東洋スチレン ポリスチレン樹脂を10月1日から値上げ

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2020年9月7日

 東洋スチレンは4日、ポリスチレン樹脂とポリスチレン難燃樹脂「トーヨースチロール」を、10月1日出荷分から値上げすることについて、需要家との交渉に入ったと発表した。 値上げ幅は、GPグレード、HIグレード、難燃グレードとも「10円/kg以上」。

 昨今の諸原料の高騰により、主原料であるスチレンモノマー価格が上昇している。同社では引き続きコスト低減に取り組んでいるが、これらの価格上昇は自助努力を超えるものであり、安定供給と事業継続を図るためには、適正な価格体系の維持確立が不可欠であると判断し、価格改定の実施を決定した。

 

DIC ポリスチレン製品などを10円/kg以上値上げ

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2020年9月4日

 DICは3日、ポリスチレン製品およびスチレン系製品について、10月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、「ディックスチレンGPPS」「ハイブランチ」「ディックスチレンHIPS」「エラスチレン」の各製品とも「10円/kg以上」。

 昨今の国産ナフサ、ベンゼン価格の高騰およびその他のコストの増加により、ポリスチレンの原料調達価格も上昇している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けてきたが、原材料価格の上昇を吸収することは極めて困難な状況にあり、今後の安定供給と事業継続を図るためには価格改定が避けられないと判断した。

 

日本ポリプロ PP全製品を13円/kg以上値上げ

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2020年9月4日

 日本ポリプロは3日、ポリプロピレン(PP)全製品を10月1日納入分から、「13円/kg以上」値上げすると発表した。

 原油価格は、OPECプラスの協調減産継続と各国の経済活動再開により、第2四半期(4-6月期)を底値として反転上昇している。国産ナフサ価格も、原油価格の上昇に加え、需給の改善もあり、第4四半期(10-12月期)には3万4000円klを超える水準になることが見込まれる。また、これに伴い用役、副資材、副原料などの諸費用も上昇してきている。

 同社は、厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の原料コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難な状況にあり、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン 原料高でPEを13円/kg以上値上げ

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2020年9月4日

 ポリエチレン(PE)の国内最大手である日本ポリエチレンは3日、10月1日納入分から同社のPE全製品を「13円/kg以上」値上げすると発表した。

 原油価格は、春先の新型コロナウイルス感染拡大の影響により大幅に下落した後、5月以降はOPECプラスの協調減産の継続などもあり、底を打って大きく反転上昇している。国産ナフサ価格も、原油価格の上昇に加え、最悪期からの需給改善も進み、第4四半期(10-12月期)には3万4000円/klを超える水準になることが見込まれ、それに伴い諸費用も上昇している。

 同社は、厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の原料コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難な状況にあり、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

ENEOS 9月のベンゼンACPは前月比5ドル高

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2020年9月3日

 ENEOSは1日、9月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を445ドル/tで決着したと発表した。8月のアジアベンゼン市況は、需給環境に大きな変化が無い中、原油の値動きに連れて上昇した。こうした市場環境を反映し、9月ACPは前月比5ドル高での決着となった。 

 なお、国内価格換算想定値は、52.2円/kgとなる。

PSジャパン ポリスチレン樹脂を値上げ、原料高に対応

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2020年9月2日

 PSジャパンは1日、ポリスチレン樹脂「PSJ‐ポリスチレン」を10月1日出荷分から値上げすることについて、需要家との交渉に入ったと発表した。改定幅は、全グレード「10円/kg以上」となっている。

 原油ならびにポリスチレンの主原料であるナフサ、ベンゼンが騰勢を続け、原料コストは大幅に上昇している状況にある。こうした中、同社は引き続きコスト低減に取り組んでいるものの、これらコスト上昇をすべて自助努力で吸収することは極めて困難であると判断し、価格改定の実施を決定した。