アジア石化市況 エチレン2ヵ月ぶり上昇も低水準

2023年2月28日

芳香族は上昇基調、春節休暇明け需要回復を期待

 アジア地域の1月第3週の石化市況では、エチレンは前週比15ドル高の785ドル/tで取引された。昨年11月第3週以来約2ヵ月ぶりの上昇となったが、春節休暇前に需要家の動きが停滞していることもあり、800ドル割れの低水準で推移している。ナフサとのスプレッドは

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UBE CPLの2月契約価格、8ヵ月ぶりに上昇

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2023年2月24日

中国の市況上昇が背景、足元はすでに調整局面に

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、2月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比220ドル高の1770ドルで決着した。昨年6月以来、8ヵ月ぶりの上昇となる。スプレッドについても、

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アジア石化市況 誘導品需要の減速で800ドル割れ

2023年2月21日

芳香族3製品とも大幅上昇、SMも強含みを継続

 アジア地域の1月第2週の石化市況では、エチレンは前週比55ドル安の770ドル/tで取引された。800ドル台を割り込むのは2020年11月以来、2年2ヵ月ぶりとなる。

 年明けで取引が少ない中、

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アジア石化市況 エチレンは825ドルに続落

2023年2月14日

ベンゼンは4週ぶり下落、SMは上昇基調を継続

 アジア地域の1月第1週の石化市況では、エチレンは12月第4週比45ドル安の825ドル/tで取引された。ゼロコロナ政策が解除される中、感染拡大により中国の経済が混乱したことや、年末年始の休暇に入ったこともあり、需要家の間で引き合いが弱まった。ナフサとのスプレッドも

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アジア石化市況 エチレンは870ドルに続落

2023年2月7日

芳香族3製品は強含み、SMも1000ドルが視野に

 アジア地域の12月第4週の石化市況では、エチレンは前週比10ドル安の870ドル/tで取引された。年末年始を控えていることや、ゼロコロナ政策の解除によりコロナ感染者が急増したこともあり、市場に活発な取引が見られなかった。ナフサとの

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塩ビ樹脂、2月インド向け輸出、前月比140ドル高

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2023年2月6日

米国品減少で需給が改善、在庫積み増しの動きも

  塩ビ樹脂(PVC)の2月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比140ドル高の1000ドル、中国その他向けが同70ドル高の885ドルで決着した。インド向けは5ヵ月ぶりに1000ドル台となり、中国向けも4ヵ月ぶりに800ドル台を回復している。台湾大手メーカーも、インド向け同90ドル高の930ドル(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同70ドル高の885ドル(同なし)で決着。両地域とも2ヵ月連続でプラスとなり、アジアの輸出環境が持ち直してきたことが伺える。

 インドは需要期に入り農業用パイプなどの引き合いが強まっている。しかし、海外メーカーが内需の不振で余剰となった玉をインド向けに輸出したため、昨年の夏場から輸出価格は下落基調を強めていた。こうした中、12月に入り、在庫調整がひと段落した米国品をはじめ海外品のインドへの流入が一服。需給バランスがタイト化したことで、先高観から在庫を積み増す動きが強まった。これを受けてインド向け輸出価格は反転し、1月に90ドル高となり、2月も140ドル高とさらに上昇する結果となっている。

 ただ3月についてはステイあるいは弱含みになるとの見方が出ている。2ヵ月間で230ドル高となった反動で調整局面になることや、在庫を積み増した需要家が様子見になることが想定される。また輸出価格が持ち直してきたことで、米国品や中国品が急増し、上値が抑えられるとの指摘もある。

 一方、中国は、行動制限による需要減退に加え、不動産問題が解消されないこともあり、PVCの内需が盛り上がりを欠く。また、輸入したPVCが使用される再輸出品も、輸出先である欧米の景気悪化で引き合いが弱い状況が続いている。1、2月の中国向け輸出価格の上昇は、インドの価格に引っ張られたとの見方が強く、3月についてもインド価格に合わせた値動きとなりそうだ。ただ、ゼロコロナ政策が解除されことで、中国経済が回復することへの期待が高まっている。中国政府の対策次第では景気が好転する可能性もあり、今後の市場動向が注目される。

 なお、日本の12月のPVC輸出は前年同月比12.5%減の4万3200tと5ヵ月連続でマイナスとなった。2022年累計では54万tとなり、前年から5万tも減少している(VEC発表)。2023年についても、輸出環境が改善しない限り、輸出量は月間4万t台で推移すると見られる。

アジア石化市況 エチレンは3週ぶりに小幅下落

2023年1月31日

芳香族3製品は上昇、スポット玉の買いが強まる

 アジア地域の12月第3週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル安の880ドル/tで取引された。原油・ナフサ安を背景に先安観が出ていることに加え、年末を前に需要が一巡していることもあり、3週ぶりに下落している。スプレッドは “アジア石化市況 エチレンは3週ぶりに小幅下落” の続きを読む

財務省 4Q国産ナフサ、7万2500円と下落

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2023年1月30日

1Qはスポット価格小幅上昇も円高背景に一段安

 財務省が27日に発表した貿易統計によると、2022年4Q(10―12月期)の国産ナフサ価格は、7万2500円/klとなった。3Q(7―9月期)比8900円安と大幅安で推移し、2四半期連続で下落した。

  4Qの動きを単月で追うと、

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