三菱ケミカルグループ オキソ製品を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年12月22日

 三菱ケミカルグループは21日、オキソ製品について、2023年1月4日出荷分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始したと発表した。

 対象製品は、オキソ製品(2‐エチルヘキサノール、ノルマルブタノール、イソブタノール、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、イソノニルアルコール)で、改定幅は「20円/kg以上」。

 同社グループは6月に価格改定を発表した。しかしその後も、製造にかかる電気・蒸気など用役費の高騰が継続している。さらに昨年から、修繕費を含む固定費、助剤および物流費が上昇している。同社は、今後も安定的な供給を継続するため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

東ソー 液体塩素を値上げ、「20円/kg以上」で実施

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2022年12月22日

 東ソーは21日、液体塩素を2023年1月25日出荷分から「20円/kg以上」値上げすると発表した。対象製品については、国内需要が堅調な中で国内市場は今後もタイトに推移すると想定されている。

 一方、修繕費などの固定費、ユーティリティコスト、物流費といった同製品の製造・販売関連コストは大幅に上昇しており、同社の事業採算は著しく悪化している。

 同社は国内電解メーカーとして、これまで国内の取引先に対し、液体塩素の安定供給に努めてきたが、こうした状況下、国内需要に対して安定生産・安定供給を継続するためには、今回の価格改定が必要と判断した。

三菱ケミカルグループ バイオマスOPSシート開発、透明性を維持

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2022年12月20日

 三菱ケミカルグループは19日、植物由来の樹脂添加剤を配合した二軸延伸ポリスチレンシート「バイオマスOPSシート」を業界で初めて開発したと発表した。

バイオマスOPSシート

 昨今、環境負荷軽減に

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東ソー ポリ塩化アルミニウム値上げ、来年2月から実施

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2022年12月19日

 東ソーは16日、ポリ塩化アルミニウム(PAC)を2023年2月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、ローリー納入品が「7円/kg以上」、キューブインボックス品が「10円/kg以上」。

 同社はこれまで、事業採算性改善に向けてあらゆるコスト削減策を実施し、製品の安定供給に努めてきたが、近年の原燃料価格高騰と製造設備・物流コストの上昇により、対象製品の事業採算は大幅に悪化している。こうしたコストの上昇は、自助努力のみでの吸収が困難な状況であることから、今後の事業継続と安定供給維持のため価格改定の実施を決めた。

 

東亞合成 工業用接着剤と粉体塗料を値上げ、1月に実施

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2022年12月15日

 東亞合成は14日、工業用接着剤製品と粉体塗料製品を、2023年1月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、工業用接着剤(「アロンアルフア」「アロニックス」「アロンメルト」「アロンマイテイ」、ホットメルト型、溶剤型ほか)と、粉体塗料「アロンパウダー」。改定幅はいずれも「10%以上」。1年ぶりに価格改定を実施する。

 背景には、原燃料価格の大幅な上昇による対象製品の収益圧迫がある。同社はこれまでも製造原価の低減を行ってきたが、自社努力だけでは限界があることから、今後も製品の安定供給を維持するには、製品価格の改定が必要と判断した。

 

日本液炭 液化炭酸ガスおよびドライアイスを値上げ

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2022年12月14日

 日本液炭はこのほど、液化炭酸ガスおよびドライアイスについて2023年2月出荷分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「20%以上」。

 同社はエネルギー市況高騰による電力料金の上昇や鋼材価格・各種原材料費の高騰、また原料を依存する製油所などの事業縮小による調達量減少を補完するためのコスト上昇に伴い、今年2月出荷分から「平均15%程度」の価格改定を進めてきた。

 しかし、それ以降も電力料金は大幅に上昇し続けており、足元のエネルギー市況・為替動向や脱炭素の潮流からも、製造に係わるユーティリティーコストは当分高止まりすることが想定される。

 また、原料ひっ迫による長距離輸送の増加や物流人件費の上昇など、安定供給のためのコストは、著しい上昇を続けている。こうした中、同社は、上昇コストの吸収は企業努力の範囲を大きく超え、従来価格の維持が困難なものとなっていることから、高品質な製品を継続的に安定供給するために、今回、改めて価格改定を決定した。

旭化成 MMAモノマーなどを値上げ、採算是正を図る

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2022年12月13日

 旭化成は12日、MMAモノマー、シクロへキシル・メタクリレート(CHMA)について、2023年1月10日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「20円/kg以上」。

 同社は、今年春に原料要因で複数回にわたり当該製品の値上げを発表したが、その後、原料だけでなく電気・ガスなどのユーティリティコストが大幅に上昇している。同社は、これらのコスト上昇は自助努力の範囲を大きく超えていることから、今後も国内で安定供給を継続するためには、さらなる価格改定が不可避であると判断した。

 

三菱ケミカルグループ OPSを値上げ、11月の価格改定に追加

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2022年12月12日

 三菱ケミカルグループは9日、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サントクリア」「ソフトクリア」について、2023年2月1日から値上げすると発表した。改定幅は「10円/kg以上」。

 昨今、原油価格をはじめとするエネルギー費用の上昇などを背景に、ユーティリティー費用、物流費、副資材費などの諸費用の上昇により、事業収益が大きく圧迫されている。

 こうした中、同社グループは、継続的なコスト削減に鋭意努力してきたものの、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、11月に表明した「10円/kg以上」の価格改定に追加するかたちで値上げを決定した。

東ソー トルエンとキシレン値上げ、採算是正で来年から

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2022年12月12日

 東ソーは9日、トルエンとキシレンを2023年1月1日納入分から、フォーミュラ価格のベースアップとして「10円/kg」値上げすると発表した。

 同社は、これまで事業採算性改善に向けてあらゆるコスト削減策を実施し、製品の安定供給に努めてきたが、近年の修繕費用増加などによる固定費の上昇、ユーティリティコストの上昇により、対象製品の事業採算が大幅に悪化している。

 こうしたコストの上昇は、自助努力のみでの改善には限界があることから、今回、安定供給継続のため価格改定の実施を決めた。