回は新しい試みとして『エンジニアリング・ロボット・IoT』分野を設け、さらに出展製品の幅を広げた。また人手不足に対応する自動化技術、HACCP(ハサップ)の義務化に対する衛生対策など多岐多様なソリューションを提案している」と概要を説明。

 「食品ビジネスに携わる方々の情報収集や技術発見の場として、豊富なテーマのセミナーなどもあり、食品関連業界ビジネスのさらなる発展を後押しできるものと確信している」と展示会への抱負を語った。

 42回目となる今回は、全19分野に合計690社(うち43社が新規)が参加。注目度の高い新設の「エンジニアリング・ロボット・IoT」分野には、61社(全体比8.8%)が出展する。

 〝食の技術のニッポン力(りょく)〟をテーマに、食品製造プロセスの上流から下流まで「食」の安全・安心を基本に、省力化・省人化・高付加価値化をさらに追求し、進化を続ける実機のデモンストレーションと併せ、世界に誇る日本発の技術と製品をユーザー業界に提案していくという。

FOOMAビジネスフォーラムの講師 志村なるみ氏
志村なるみ氏

 例年好評を博している「FOOMAビジネスフォーラム」では、ABC Cooking Studioの志村なるみ副社長を講師に迎える。20歳で起業し雑居ビルの一室から始まった「若い女性のための料理教室」を「クッキングスタジオ」という新分野へ進展させ、国内外で圧倒的支持を得るまでになった軌跡について講演する。

 女性視点を貫くビジネスモデルを先導してきた創業者としてのこだわりや、9割以上が女性スタッフという同社の人材観についても語る予定(事前登録制、聴講無料)。

 なお、出展社やセミナー・シンポジウムなどの詳細、事前登録については、「FOOMA JAPAN 2019」公式ウェブサイト(http://www.foomajapan.jp/)まで。

 

米国ポリエチレン輸出 2018年は約650万tに

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2019年4月11日

 貿易統計によると、2018年(暦年)の米国ポリエチレン(PE)輸出は前年比46.7%増の648万6000tとなった。前年から約200万t増加したことになる。香港やイスラエルなど数カ国は前年比マイナスとなったが、中国も暦年では17%増となるなど、総じて各国向けに2桁以上の高い伸びとなった。米国においてシェール由来の大型エタンクラッカーやPE設備が次々に立ち上がり、世界各地に向けて輸出が本格化している状況だ。

 品目別にみると、高密度PE(HD)が前年比26.2%増の

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