アジア地域の石化市況では、エチレンは市況の上昇基調が止まらず、2月第1週は1050~1100ドル/tと下値は10週ぶりに1000ドル超での取引となった。
エチレン市況は、昨年9月から中国経済の変調を材料に下落傾向となり、12~1月上旬には800ドル台まで急落した。しかしOPEC減産による原油・ナフサ価格の反発に加え、海外プラントのトラブルなどにより需給がひっ迫したことで、様子見だった需要家の買い意欲が戻っている状況だ。
ナフサとのスプレッドも
2019年2月26日
2019年2月25日
2019年2月25日
2019年2月22日
2019年2月22日
石油化学工業協会が21日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、1月のエチレン生産は前年同月比1%減の58万800tで、3カ月連続でマイナスとなった。稼働プラントの平均稼働率は98.4%となり、4カ月連続で95%を上回った。
他の17品目については、主に稼働率要因から、低密度ポリエチレン(LDPE)や高密度ポリエチレン(HDPE)、塩ビモノマー、エチレンオキサイドなど12品目がマイナス、ポリプロピレン(PP)やポリスチレン(PS)、SBRなど5品目がプラスとなった。
また、業界筋によると、
2019年2月21日
2019年2月21日
2019年2月21日
2019年2月21日
積水化学工業住宅カンパニーは、スマートハウスをより普及させるため、太陽光発電システム(PV)と蓄電池、電気自動車(EV)を組み合わせた新機能を「スマートハイムTB」シリーズとして製品化した。PVと蓄電池、EVを接続するV2H(Vehicle to Home)スタンドの3機器を、1つのシステムとして連携するトライブリッドパワコンを標準採用し、暮らしに合わせた電気の使い方を提案する。

同社では2014年に業界で初めてEVとPVが系統連携した住宅「VtoHeim」を発売した。昨年4月から順次、トライブリッドパワコンを採用した新機能を開発。新たに「スマートハイムTB」を開発したことで、従来品とともに「スマートハイムTB」シリーズとし、北海道・沖縄と離島地域を除く全国で、23日から戸建て商品に展開することにした。
「スマートハイムTB」はトライブリッドパワコンとPVで構成している。EVを保有していない新築時に、2つの機器だけを設置することで、初期費用を抑えることができる。EVを購入した際には、リフォームでV2Hスタンドを増設でき、自宅でも屋外コンセント(200V)の約2倍速での充電が可能になる。

従来品のうち、「スマートハイムVtoHeim TB」はトライブリッドパワコン・PV・V2Hスタンドで構成。EVを買い物や送迎、週末に利用する家庭向きで、EVが家にある時は蓄電システムとして使用できる。災害時にはPVからEVへの充電、EVから家庭内への給電が可能だ。
「スマートハイムPlus TB」はトライブリッドパワコン・PV・蓄電池から成る。蓄電池を設置することで、自然災害などによる停電時にも、生活に必要な最低限の電力を確保することができる。蓄電池は暮らし方や家族構成に合わせ、4kWhと8kWhの2つの容量から選べる。EVを購入した際には、リフォームでV2Hスタンドを増設できる。
「スマートハイムVtoHeimPlus TB」は、トライブリッドパワコン・PV・蓄電池・V2Hスタンドで構成されている。日常は電力会社からの電力購入を減らせて経済的。通勤などで日中、EVの不在時に停電が発生しても、蓄電池があるので電気を使うことができる。長期の停電でも蓄電池に加えEVの蓄電システムから給電できるため、消費電力が多い二世帯住宅でも安心だ。4パターンのいずれも1つのリモコンで操作が行えるので、増設時や停電時も容易に機能を使いこなすことができる。年間の販売目標は1000台。
同社では「バリエーションを拡充することで、多様な家族構成や暮らし方に対応していきたい」と話している。
2019年2月20日