WTI原油価格は11日、
5月11日のWTI、ブレント、ドバイ原油価格
2022年5月13日
2022年5月13日
2022年5月12日
クボタケミックスは11日、塩化ビニル管およびポリオレフィン管類について、6月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、塩ビパイプ類、ポリオレフィンパイプ類が「20%以上」、継手類全般、その他樹脂関連製品が「10%以上」。
ウクライナ問題を契機に原油・ナフサ価格が一段と騰勢を強めていることに加え、エネルギーコストや運賃の上昇も続いている。こうした中、国内樹脂メーカー各社は、昨年来4度目となる樹脂の値上げを打ち出した。
同社は、今年2月の価格改定に続き、短期間で再値上げすることは市場や顧客への影響が大きすぎると考え、樹脂値上げの回避に向けメーカーと交渉を続けてきた。しかし、原料調達面に支障が出始めたことから、製品の安定供給を優先し、やむなく値上げを受諾した。さらに、その他の素材価格や物流費なども引き続き上昇が続いている。同社は、こうしたコスト上昇が自助努力で対応できる限界を遥かに超えていることから、価格改定を決定した。
2022年5月12日
2022年5月12日
2022年5月12日
2022年5月11日
DICは10日、100%子会社のDICマテリアルが、不飽和ポリエステル樹脂およびビニルエステル樹脂について、6月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、不飽和ポリエステル樹脂が「47円/kg以上」、ビニルエステル樹脂が「28円/kg以上」。なお当該製品の値上げは3月以来となる。
原油・国産ナフサ価格のさらなる高騰と原料メーカーからの採算是正に伴い、原料価格が大幅に上昇している。加えて、昨今の世界情勢に伴うエネルギー価格の高騰もあり、ユーティリティ費用、物流費、容器費、設備保全などのコストも上昇が続く。同社は、コスト上昇を自助努力で吸収することは極めて困難な状況にあることから、安定供給と事業継続を図るために、価格改定が避けられないと判断した。
2022年5月11日
2022年5月11日
2022年5月10日
2022年5月10日
東洋スチレンは9日、ポリスチレン(PS)樹脂およびPS難燃樹脂「トーヨースチロール」について、6月1日納入分から値上げすることを決定し、各需要家との交渉に入ったと発表した。改定幅は、GPグレード、HIグレード、特殊グレード、難燃グレードとも「46円/kg以上」。
PSは四半期ごとの価格改定が通例だが、今回、7月の価格改定を1ヵ月前倒しするかたちとなっている。その背景として、4月以降、主原料のナフサ・ベンゼン価格の騰勢が続き、スチレンモノマー価格が大幅に上昇していることや、製造に関わる原燃料・副原料価格などが上昇していることが挙げられる。
同社は、継続したコスト低減活動に取り組んでいるが、これらのコスト上昇は自助努力を超えるものであり、製品の安定供給と事業継続のため、価格改定をせざるを得ないと判断した。