クラレは10日、メタクリル酸メチル(MMA)モノマーとメタクリル酸(MAA)の国内向け価格を、4月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「25円/kg」。
対象製品については、生産に関わる電力・蒸気などのユーティリティコストが大幅に上昇しており、これらのコスト上昇は、同社の自助努力の範囲を超えるものとなっている。こうした状況下、採算改善を行い、安定供給を維持するために価格改定が必要と判断した。
2023年3月13日
2023年3月9日
2023年3月8日
2023年3月8日
プライムポリマーは7日、ポリエチレン(HDPE、L-LDPE)とポリプロピレン(PP)を、設備維持費の高騰を主な理由に4月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「6円/kg以上」。ただし、一部製品については、加工費や副資材コストが上昇していることから、追加の価格改定を実施するとしている。
対象製品は、人手不足や資材価格高騰に伴う工事費の上昇などにより、設備維持費が大幅に増加。加えて、ユーティリティなどの諸費用も大きく上昇している。こうした厳しい事業環境下、同社はあらゆるコストダウンに取り組んでいるが、自助努力で吸収できる水準を超えていることから、値上げせざるを得ないと判断した。
2023年3月7日
2023年3月3日
2023年3月2日
2023年3月1日
2023年3月1日
2023年2月28日
DICはこのほど、子会社であるDICグラフィックスが、商業オフ輪インキ、油性枚葉インキ、UVインキ、新聞インキについて、4月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、商業オフ輪インキ、新聞インキが「20%」、油性枚葉インキ、UVインキが「10%」となっている。
昨今の世界情勢に伴う原材料およびエネルギー価格の高騰の影響で、ユーティリティ費、物流費、容器費などのコストが増加し続けている。さらに、急速なデジタル化の進展により、広告・書籍、新聞などの紙媒体に使用される印刷インキの需要が減少し、収益を大きく圧迫している。
同社は、これまで生産効率の向上や経費削減などに努めてきたが、これらのコスト増加分を自助努力だけで吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と品質の維持・向上を図るためには価格改定が避けられないと判断した。