クボタケミックス PE管・継手並びに関連製品を値上げ

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2024年1月10日

 クボタケミックスは9日、ポリエチレン(PE)管・継手並びに関連製品について、今月22日出荷分より値上げすると発表した。改定幅は、水道配水用PE管、下水道用PE管、ガス用PE管が「20%以上」、それぞれの継手が「15%以上」。

 昨今、国内において原材料・素材市況、エネルギーコストなどの高騰や高止まりが続いていることに加え、それらに起因する部品や副資材類の価格も上昇している。同社は、これらのコストアップが製品の品質維持と安定供給を継続するために自助努力で対応できるレベルをはるかに超えていることから、今回の価格改定の実施を決定した。

 

デンカ スチレン系シートとBOPSを2月から値上げ

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2024年1月10日

 デンカは9日、「食品包材用スチレン系シート」および「デンカサーモシートBOPS」について、2月1日納入分より値上げすると発表した。改定幅はいずれも「15円/kg以上」。

 同社はこれまで、各種の合理化努力を実施し、原料価格などコスト上昇の吸収に努めてきたが、現行価格では安定供給と事業継続が困難と判断し、今回の値上げを決定した。

積水化成品工業 PSP値上げ、2月から「15円/kg以上」

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2024年1月9日

 積水化成品工業は5日、発泡ポリスチレンシート(PSP)「エスレンシート」について、2月1日出荷分から値上げすることを決定し需要家との交渉を開始したと発表した。改定幅は、一般原反・ラミネート原反ともに「15円/kg以上」。

 PSPの原料であるポリスチレン(PS)樹脂は、ナフサやベンゼン価格の上昇に円安も重なり値上げされている。同社は、こうしたコスト上昇分を自助努力だけで吸収することは限界があることから、安定供給と事業継続のため、今回、値上げを打ち出した。

 

 

サンディック OPSを値上げ、主原料のPS価格が上昇

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2023年12月25日

 サンディックは22日、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サンディックシート」について、2024年1月22日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 OPSの主原料であるポリスチレン(PS)樹脂の価格は、ナフサ、ベンゼンの高騰により、価格改定が打ち出されている。同社は、引き続き合理化に努めているものの、これらのコスト上昇を自助努力で吸収することは極めて困難な状況にあることから、価格改定の実施を決定した。

ジェイ・プラス アジピン酸系可塑剤など値上げ

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2023年12月11日

 ジェイ・プラスは8日、アジピン酸系可塑剤(DOA、DINA、D610A、DIDA)、ポリエステル系可塑剤、特殊可塑剤を12月16日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅は、アジピン酸系のDOAとDINAが「31円/kg以上」、D610Aが「21円/kg以上」。ポリエステル系が「30円/kg以上」、その他可塑剤が「20~74円/kg」となっている。

 対象製品については、原油やナフサの上昇、円安の進行により原材料費が高騰している。加えて、可塑剤の製造に関わる人件費や用役費、および輸送費も上昇している。こうした事業環境下、同社はコストの圧縮に努めているが、コストの上昇幅が大きく自助努力では吸収できないレベルとなっている。今後とも安定的な製品供給を維持していくためには今回、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

KHネオケム 化学製品値上げ、メンテナンス費用が上昇

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2023年12月8日

 KHネオケムは7日、各種化学製品について、2024年1月5日納入分から値上げすると発表した。

 対象製品は、「オクタノール」、「オキソコール900」、「ブタノール」、「イソブタノール」、「ノナノール」、「デカノール」、「トリデカノール」、「オクチル酸」、「キョーワノイック‐N(イソノナン酸)」、「ブチルアルデヒド」、「イソブチルアルデヒド」で、改定幅は「15円/kg」。

 生産設備の高経年化が進む中で、資材価格の高騰や人手不足により、プラントのメンテナンス費用が上昇している。同社は、コスト上昇を自助努力で吸収することは困難なことから、国内安定供給を維持・確保するために、価格改定が必要と判断した。なお、その他の販売品も価格改定の実施を予定している。